花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「四十九日」の法事から1週間

2019年03月26日 | 日記
「伯母の葬儀」から「四十九日の法事」まで、「儀式関係」の事やら「預貯金の凍結解除手続き」「未払い分の年金の処理」などで、毎日忙しい日々だった。
最後には今流行の「終活」や「相続」の記事が載っている「週刊誌」を図書館から借りて来て、伯母の死去に伴う諸手続きで漏れている事が無いかどうかをチェックした。
1つも手抜かりは無かった。「伯母の戸籍謄本がある市の市役所」に行ったり、札幌の「年金事務所」に行ったり、我ながら効率的に良くやったとホッとした。

加えて2月は、私自身の「確定申告」の手続きもあった。
前にも書いたが、伯母の「身体障害者手帳」は出したが「要介護4」の申告をしていなかった(聞かれなかったから)ので、市役所の税務課にも行って来た。
係りの人が調べてくれて、「『要介護4』を足せば障害者度は上がりますが、あなたの場合は既に控除の金額が限度まで行っているので、足しても減税額に変りはありません。」と言われて納得できた。
年金生活者なので、元々納付している今の税金が働いていた時の何分の一だから、還付される分もかなり少ないのだ。

暇になったので、図書館から本を借りて来て読書する事にした。市の図書館は、借用期間は2週間で、延長手続きをしたら更に2週間借りる事ができる。一度に借りられる冊数の制限は無いから、色々なジャンルの読みたい本を持てるだけ借りられる所が良い。
今回、先ず読んだのが「仏教」の解説本2冊だ。
中でも西条慎之介著の図解「仏の世界」が、分かり易く、興味深かった。
世界には沢山の宗教があるが、その内信者の数から言うと「キリスト教」「イスラム教」「仏教」が3大宗教になる。
3大宗教の基本的な考え方(教え)は、ほとんど変らない。ただ、「安息日」という教えは、「キリスト教」だけだという

「仏教」の考えの基本は、「無常」と「四苦八苦」だ。
「無常」とは「この世の動植物の生きとし生けるものは、全てが死ぬ。人も同じである」と言うこと
「四苦八苦」とは「人間の苦しみの種類」で、
「四苦」は「生」「老」「病」「死」に伴う基本的な苦しみ。
「八苦」は、

「愛別離苦(あいべつりく)」  … 愛する者と別離すること
「怨憎会苦(おんぞうえく)」  … 怨み憎んでいる者に会うこと
「求不得苦(ぐふとくく)」   … 求める物が得られないこと
「五蘊盛苦(ごうんじょうく)」 … 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないことだ

また、仏教の教祖「釈迦」は、「死後の世界」については何も言わなかったそうだ。
質問した弟子に「帰って来たものはいないから、分からない。」といい、「そんな分からない事を考えるよりは、いかに生きるべきかを考えよ」と言ったらしい。
インドで「仏教」が誕生してから、日本に伝えられるまでに数百年かかっていて、その間に少しずつ変化していった教えや修行、作法がある。
また、日本に伝えられてからも、修行僧によって幾つかの宗派に分かれていった。
しかしどの宗派も、人生には「無常」と「四苦八苦」の苦しみがあるという基本は、ほぼ同じらしい。
これなら私にも理解できると思ったし、「仏教」に少し近づいたようにも思った。

昨日からは「上野千鶴子」著「おひとりさまの老後」を読んでいる。
今、夫婦で暮らしていようが、親子、兄弟で暮らしていようが、長寿の人は、最後は望まなくても「おひとりさま」になる可能性が高いのが現代だ。
その時に、どういう生活のあり方が良いかを著者が体験調査し、研究した内容が書いてあって、読んでいると私の考えと同じ下りがあったり、また「そうか」と参考になる部分がある。
「時々お茶を飲んだり一緒に食事をする人を、数人作っておくのが良い」という下りには「そうだな」と思って、親しい人達の顔を思い浮かべた。
本の残り半分には何が書いてあるか、楽しみだ。
                                     





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