湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

小さな花のような人

2011-04-22 19:28:05 | あんな人こんな人


なんだろ、この虚脱感は…
元キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さんのこと。
ここのところの悲しさや辛さとは違った、なんとも言いようのない心持ちなのだ。
百恵ちゃんでもない、ピンクレディーでもない、キャンディーズが大好きだった僕たちの心を映すように、朝から空はどんよりと重かった。
道端で咲き誇る花にまた励まされる。

心よりご冥福をお祈りいたします。

存在の大きな雀の記録

2011-04-21 18:45:54 | 湘南ライナーで読む


『ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯』(クレア・キップス著 梨木香歩訳 文藝春秋刊 1429円+税)を読んだ。
第二次世界大戦中のロンドン郊外に住む女性ピアニストが、玄関先で拾い上げた生まれたばかりのスズメの一生(11年7週+4日)を綴ったものである。
生まれつきしょうがいがあったものの、彼女に愛情いっぱいに育てられたスズメはやがて“芸達者”ぶりを発揮し、戦火に怯える人々を癒す。そして…。

といっても決して叙情的ではなく淡々と語られていくので、書評で見るように感動的には伝わってこない。僕の理解力が乏しいせいもあるのだろうが、難しい言い回しも多くて、残念ながらスーッとは入ってこなかったのである。
それでも不思議なのは、彼女が語るこの主人公がとても小さなスズメであることをついつい忘れてしまうこと。
ところが、読み進めていくうちに時々出てくる写真を目にすると、その度に、そうだ、こんなにちっちゃなスズメの話だったんだ!と思い出すのだ。
それくらい何か人格のようなものを感じる存在であることに驚く。
そして、青春時代よりもむしろ晩年に、その人格が、より明確になっていくのにまた驚いてしまう。
読み終えてからも、小さなスズメが主人公だったことがどうも信じられないのだ(笑)。

書きようによってはいくらでもお涙ちょうだい的なドキュメンタリーにすることもできたはず。でも、愛すればこそなのか距離をおいて綴ったことが、かえってリアルに伝わったのではないかとも思える。
装丁もちょっとステキな本ですね。


今もあのころもどーも

2011-04-20 20:46:07 | 湘南ライナーで聴く


今日アルバムが発売されたという小田和正氏だが、63歳という年齢を聞いて自分も年をとるわけだと合点がいった。

写真は、1973年に発売されたオフコースの『僕の贈りもの』でドーナツ盤だ(笑)。ファーストアルバム『僕の贈りもの』のLP盤も実家にある。真っ白な背景だったが、たぶんかなり黄ばんでいるはず(笑)。当時のLPはケースもハードで、しかもブックスタイルになっているものも多く、これも歌詞だけでなく楽譜まで載っている充実した内容だった。
いかにもフォーク的な曲調が主流だった時代に、なんとも美しい歌声とコーラスが衝撃的で擦り切れるまで聴いたものだ(レコード盤はホントに擦り切れちゃうんですよ)。

ただし、このシングルもアルバムのほうもヒットせず、このあとも長く不遇な時代が続くのだ(笑)。
そんな中、ラジオ関東(現在のラジオ日本)で『ヤングミュージック・イン・テクニクス』という番組を持っていて、その公開録音が毎週土曜日に横浜三越(現在のヨドバシカメラ)で行われていた。
ギターとピアノ、あるいはギター2本で、美しい歌声を生で聴くことができ、学校帰りによく“かぶりつき”で観たものだ。そんな僕らは、むさ苦しい詰め襟姿だったんだよね(笑)。
「♪この小さな部屋に集まり~」というテーマソングを歌い終えた小田さんの挨拶はいつでも「どーも」だった(笑)。

おいしい誘惑

2011-04-19 22:01:50 | 湘南夕日食堂


ドーナツ、チュロス、アップルパイ、ウインナーパイ、クレープ、レアチーズケーキ、生チョコ、チョコチップクッキー、スコーン…
甘いものばかりが並んだが、僕の好物を並べたというわけではない(笑)。
実は、娘が最近つくったお菓子である。完全にハマッている。だいたい部活がオフの月曜日になると、はりきって袖まくりをする。
これもクックパッド効果。想像以上にカンタンにできるレシピのおかげだ。
もちろんちゃんと作ると、ちゃんとおいしくできる(笑)。とびきりデキがいいと学校に持っていったりするが、たいていは家族の胃袋に収まる。中でも、甘いもの好きな僕が、そのシェアのほとんどを占めることになる(笑)。
あんまり甘いものばかりだと体に…と思っていたら、昨日はそのあたりも考慮してくれたらしく、お菓子ではなかった。
ホットケーキミックスを使い、残っていた前日のカレーを包んで揚げた「カレーパン」だ。
外はカリカリサクサクで、パンはモッチリ。とってもおいしいんだけど、うれしいんだけど、ますます食べ過ぎちゃうんだなぁ(笑)。


サダオー・ベルマーレ

2011-04-18 19:54:43 | 湘南ベルマーレグッズ

平塚競技場が開場すると流れている曲のシングルCDだ。
94年8月5日発売とある。

その94年に「ベルマーレ平塚」としてJリーグ昇格に合わせ、オフィシャルソングの歌詞公募があったように記憶している。それに渡辺貞夫氏が曲をつける段取りだったと思う。
しかし、ふさわしい詞がなかったようで、結局日本語の歌詞はつかなかったのだ(笑)。
結果からいえば、いかにも日本的な応援歌ものにならずによかったように思う。当時は完全なブラジル路線だったし、だからといってアップテンポなサンバではなく、力の抜け具合が何とベルマーレらしかった(笑)。
当時の渡辺貞夫氏は、こんなイメージでベルマーレを見ていたということか。では、いま改めて依頼したらどうだろう。やっぱり、同様な曲調になるのかな(笑)。



ちなみに、この曲は「DDI」のCMソングにもなっていた。その背景の撮影はサポーターたちの歓喜のシーンで、炎天下5ゲート(アウエー側ゴール裏)のスタンドで行われたのだ。
次のCMが、佐々木功氏が歌う『ベルマーレ・ハリケーン』である。
そしてこちらが2ndステージバージョン。

流鏑馬を覗き見

2011-04-17 21:08:44 | ぶらかま


日本に訪れる外国人観光客が激減しているというニュースを聞いたが、鎌倉でも明らかに少なくなった。
それでも、今日鶴岡八幡宮で行われた「流鏑馬(やぶさめ)」を興味深く覗き込んでいる外国人の姿があった。
いや、外国人じゃなくても、これは興味深いイベントなんだけどね。だって、疾走する馬上で武者が矢を射るシーンなんて、日本人だってそうそう出くわす光景ではない。
しかも、馬はいきなりトップギアに入っちゃう感じ。土煙を上げてグングン進んでいくその迫力に圧倒されたのである。

といっても、スタート地点の外から覗いただけなんだけどね(笑)。

実は、春の「流鏑馬」は『鎌倉まつり』の行事の一つ。ところが、大震災を考慮して『鎌倉まつり』自体が中止になっていた。
でもさぁ、「流鏑馬(やぶさめ)」はお祭りっていうより神事なんだから中止にすることはないんじゃない?と思っていたら、急遽実施されたのである(笑)。
ただし今回は『被災地復興支援』と銘打ち、3000円でリストバンドを購入した人500名が観覧席で着席できるというシステム。一般席も用意されていたがほんのわずかであったため、上の写真のような状態になったというわけ(笑)。

ナビスコのJリーグカード

2011-04-16 21:48:04 | 湘南ベルマーレグッズ


久々のお宝の登場です!
といっても、スナック菓子のおまけ(笑)。
裏の右下に「NABISCO」の表記があるので、たぶんヤマザキナビスコの製品に封入されていたものと思われる。さらにビニール包装から察するに、お菓子と直に触れていた可能性が高い。ただし、そのお菓子がビスケットなのかチップスなのかも全く記憶がないのだ。
ただ、Jバブルのころ、ナビスコカップの関係で発売された商品のおまけであることだけは確かである。

改めて商品を見てみよう(おっと急に「なんでも鑑定団」風)。
置かれているキングベルの背景はシルバーで、角度を変えるとキラキラと変化する特殊な加工である。
「KICK-OFF」の文字がやや唐突と思われるが、裏を返してみるとその意味がわかる仕組み。



サッカー用語の解説カードなのである。
「サッカーミニ知識」の横に、よく見ると(No.1~30)と書かれている。つまり、表面は各クラブのキャラクターと共に30の用語がデザインされていたのであろう。ちなみにこのカードはNo.16である。

当時カルビーからは既に「Jリーグカード」が貼り付いた「Jリーグチップス」が発売されていたはずで、同業のナビスコとしては、少し切り口を変えたカードにしなければならなかったと想像される。いずれにしても当時のことを知る人も少なく、いったいこれがどれほどの価値があるものか定かではない。
奥さんからは「いつまでもこんなものを持ってて…」と冷ややかな目で見られているので、ここはひとつハナをあかしたいところ。さて、この未開封のカード、お値段は?


で、ネットで調べてみたけど、まったく引っかからないところをみると、残念ながら“お宝”としての価値はなさそう(笑)。
それにしても、たかがこんなカード1枚のためにダラダラと、よく書くもんだ(笑)。
書いたついでに、これはどう?
ASAHI飲料から出ていた『オー・プラス』というスポーツドリンクに貼り付いていたカード。どの封を開けても、キャラクターをつとめていた中田英寿選手のカードが出てきたのだ。

うまい、早い、安い

2011-04-15 23:08:18 | 湘南夕日食堂


先日、息子と二人の昼食に作った『牛丼』。
「ホンモノみたいでウマイよ」
と好評だった。

しかし、味付けは市販の『すき焼きの素』のみ(笑)。
実は「クックパッド」で簡単にできる方法を見つけたのである。
以前は同じ「クックパッド」を見るにもパソコンを立ち上げるのに時間がかかり、待っている間に作ろうという意欲が薄れてしまうことがよくあった。しかし、今はiPhoneであっという間に検索できるからありがたい。
それで、冷蔵庫にあった残り物であっという間においしい料理ができちゃうんだからありがたい。
その結果、あっという間に食べちゃって「ウマイ」とホメられるのだからとってもありがたいのだ。


B級丼の本はB級価格

2011-04-14 22:03:51 | 湘南ライナーで読む


スーパーの本屋で見つけた「B級グルメ丼」特集の文字。
ただし掲載されているのは、主婦向け情報誌『レタスクラブ』(もともとはダイエーの『オレンジページ』に対抗してイトーヨーカドーが出版した雑誌)だ。

「ご当地の味をふんだんに取り入れた絶品丼がおうちで気軽に楽しめるレシピをご紹介。身近な素材ですぐに作れて洗いものも少ない、いいことずくめのメニューが満載」だという。
そういえば「B級グルメ」って、特別なものではなくて、地域で古くから当たり前のように食べられてきたものが多い。そう考えれば「身近な素材」だもんね。それを丼にして提案するという切り口は、素晴らしいというか、いやいや遂にそこまできちゃったかというか。

当然、買いましたけどね(笑)。
はじめは「クダラネー」とバカにしていたんだけど、おや何かが挟まってるよ、この本。なになに?「繰り返し作りたい ホットケーキミックスで人気のおやつ&パンBOOK」というキレイでしっかりした冊子が付録になっているぞ!これは素晴らしい!最近お菓子づくりにハマッている娘も喜ぶ(笑)。
え~っと、いくらかな?と表4を見ると、な・なんとたったの310円。
特集だけでなく、雑誌の価格もB級じゃん!

まぁ、この丼を実際に作るかどうかはわからないけどね(笑)。

七夕練習ダービー

2011-04-13 20:52:05 | 湘南ベルマーレ


今日は練習試合だったが、仙台からもサポーターがたくさん駆けつけていた。
「ベガルタ仙台! ベガルタ仙台! ベガルタ仙台!…」
試合前、彼らの声にベルマーレサポーターも手拍子を加え、やがてその声は大きくなり平塚競技場の青空に響きわたっていった。

ベルマーレ側からのエールは、もちろんピッチに現れたベガルタ仙台の選手にだけでなく、そのサポーター、そして東北の人たちみんなに向けられたものだ。

個人的にも、思いを声に出せたのは嬉しかった。



さて、仙台といえば「七夕」だが、早くも今年の開催を決めたそうだ。
ところが、平塚では「七夕まつり」の中止を、きのう市が実行委員会に打診したというから驚く。「市民の安全・安心・命を守れない」というのがその理由だ。

「いいよ、守ってくれなくても」と言いたい。
「自分たちで守るからやろう」と言いたい。
いや、こんな時だからこそ、やるべきじゃないのか。
七夕つながりで、今年は仙台復興支援七夕まつりにしてもいいじゃないかと思う。来場者が寄付するのはもちろん、露天のショバ代の何%かを寄付に回すとか、知恵を出せばいい。電力の問題だったら、昼間だけの開催にしたっていい。
なぜ、市が勝手に決めちゃうのか、前向きに考えようとしないのか、市民としてちょっと残念なニュースである。