なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

COVID-19肺炎

2024年01月05日 | COVID-19

 12月29日にCOVID-19 と診断された79歳男性が1月4日に救急搬入された。

 高血圧症・糖尿病・認知症で市内のクリニックに通院している。12月29日は腎臓内科医が日直で出ていた。SARS-CoV-2の抗原検査で陽性だった。ラゲブリオ内服が処方された。

 その後1月2日と1月3日に食欲不振・低血糖で救急搬入された。処方はDPP4阻害薬(エクア)+メトホルミン500mg/日+SGLT2阻害薬(ジャディアンス)だった。外来で点滴をして、SGLT2阻害薬を休止するよういわれていた。

 1月4日は発熱が続き、食欲不振・体動困難での救急要請だった。救急当番の外科医(大学病院から)が血液検査と画像検査(CT)を施行していた。

 胸部X線・CTで右肺野にすりガラス陰性が散在していた。発症7日目になる。

 その日は呼吸器外来(大学病院から呼吸器内科・感染症内科に専門医)が来ていた。相談するとウイルス性肺炎にようだといわれた。デキサメサゾンと念のための抗菌薬(セフトリアキソン)で治療することになった。

 この程度なら入院治療自体は問題ない。認知症で自宅でも暴れるという点が一番の問題だった。体幹抑制はするとして、点滴を抜かれない工夫も必要だった。

 

 発熱外来ではほとんどがインフルエンザだが、COVID-19 がちょっとずつ増えてきた。

 

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