湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

幸せの青い爬虫類

2014-02-17 21:52:05 | あんな話こんな話
昨日ベランダの片付けをしていたら、箒ではいたゴミの中で何かが動いたのだ。
よく見たら、ヤモリだった(たぶん)。干からびて見えたので、はじめは死んでいるのかと思ったが、突っつくと首を曲げたり、ちゃんと歩いたりした。



「キャー!つまんで放り投げて」
と妻は言うが、かつてその妻の実家でやはりヤモリが壁を歩いていた時の義父の言葉を思い出した。

「ヤモリは家を守ってるんだ。だから余計なことをしちゃダメだ」

なんでも害虫を食べてくれるらしい。どちらかといえば縁起のいい生き物だそうだ。だから、そっとしておいたほうがいい。

「なんだ、生まれた時からヤモリがよく歩き回っている家で暮らしていたくせに、そんなことも知らなかったのかよ」
そして僕はちょっとエラそうに受け売りのうんちくを披露したのだ。

だからありがとう。これからもよろしくね。
このあと、外壁を登っていた姿を最後に目撃されていないが、極寒に耐えながらきっと頑張っていてくれるに違いない。
いやいや、トカゲ系のみなさんって、冬眠するんじゃなかったかな? だとしたら、起こしちゃったのかもしれないぞ。ひょっとしたら、暖かい場所を求めてもう他のウチへ行っちゃったのかも。お~い、ごめんよ~。帰って来てくれ~!

おびえる日

2014-02-16 18:11:13 | あんな話こんな話


昼過ぎ、『関東学院大学×横浜ウォーカー特別講座 横浜学』に参加した。午前中、夕方と用があったんだけど、大急ぎで往復だ。

会場のある関内へ行くのに大船駅で乗り換えるつもりが、うっかり乗り過ごしてしまう。でも、まぁ横浜駅経由で遠回りしても所用時間はほぼ一緒なので慌てることはない。
・・・と思っていたら、走行中に急停車だ。
「急停車しますのアナウンスのあとポーンとぶつかった」という一昨日の東横線脱線事故後の乗客インタビューが頭をよぎる。幸いポーンはなく、間もなく走り始めたが、また「急停車します」の声と共にブレーキ、体が進行方向にもっていかれる。さすがに乗客、身構える。
ところが、またしても何もなし。いや、後ろから追突されるケースはないのかと不安になったところで、線路内の安全確認を行ったというアナウンスあり。そして、すぐにまた発車。
「ぜんぶ雪のせいだ」。いや「ぜんぶ」は言い過ぎかな、「一部雪のせいだ」(笑)。

で、横浜駅に着くと、京浜東北線も遅れていてホームに人があふれている。遅れてきた電車に乗ると、遅延の理由は「線路内の安全確認を行ったため」とのこと。あっちこっちで、何度も何度もみんな怖い目に遭っていたのかぁ。

そんなこんなでずいぶん遅れてしまったぞ、途中で本を買っていこうと思い早めに家を出たんだけどね。オフィス街の歩道にはまだまだ雪が残っていてサッサと歩いて行けそうもないし、書店に寄るのは諦めよう。
セミナー会場に直行したのである。

「え~っと・・・はい、あの~、まだ用意ができていませんがー、あっ、え~っと、じゃあとりあえず受け付けだけさせていただきますね、お名前は・・・」
なんだろ、会場の受付の方の慌て様は。開場時間は12時半って書いてあったのになぁ。
「それでは、あちらのラウンジでお待ちください。申し訳ございません」
はーい。ラウンジに向かいながら時計を見たら・・・まだ12時15分だった!

やってしまった!
先日は遅刻だったが、今回は早過ぎた。年のせいなのか、これは紛れもなく認知症の兆しなのか。怖い。オレの頭の中の時計が完全に狂っている。
朝となく昼となく夜となく、腹時計だけは正確に時を刻み続けているんだけど。


写真は、関東学院大学関内メディアセンターのラウンジ。ほら、一番乗り(笑)。

喜び公園かけまわる夜

2014-02-14 20:09:07 | 自分四季報


一冬に、というか毎週末に大雪なんて、生まれて初めてのような気がするなぁ。
今日はシゴトを早じまいして地元まで帰ってきたので、写真を撮るために遠回りでもしようかと思ったのに、あっという間に日が暮れちゃったのだ。
なので、足跡のついていない公園をキュッキュッと歩き回ってから帰ってきた。


関内のさくら通り。クルマは雪をかぶっているけど、まだまだかな。


電車は遅れたり、間引きしたりなのに、ちゃんと長~い貨物列車は普通に行く。


雪国みたいだけど、大船駅。


平塚駅南口。海への一本道も霞んでいる。


停めてある自転車もこのとおり。


子供はかまくらをつくり、もちろん犬も駆け回っていた。


イッツ ア ワンタンフルワールド

2014-02-12 22:39:45 | B食の道


スープには特に深みがあるわけではない。でも、間違いなく普通においしい。
そのスープの中に、黄色っぽいクラゲ型のワンタンが3つ沈んでいた。
レンゲですくいあげたら、思ったより重量感がある。口元に運ぶとツルンと滑り込んだ。噛むとプルンとしてジワっと解け、コロコロと具が舌の上にあふれ出したのだ。

なんだ、これ。こんなワンタン、初めて。なんだか楽しい。そして何より、ちょっと濃い味付けが普通においしいスープとよく合うのである。
このツルン、プルン、ジワッ、コロコロが、あと2回も味わえると思うとなんだかもう嬉しくなってきた。



『天龍菜館』で頼んだのは、ランチの「ワンタンスープとチャーハン」。
メインのもう一品であるチャーハンは、「焼き飯」と呼びたいビジュアル。決して美しくない(失礼)。でも、その感じにかえってひかれる。こちらも普通にちゃんとおいしい。
大根と人参のお新香は、完全に和風。杏仁豆腐は、初めての生姜風味。これらがセットになって500円!
またしても中国四千年の歴史と出会っちゃった。

この店は市立みなと総合高校の裏手、中華街の中心からはちょっと離れた場所だ。どっちへ滑らせたらいいかわからない怪しい入口の扉。入ると4人掛けテーブル×2、2人掛けテーブル×2、壁に向いた席×2を小さな立方体の中にギュッと収めちゃったコンパクト感。冷たいと思ったグラスのウーロン茶があったかい喜び。ときどきビーッという音がすると料理が出てくるところをみると厨房は別のフロアにあるらしい造り。圧倒されるほど壁にビッチリ貼られたメニュー。そして、そのメニューをよく見ると・・・



なにからなにまでスゴイ店じゃん(笑)。

紹介してくれた おっさん二人飯の相棒曰く
「例えば、地方から出てきた友人に中華街の案内を頼まれこの店に連れて来たら、まずその佇まいを見て冗談だろと怒るだろう。しかし、実際にそこで食事をしたら、後々『俺は中華街通だぜ』なんて周りのひとにうそぶくだろうそんな店」

言い得て妙である。

さっそく「俺は中華街通だぜ」と言って回りたい(笑)。


1号一会

2014-02-11 18:05:29 | あんな話こんな話


サンダーバードといえば、僕は2号が好きで、次は4号。だから、2号がコンテナに4号を積み込んで出動するシーンにはわくわくしたものだ。
息子がまだ小さい頃、サンダーバードのおもちゃが出回った時期があり、僕が喜んで買い与えていた(笑)。
今日、片付けをしていたらその1号が出てきた。彼は1号が最も好きで、どこへ行くときも手にしていたものだ。しっかりした造りだったの壊れずに残っていたようだ(といっても小さなパーツは欠けている)。先端は少し曲がっていて、よく見ると噛み跡がある。あぁ、そういえば・・・。
こんなおもちゃを通して、突然幼かった頃の姿を思い出したりなんかしてちょっぴりせつなくなる午後だった。

街なかホワイトアウト

2014-02-10 21:17:17 | 自分四季報


いま思い出しても一昨日はスゴイ雪と風だったので、もう一度記録しておこう。
デジカメを構えるのも大変で、わけもわからずとにかくシャッターを押しちゃった一枚(笑)。
いったん地上に降りた雪が、横からの風で舞い上がる。ひどい時は数メートル先が見えない。いや、そんな時はもう目を開けていられない。もうダメ勘弁してと、頭を抱えたのだ。
雪国の人にとってはたいしたことないのかもしれないけれど、ぬくぬくと育っちゃった都会っ子?には、かなりインパクトの強い体験だった。
もっとも、そんな時間にわざわざ出掛けなければ、ひどい目にも遭わずに済んだんだけどね、そもそも(笑)。

白い兵隊さん

2014-02-09 18:26:02 | 自分四季報


夜半から雨に変わり、朝から陽が射してあんがい早く雪が解け始めてしまった。
それでもいつのより積もったこともあって、吹きだまりや日陰ではまだまだ雪が残っている。
おぉ、自動販売機の間ではスターウォーズのストーム・トルーパーが潜んでいた。ふだんはただのゴミ箱なのに、こんもり感と白は雪のマジックだ。

雪は降る、郵便も新聞も来る

2014-02-08 20:15:42 | 自分四季報


午後、どうしても買い物があってスーパーまで出掛ける。
幹線道路以外は轍も消えてしまいそうな雪の勢い。その雪は粉状なので強風で吹き上がり顔を直撃して痛い。これが吹雪ってやつか。ここまですごいのは初体験だ。

そんな中、郵便屋さんは両足を着きバランスをとりながらバイクを進める。「ご苦労さま」と声をかけずにはいられない。
そして、夕刊を届ける新聞屋さんも一緒だった。
「ごくろうさま。明日の朝もまた大変ですね」と声をかけると
「いったいどうなっちゃうのか。一応10時の予定なんですけど」とのこと。
そうか、新聞販売店までの道のりも、明日はあらかじめかかることを想定しているんだろうな。
いずれにしても、みなさん気をつけて。

僕の傘はとっくにおちょこになって骨が折れてた。


さて、メディアで比較される昨年1/14の大雪だけど、平塚ではこんな感じだったので、今回はビックリですね。


今日の雪は風も強く、吹き付ける、吹き上げるタイプ。


これじゃあ、うまく買えない(笑)。

いつものやつふたたび

2014-02-07 21:12:53 | あんな話こんな話
なぜかそこにある職場のキッチンで、なぜかそこにいる職場のシェフがウデをふるう第2回ランチ会が行われた。
20数名のスタッフなので、メニューは今回も鍋で。ところが、それとは別に寸胴が用意されているではないか。

「この間のイベントで好評だった出汁が残っていた ので、少ないけどこれも作りました」
そう言いながらシェフがフタを開けると・・・



おぉ、昨日セブンのおでんの話を書いたばかりだったが、僕の大好きなおでん種2品がプカプカゴロンゴロンしていたのだ。まるで僕の日記を読んでいたかのように(いや、読んでたら外すか)。
しかも、ご飯を大鍋で10合も炊いてくれたのでこちらも堪能。なんだかいつもの独りランチと変わらないメニューになっちゃったのである。みんなで食べるのもおいしいね。ごちそうさまでした。



セブンイレブンの店員さんたち、今日も手ぐすね引いて待ってたかもしれないけれど、行けなくてすみませんでした(笑)。また来週。

いつものやつ

2014-02-06 21:43:45 | あんな話こんな話


午後1時を回った頃、僕は職場近くのセブンイレブンに「おでん」を買いに行ったのだ。

おでん鍋の置いてあるレジにお客さんがいたので、別のレジにいた男性スタッフに「おでん、いいですか?」と声をかけた。
「 何にしましょう?」
と彼はおでん鍋に向かい手を消毒すると、躊躇することなく小さい容器を手にする。まるで僕が2~3個しか頼まないのをはじめから知っていたかのようにだ。
2品の名を告げて彼の箸の先を見ていたら、先客の清算を済ませた女性スタッフが「どーぞ」とレジスターのカードタッチ面に視線を投げる。
すると、そこはすでにタッチを待つランプが点滅していたのだ。あわててnanacoカードを出す。彼女、にっこり待っている。

えっ?と思ったら、「おでん2つ、打ちましたから」と言うではないか。
なんという手際、なんという連携。彼らは、僕の購買パターンの何もかもを予測していたのである!

さすがセブン、すごいなぁと感心しながら店を後にした。
でもさ、よくよく考えてみたら、僕は週に3~4回、同じ時間に同じ店に出かけては、おでんを、しかも大根か玉子かウインナー巻きのうちの2つをいつも買っていたんだった(笑)。
「今日もおでんおじさん来たぞ」なんて噂されているのかもしれないなぁ。


残念ながら写真はそのセブンのではなく、以前行ったおかめの再録です。すみません。