湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

立ち食いそバラ

2014-02-19 23:05:48 | B食の道


今日のランチは久しぶりに立ち食いそばと決めていた。
理由はない。ただなんとなく。まぁ、そんなときってありますよね。

ただ、いつもの『大門』ではなく、たまには新規開拓をということで『豊庵』を目指した。神奈川県庁の本館と新館の間の通りにある立ち食いそば屋だ。よく通る道だけど、こんな店があるなんて、実は気づいていなかった。だって、こんな外観だから。



これは、以前この店を見つけた時に撮ったもの。のれんが掛かってなかったらゼッタイわからない。知ってる人は、みんな知っているらしいけど(笑)。
そして、そのみんなは『豊庵』じゃなくて「県そば」と呼んでいるらしい。「県庁のそば」、とはうまい! 座布団一枚。

ところが、今日は様子がおかしい。ペイントされた白い壁と、室内の黒さのコントラストが妙にくっきりしている。しかも、表に立て看すら出ていない。でも、定休日の札も見えない。
よ~く見たら、どうやら火事に遭ったようだ。後で聞いたところによると、先週の雪の日にこの辺りで煙が上がっていたという。怪我人のなかったことを祈りたい。



あんまり変わらないか(笑)。でも・・・



さて、どうする。
こんなところまで来たけれど、周辺には「低価格高カロリー」の店なんでないぞ。すでに昼休みは15分経過している。戻るのか、リスクを犯してでも先へいくのか。焦るな、落ち着け、落ち着くんだ、オレのハラはいま、何バラなんだ。そうだ、立ち食いそばバラだったよ(孤独のグルメ風に)。

おぉ、そういえば大桟橋のたもとに立ち食いそば屋があった。あの店の隣だ。僕はさっきより腕をぶんぶん振って、ダッダッと大股で歩き始めたのだ。
店の名は・・・わからない。まぁいい「おっさんそば」とでもしておこう。「おおさんばし」のたもとだからね(笑)。えっ?座布団なんかいらないっすよ。オレは今、ただただ一刻も早くそばが、立ち食いそばが食いたいだけなんだ。

入店するなり「かき揚げそば」(350円)を頼んで、とにかくササッとやっつけることに。おや、麺が細くて好みのタイプじゃん。かき揚げの具が寄っていて天ぷら粉が固まっている部分も嫌いではない(笑)。実は、丼も大きめでボリューム満点だ。周りを見たらブルーカラー系の客が大半で、納得である。



滞在時間はわずか5分足らずだった。
そのために、オレは街なかから、風景が全く異なる港まではるばるやって来たのか。
アホか・・・と思う反面、目的を果たした達成感と、想像以上にうまかった満足感で気分は上々、帰り道はスキップしていたかもしれない。