読書日和

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大津市の教育委員会

2012-07-11 22:28:32 | ウェブ日記
連日新たな事実が明らかになり、その隠蔽ぶりが白日の下に晒されている滋賀県大津市の教育委員会。
今日はこんなニュースがありました。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120711-567-OYT1T00824.html

以下に引用


追加アンケ公表、大津市長が教育長を3時間説得

大津市立中学2年の男子生徒の自殺後、市教委が全校生徒を対象に実施した2回のアンケートのうち2回目の追加実施分を公表しなかった問題で、生徒の父親(47)がこのアンケートを公表するよう市教委に求めたにもかかわらず、市教委側が「現時点では公表するかどうか、答えられない」と断っていたことがわかった。

市教委が追加アンケートを初めて明らかにした10日の記者会見も、父親には事前に知らせていなかった。父親は11日に市教委から連絡を受けたが、「本来は遺族への報告が先で、物事には順序があるはずだ」と話している。

父親によると、昨年11月の追加アンケートについては市教委から実施約1週間後に「新しい事実はなかった」と報告を受けただけで、1回目のアンケートの際に受け取ったような報告書は渡されなかったという。

追加アンケートの公表は、越直美市長が9日に「葬式ごっこをした」「『自殺の練習』と言って首を絞めた」などの内容が含まれていたことを知ったのがきっかけ。10日には沢村憲次教育長に対し、公表するよう約3時間にわたって説得。市教委側は同日夜にようやく記者会見を開いたが、父親には連絡しなかった。



これを読むと、教育委員会への怒りが湧き起こってきます。
何としても情報を隠すんだという強い意思を感じますね…
そして被害者の父親に対して極めて失礼。
都合の悪い情報の隠蔽と自分達の保身のことで頭がいっぱいで、被害者の父親など知ったことではないかのような酷い対応です。

2回目のアンケートが公表されなくて、被害者の父親が公表するように求めても断ったとのこと。
そのアンケートには「葬式ごっこをした」「『自殺の練習』と言って首を絞めた」などの内容があったようなので、明らかにこれを隠蔽したかったのだと思います。

今回2回目のアンケートが公表されたのは越直美市長が沢村憲次教育長に対し、公表するように説得したからとのことですが、その説得にかかった時間が3時間。
明らかに公表を渋ったということであり、根っからの隠蔽体質なのではないかなと思います。
私は越直美市長もあまり信用していませんが(男子生徒が自殺してから市としての対応が酷かった)、この説得についてはよく頑張ったと思います。

ところで、大津市教育委員会はいじめと自殺の因果関係について「判断できない」を繰り返しています。
どう見てもいじめが原因の自殺なのになぜそう言うのかというと、因果関係を認めてしまうと自分達が責任を問われるからだと思います。
それゆえに必死にアンケート結果を隠蔽し、加害者の生徒にも十分な聞き取りをせず、問題の沈静化に走ってきたのでしょう。
しかし今回、事件は全国的な注目を集めることになりました。
先ほどのNHKのニュースでは学校が滋賀県警の家宅捜索を受けているところが放送されました。
「いじめを巡って教育現場に警察の捜査が入るのは極めて異例」とのことです。
これはそれくらい事件が悪質だからにほかならないと思います。
もはやただのいじめではなく、殺人疑惑まで出ているのです。
おそらく妙な圧力がかからずに捜査が順調に進めば、加害者達はただでは済まないと思います。
被害者の無念を晴らすためにも徹底的に捜査して真相を解明してほしいです。
コメント
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