午後1時を回った頃、僕は職場近くのセブンイレブンに「おでん」を買いに行ったのだ。
おでん鍋の置いてあるレジにお客さんがいたので、別のレジにいた男性スタッフに「おでん、いいですか?」と声をかけた。
「 何にしましょう?」
と彼はおでん鍋に向かい手を消毒すると、躊躇することなく小さい容器を手にする。まるで僕が2~3個しか頼まないのをはじめから知っていたかのようにだ。
2品の名を告げて彼の箸の先を見ていたら、先客の清算を済ませた女性スタッフが「どーぞ」とレジスターのカードタッチ面に視線を投げる。
すると、そこはすでにタッチを待つランプが点滅していたのだ。あわててnanacoカードを出す。彼女、にっこり待っている。
えっ?と思ったら、「おでん2つ、打ちましたから」と言うではないか。
なんという手際、なんという連携。彼らは、僕の購買パターンの何もかもを予測していたのである!
さすがセブン、すごいなぁと感心しながら店を後にした。
でもさ、よくよく考えてみたら、僕は週に3~4回、同じ時間に同じ店に出かけては、おでんを、しかも大根か玉子かウインナー巻きのうちの2つをいつも買っていたんだった(笑)。
「今日もおでんおじさん来たぞ」なんて噂されているのかもしれないなぁ。
残念ながら写真はそのセブンのではなく、以前行ったおかめの再録です。すみません。