なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

腰椎穿刺

2018年10月27日 | Weblog

 水曜日に、内科外来の看護師さん(35歳女性)のことで、その日内科新患を診ていた内科の若い先生(地域医療で来ている専攻医)から相談された。

 日曜日に頭痛があり、月曜日から発熱(38℃以上)が出現した。月曜日の内科新患の先生(大学病院から出張=バイト)からアセトアミノフェンの処方を受けている。頭痛・嘔気・発熱が続き、食欲不振で水曜日にも外来を受診したのだった。

 項部硬直はないが、jolt accectuationは陽性。白血球数は正常域(減少気味)でCRPが4.0だった。意識は清明。外来処置室で点滴を受けていて、さすがにぐったりしている。小さな子供はいるが、症状がつらいので入院したいという。

 ウイルス性髄膜炎疑いだがどうしましょうかという相談だった。神経内科医もいたので、相談すると、やりましょうということになった。若い先生が自分でしますという。

 他の外来患者さんの検査結果を見るというので少し時間がかかる。その前に頭部CTと思ったが、妊娠していませんとはいうが、頭部MRIにした(異常なし)。髄液検査ではリンパ球有意の細胞を認めた。

 入院して点滴とアセトアミノフェンの点滴を受けていたが、金曜には解熱して食事摂取もできるようになった。それにしても、若い先生が腰椎穿刺は100回はやってますから、というのには驚いた。神経内科志望とはいえ、初期研修でそんなに実施するもの?。医療センターの初期研修はすごい。

 

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