横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

掃き溜めに

2006-08-30 21:28:57 | 近所

クズにホウキと続けば、行き着く先は掃き溜め。

去年はハキダメギクという名前の花を探し、
シロノセンダングサをそうかもとしれないと思ったりして、
きちんと分かったのは10月だった。
今年は、初夏からあちこちで咲くのを見てきた。


ハキダメギク(キク科)
直径5mmぐらいの可憐な花だが、
大正時代に南米から帰化したのを掃き溜めで見つけた
牧野富太郎博士が、掃溜菊と命名したそうだ。


ハキダメギクのギの肩からニを降ろしてメとキの間に入れれば、
ハキダメニキク(掃き溜めに菊)となって掃き溜めに鶴と同じだ。
これで、変な名前をつけたとそしられる牧野博士の肩の荷も降りるのではないか。
お後がよろしいようで・・・

ホウキグサ

2006-08-30 08:29:59 | 近所

ホウキグサ(アカザ科) コキア
そば畑の脇で写真を撮っていると、散歩中のお年寄りが話しかけてきた。
子供のころ上飯田(泉区)のほうの農家だったので、これを枯らせて箒にしたんだよ。
農家は広くてたくさんゴミが出るので、大きい箒に重宝したんだ。
1本植えると種が飛んでどんどん増えるよ。

勤めをやめて食が細っていたが、歩くようになってご飯が1膳増えたとか。


小さな花が実になって、トンブリの素にもなる。
もう1膳増えるかもしれない。

そのころには紅葉してきれいだ。
紅葉の様子は 畑のキャビア を参照。


蛇足:箒草は別名を箒木ともいうが、源氏物語の帚木は別の木のようだ。
源氏「帚木の心をしらでその原の道にあやなくまどひぬるかな」
空蝉「数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木」