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読書日和

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衆議院選挙6 憲法九条に自衛隊を明記

2017-10-15 16:55:05 | 政治
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今回の衆議院選挙では憲法九条改正も話題になっています。
安倍晋三首相率いる自民党は「憲法九条への自衛隊の明記」を公約に掲げています。
既に防衛面、災害救助面ともに存在の重要性を広く認められているのに、憲法の解釈によって「違憲だから解体しろ」と主張する人達もいて存在が不安定なため、憲法九条にしっかりと自衛隊の存在を明記しようというものです。
憲法九条に自衛隊の存在を明記するとなると、新たに九条三項を新設することになると思います。
そこで例として、九条三項が新設された憲法九条を考えてみます。

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1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
3.我が国は、諸外国の武力による威嚇又は武力の行使から我が国を自衛するため、自衛隊を有する。
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単純に自衛隊の存在を憲法九条に明記するだけでも大きな利点があります。
まず今の憲法九条について、日本政府は次のような解釈をして、自衛隊の存在は合憲と判断しています。

「この規定はあくまで侵略戦争(他国の領土を武力で侵略しに行くこと)をしないための規定であり、日本が他国から侵略を受けた場合に国家国民を守る権利(自衛権)は、明文化されてはいないが当然存在する。よって自衛隊の存在は合憲である。」

ところが、日本共産党や日本教職員組合(日教組)などの場合は杓子定規な解釈をし、「「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」とあるのだから、自衛隊の存在は違憲だ」と主張しています。
憲法九条に自衛隊の存在を明記することによって、これらの国内で自衛隊を「違憲のもの」として敵視し、潰そうとする反日左翼活動をしている政党や団体を完封できるようになります。

例えば日本共産党の場合、党の綱領に「自衛隊の解散(廃止させて潰すということ)」を書いています。
党の綱領に書かれていることはその政党が目指す政治の姿であり、日本共産党は自衛隊を日本から無くすことを目指しているということです。




10月7日、ネットの「ニコニコ動画」主催の各党党首討論会において、日本共産党の志位和夫委員長は「自衛隊は違憲の存在。いずれ解体させる。ただし解体させるまでの間、災害救助では働いてもらう」といったことを主張していました。
これは「日本共産党としては自衛隊は違憲だと考え敵視しているが、災害があったら隊員の皆さんは命をかけて国民の命を守ってください。ただしいずれ自衛隊は解体させます』ということです。
こんなことを言われたら、国家国民を守るために働いている自衛隊員達はどう思うでしょうか。
愕然として士気が下がってしまう懸念があり、ひど過ぎる政治主張だと思います。

日本共産党はさらに「日米安保条約の破棄」も党の綱領に書いていて、これらが実現した場合自衛隊も在日アメリカ軍も無くなり、日本を守るものが何も無くなってしまいます。
これは日本固有の領土である尖閣諸島の侵略を狙う中国に対し、「尖閣諸島のみならず、沖縄本島、その先の本土も、全て侵略してください」と言っているのと同じです。
中国による侵略を実現するために活動しているようにしか見えず、反日左翼政党の恐ろしさが現れていると思います。
また自衛隊も在日アメリカ軍もなければ北朝鮮が撃ってくるミサイルに対してもなすすべがないです。

しかし憲法に自衛隊の存在が明記されていれば、日本共産党や日本教職員組合(日教組)などが行う自衛隊を「違憲のもの」として日本から無くし、日本を弱体化させる活動ができなくなります。
少なくとも国内からの日本を弱体化させる活動を防ぎ、防衛における国内の地盤を今より強化することができます。
日本の場合は安全保障を脅かす勢力が国外(中国や北朝鮮)だけでなく国内(日本共産党や日本教職員組合など)にもいるため、国内からの自衛隊解体活動を防ぎ、国外に集中できるようになるのは大きいと思います。

平和とは、何もせずに今の憲法九条を信じてさえいれば守れるようなものではないです。
悪意ある他国(中国や北朝鮮)に侵略されずに済むために、外交、安全保障それぞれ打てる手を総動員して、やっと守ることができるものです。
国内から自衛隊解体活動をするような勢力が存在する以上、そのような勢力を完封できるように憲法九条を改善するのは当然だと思います。

私は憲法九条の条文を改正して抑止力(相手が「この国に攻撃を仕掛ければこちらもただでは済まない」と考え、侵略を思い止まること)を大幅向上させるのが最善だと思いますが、「憲法九条を今より改善できる」という点を重視し、安倍晋三首相率いる自民党の「憲法九条への自衛隊の明記」の取り組みを支持します。
憲法九条改正の第一歩を踏み出すべき時がきたのだと思います。
ぜひ国会で「憲法改正の発議」をし、国民に直接憲法改正について意見を聞く「国民投票」を実施してほしいです。