花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

ケアハウスに入る事になった伯母のこと

2007年05月09日 | 高齢期の生活全般
 伯父の四十九日と納骨の法要に行って来た。
 葬儀の直後からしばらく、布団から起きあがる事もできない位体調を崩していた87歳の伯母が、法要ではようやく元気な様子を見せてくれて一安心した。
 多分、60年以上続いた農家の嫁としての勤めと、何一つ自分ではしない伯父の世話と、この数年間の介護で疲れ果て、精神のバランスが崩れて、うつ気味になっていたのだろうと思う。

 葬儀後の伯母の様子を心配した一人息子が、もう一人では暮らせないと考え、急いでケアハウスの入所を勧めた。伯母も納得し、来週、引っ越すと言う。
 今まで何から何まで一人でこなして来た人が、急に他人ばかりに囲まれて、三食昼寝付きの個室生活になったら、体を持て余し、痴呆が進むのではないだろうかと、私は心配している。

 法要の後で、身近な数人が伯母を取り囲んだ。入所後の事を聞くと、時々施設からバスで家に帰って、畑仕事を続けたいと言うのだ。
 それを聞いた伯母の姉妹達は、「もう畑の事は忘れて、これからはのんびり暮らすべきだよ」と忠告した。
 横から私が、「伯母さんの生き甲斐を無くしたら駄目だと思うよ。無理しない程度に、したい事を楽しむ方が良いと思う」と言った。
 いずれにするか、伯母自身が決めるだろうと思う。

 最後に私はみんなの前で、「やっと好きな事ができるようになったのだから、これからは私の遊びにも一緒に付き合ってね」と伯母に頼んだ。
 早速伯母は、まだ一度も行った事がない札幌の円山動物園に行きたい、と言い出した。そうしたらいずれも80歳代の二人の姉妹達も、一緒に行きたいと言い出した。今月の末にでも実現して上げようと思う。
 
 長年苦労してきた伯母には、親戚という以上に一人の先輩女性として、これからは体の自由が利く限り好きな事をして、幸せな老後の生活を送って欲しいと私は思っている。そのために私ができることは、全面的に協力するつもりである。

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