昨日外科医に相談された。97歳女性が自宅で転倒して受診していた。頭痛・背部痛・胸部痛を訴えたので頭部CT・胸腹部CTを施行していた。骨折はなく、頭蓋内出血もなかった。心電図も異常はない。
両側肺にすりガラス結節(ground glass nodeles)が多発していた。これは何でしょうという。発熱はなく、炎症反応も陰性だった。通常の肺炎とするには奇異な形だった。
緊急性はないので、翌日の呼吸器外来(大学病院から出張=バイト)で診てもらうことにした。それで今日診てもらったところ、多発性の異型腺腫様過形成(atypical adenomatous hyperplasia:AAH)でしょうと言われた。年齢的に精査の適応はないので、経過観察になった(かかりつけのクリニックに報告のみ)。
胸部X線の本(初心者向けの)にも記載されていたが、多発することもあるのか。