横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ヤマホトトギスとギボウシ

2006-08-14 21:32:29 | 近所

ヤマホトトギス(ユリ科) 
きょう瀬谷市民の森の車道の傍で見た。
ホトトギスたちがユリの仲間とは形からは意外だ。


オシベ6本とメシベが立ち上がって上のほうで開く。
メシベは3本に分かれ、先端でまた2裂している。
斑点がある上に腺状突起というのか粒々が密生している。
どんな意味があるのだろうか。


ヤマホトトギス こちらは目黒の自然教育園で。
斑点の模様、大きさはいろいろなようだ。

幅の広い花びらが3枚、その間に幅の狭い蕚片が花びら状になったものが3枚。
これがユリ科の花の特徴の一つだ。
花びらのほうを内花被、蕚片のほうを外花被というのだそうだ。


コバギボウシ(ユリ科) コバノギボウシ
こちらはユリ科の花とすぐに納得できる。
自然教育園で最盛期だった。
一日花で、下を向いているのは昨日の花だ。


ギボウシの仲間もいろいろだが、
コバギボウシとオオバギボウシがもっともポピュラーだろうか。
蕾の形から擬宝珠と呼ばれることになった。


木に咲くマメの花

2006-08-14 08:59:27 | 近所

近くの瀬谷中央公園の南のはずれで
大きな木の上のほうが黄色くなっている。
なんだろうなあと思って下を見ると
一面にマメの花に似たものが落ちている。


エンジュ(マメ科) 槐(えんじゅ、かい)、黄藤
去年まで、こんなところに花が咲くのに気がつかなかったけれど、
これはエンジュにちがいない。
あまりにも上のほうではっきりした写真も撮れない。
去年見た別の場所で確かめたのが上の写真だ。


似たようなものに、ハリエンジュ(ニセアカシア)や ハナエンジュ がある。
(ハリエンジュ、ハナエンジュ)
これらはインゲンのような実がなるが、エンジュの実は少し形が違う。
球や楕円形の実が数珠のようにつながった面白い形だ。
10月ごろ撮ってみよう。


サッコウフジ(マメ科)ムラサキナツフジ、台湾サッコウ、薩摩サッコウ
萩はこれからだが、マメ科の木の花はほかにもある。
ご近所の生垣に咲く紫夏藤は低木の半蔓性で園芸的に親しまれている。
夏藤は見たことがないが白い花らしい。


花房は短くフジのように垂れ下がらない。
これに似た姿のクズの花もまもなく咲くだろう。
よく見ると豆のような莢の実が出来始めている。