花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「中部ベトナムの旅」(3)

2017年02月15日 | 海外旅行「東南アジアⅡ」ヴェトナム、カンボジャ
≪ベトナム最後の「グエン王朝」の首都だった「フエ」≫観光(1)

2日目、この日の天候は晴れ。
最高気温は27度位という予報だったので、私は夏服姿をしてバスに乗った。
バスは朝8時半に「ホイアン」のホテルを出て3時間半走り、「ダナン」を越え、更に北の「フエ」に向った。
この辺りは、ベトナム戦争当時までは「南ベトナム」だった土地だ。
途中、川で牡蠣貝を養殖している光景や「フエ」の町の様子が見えた。養殖はオートバイのタイヤを半分に切って使っているようだった。
また、道路沿いにキリスト教の墓があった。フランスに支配されていた時代やベトナム戦争時代の影響なのかも知れないと思った。
「フエ」はベトナム最後の王朝が置かれていた歴史的な町で、「グエン王朝」の栄華を残す建造物群は世界遺産になっている。



           



         

①「カイディン帝廟」
先ず最初に向ったのは「カイディン帝廟」だ。
「フエ」はくの字型に流れるフォン川の北西に旧市街があるが、「カイディン帝廟」は南の小高い丘の上にあり、帝廟の上部から町を一望できた。
帝廟を造営したのは、12代目のカイディン帝その人で、西洋趣味を持っていたらしくあちこちに西洋式の建築様式が取り入れられたという。階段は北京の紫禁城を模しているように思えた。
ガイドによると、「統治していた時は悪い皇帝と言われていたが、今は良い皇帝と言われるようになった」そうである。確かに珍しい雰囲気のその廟には、世界中から観光客が沢山来ていた。
石段を登る毎に新たな建造物が現れ、頂上に作られた「帝廟」には「カイディン帝」の坐像が置かれていた。
二階部分には、豪壮な石碑を入れた建物が中央にあり、両側に象や馬、武官達の立像が作られ、廟を守っていた。
「帝廟」の壁は四季の花や鳥を立体的に描いた内部装飾がされていて、それに多くの瀬戸物やガラスがリサイクルされていた。
竹の部分には日本のビール瓶を砕いて埋め込んで作られていた。特別な場所なのにリサイクルしたもので作ったのを見たのは初めてだった。興味深かった。





     



 

②昼食は「宮廷料理」
先ずメニューが用意されていて、その順番に料理が出た。
人参を鳳凰鳥に細工して飾り羽の様に料理を盛り付けたのや、果物を台にして肉団子を飾ったりした装飾的な料理が多かった。味は薄味で美味しかったが、今ひとつお腹は一杯にはならなかった。



  

 
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