湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

老舗の老郷

2010-06-21 18:05:00 | B食の道


湯麺(たんめん)550円
みそ麺 550円
餃子 500円

これが、全メニューだ。
『老郷』である。
読みは「ラオシャン」だが、同じ酸っぱいラーメンを出す『花水ラオシャン本店』と比べ、よりシンプルなイメージ。個人的には、そこが好き。お店も、冷房なしでいつも引き戸が開けっ放しと潔い。お客の年齢層は高めだ。


以前も書いたかもしれないが、中華っぽいのでラーメンに分類されるようだが、やっぱりうどんとかそばの類のような気がする。細いうどんですね。色も白いし。この喉ごしが何ともいい。
そして、驚愕の透き通った酸っぱいスープ。ここのは酸っぱさほどほどなので、テーブルに置かれた酢をドバドバと追加すると一段とおいしくなる(と思う)。さらに、ラー油を多めに加えると、さらに風味がよくなる(と思う)。
瑞々しくさわやかなワカメ、シャキシャキと歯ごたえのいいタマネギは、いずれも大量。少量のメンマもまたすっきりいい味だしているんだよね。
※花水本店系と違い、漢字系はワカメがデフォルトです。

もうすぐ「湘南ひらつか七夕まつり」(7/1~4)。おいでの際は、ぜひご賞味あれ。好みはあると思うけど、チャレンジする価値のある平塚のソウルフードです!


北口駅前ロータリーなどにもありますが、より雰囲気を味わうには本店がオススメです。


こちらには、まだ掲載されていませんが、佐藤千佳選手が加入しているようです。と思ったら、スクール生のようですね。

大衆食堂マニュアル

2010-06-20 16:40:44 | 湘南ライナーで読む


豚しょうが焼き、キャベツ、目玉焼き、そして赤いウインナー。
そのお皿に真っ赤な大きい文字がかかり、何とも魅力的な表紙が僕を呼んでいた(笑)。

『みんなの大衆めし』(小学館1000円+税)である。
あの『おつまみ横丁』シリーズや時々『タモリ倶楽部』にも出演している瀬尾幸子さんが料理し、大衆食堂の大家遠藤哲夫氏が書き下ろしたレシピ本である。

ただし、大衆食堂の壁にかかっていそうなメニューを集めただけではない。大衆食堂にまつわる豆知識やらレポートやらも掲載されていて楽しい。終盤には総菜を求めて横浜橋商店街にも足を延ばしている。
いやあ、おいしそうな料理のオンパレードでお腹がすいてきた。なにか一つ作ってみようか…。でも、やっぱりあの古びた店内で、その雰囲気と一緒に味わう大衆めしのほうがいいなぁ。

SAMURAI BLUE

2010-06-19 16:31:25 | あんな話こんな話


昼過ぎに買い物に出かけたら、スーパーの売場はわさわさしていた。いつもの土曜よりも、お客の動きだしが早いのか。おっと、ウチもそうだ(笑)。
早めに夕飯を済ませて、テレビの前でキックオフを待とう。

こんなに盛り上がっちゃって、期待通りの結果にならなかったら世の中が心配だなぁ。まぁ、僕たちは日頃から鍛えられているのでどーってことないんですけどね(笑)。
いやいや、そりゃ勝ってほしいですよ。もちろん精一杯応援します。
でもね、でも負けるのであれば、ぜひとも最小失点で抑えてほしい。
大切になってくるのは、間違いなく第3戦。勝ち抜けをかけてデンマークと一騎打ちになる可能性が大きいんだからね。そうなると、今日のゲームではイエローカードにも気をつけてほしいなぁ。当然、その先も考えて。

『0勝3敗』という僕の予想は、早くも緒戦でハズレ。でも、嬉しい誤算だから問題ない。ハズレついでに、もうひとつオランダにとって、世界にとって大きな誤算を起こしてほしいものである。がんばれニッポン!

写真は、先日海老名で。

哀惜の相席食堂

2010-06-18 18:00:07 | B食の道


先日ここを通った時に見た看板である。
横浜駅西口五番街にある中華料理『龍王』の「しょうが焼きの卵とじ丼」(600円)だ。

あのときはこれでお腹がいっぱいだったためスルーしたが、この日は横浜で午後から用事があったので早めに出てきた。すっかり食べる気満々である。
このお店、学生時代によく利用している。カウンターに座ると、横の窓の外を疾走する横須賀線や東海道線の電車の腹が見える店だ。よく具がいっぱいの中華丼を食べたなぁ。



ちょっと行きづらい場所なので、前の通路は閑散としている。ところが、暖簾をくぐって驚いた。11時過ぎだというのに、すでにお客がかなりいるのだ。しかも、ほぼ全員がお一人様。すべて相席が前提のようだ。みんな黙って目の前の料理だけに向き合っている。あのころは、こんなに活気があったかなぁ。

テーブルに置かれているメニューを眺めると、目指す「しょうが焼きの卵とじ丼」が見あたらない。オーダーをとりにきた店員さんに尋ねると、期間限定メニューだったという。
「今日はだめ~?」と甘える口調でお願いしたが「ないです」と軽くあしらわれてしまった(笑)。
すでにお冷やも目の前に置かれ「じゃあ、またにします」と出てていくわけにもいかず、反射的に「チャーハン、いや五目チャーハンで」と言ってしまう。


それから2分も経たずに、うずらの卵、チャーシュー、かに、エビ、なるとがトッピングされている「五目チャーハン」(600円)登場。ご飯粒が小さいような気がするのと、ちょっと味が濃いが、おいしい。調理時間が短いチャーハンは、まずハズレがないのだ。強い火力で一気に炒めるので、油分が飛んでパラパラなんだよね。例によって、これを口いっぱいに頬張っていると、何のためにわざわざこの店に来たのかも忘れてしまっていた(笑)。
電車の音と振動(上が相鉄線のホーム)が懐かしいお店で過ごせた時間は格別だったから、まあいいか。

厨房では男性5名がわっさわっさと中華鍋をふるっている。すごい活気だ。お客のほとんどは中年から上の男性。きっと昔から通っているに違いない。こんなにわかりづらい場所なのに、普通においしくて安い店はちゃんと続いているのである。

チャーハンの写真の右上、光っている窓の外を電車が走る。

なくした帽子と陽気なボラ

2010-06-17 18:21:20 | 湘南ベルマーレ


愛用していた帽子をなくしてしまった。
紺地で後ろがグレーのメッシュ、正面に「A」と入ったベースボールキャップだ。今日も暑くなるという予報だったので、とりあえず鞄のベルトにかけて出た。
先日、同じように上着をかけて歩いていて落とした苦い経験があったので、帽子のサイズ調整をする凹凸のところをプチプチとしっかりとめたつもりだった。

ないのに気づいたのは、すでにお昼過ぎ。暑い中、走った道を逆に辿っていくことになった。今日は途中ビーチパークにも顔を出したので砂浜まで降りて歩いてから事務所でも確認したが、届けられていないとのこと。そりゃそうですよね、たいした帽子じゃないからね(笑)。

がっかりしながら家に向かうと、旧1号線沿いのセブンイレブン(129沿いではない)の前で、ボラ選手発見!
「ハーイ、ボラ。がんばって!」
すれ違いざま、反射的に声をかけてしまった(笑)

「ありがとーございまーす」
振り向くと、あの人なつっこい笑顔で手を上げ応えてくれた。
アリーナでは大きくたくましく、時には恐いくらいにも見えるが、ママチャリにまたがるボラ選手ときたら小さくて、そのへんにいるオニイチャン風(笑)。目がパッチリしているので、ちょっと可愛いらしく見えるほどなんだよね。
がんばってとエールを送ったのは僕のほうなのに、なんだか逆に元気をもらって、家につく頃にはすっかり立ち直っていたのだった(笑)。

写真は、朝のビーチパーク。久しぶりに富士山が。午後に訪れたときには、もう隠れていた。おっと、よく見たらあの美女アスリートも映りこんでいるぞ。でも、うまい具合に顔が隠れているのでOKですよね。


こちらは、小学生を乗せた船。何かの稚魚を放流していたようだ。

あらいぐまタスカル?

2010-06-16 18:17:22 | あんな話こんな話


「あらいぐま捕獲!」

先日、海老名にある妻の実家からメールが来た。
このところビニールハウスを破って進入した小動物に農作物が食い荒らされる被害が多発していた。そこでワナを仕掛けておいたところ、なんとあらいぐまがかかっていたというのだ。

これまでも、たぬきやハクビシンがかかっていたことはあったらしいが、あらいぐまは初めて。僕が写真におさめたいのではないかと、わざわざ連絡してくれたというわけだ。
ところが、その日は保健所が早く引き取りにきてしまったため、会えずじまいだった。


「あらいぐま親子捕獲!」


今朝、再びメールあり。今度は親子らしい。
せっかくだから急行した(笑)。
前回かかっていたのが子供だったので「今度は親がかかるはず。もっと大きなカゴを用意しておいた方がいい」と業者にアドバイスされていたそうだが、その通りになった。
「あらいぐまラスカル」のイメージ通り、見た目は可愛い。だが近づくと、バウッと犬のような声を荒げ、檻ごと震わせる。実はけっこう獰猛な動物であることがよくわかる。特に、子供に近づくと親は烈火のごとく暴れるのだ。

その様を見ていると、胸が痛む。

外来種だから、もともとはペットとして飼われていたのだろう。捕まえられてペットとなり、捨てられて、生きるために食べ物を求め、また捕らわれの身となった。自身には何の罪もない。なのに、まもなく処分されてしまうのだ。かといって、引き取って育てるわけにもいかないのだから歯がゆい。

餌は、鶏の唐揚げがいい。スナック菓子のカール(油ととうもろこしなので)もよく食べると聞き、わざわざ買ってきて与えていた。

「可哀想だけど、へたなもんじゃなくて、うちのうまいイチゴを食えたのが何よりだな(笑)」
義父がポツリ。誰かの身勝手のために、たくさんの人が関わることになり、そして心を痛める。鳴きもせず身を丸める子供を見ていると、切なくて切なくて仕方がなかった。


といっておいて現実に引き戻すようですが、
大きな檻はひとつ12000円!
たぬきの処分は1匹2000円。
あらいぐまやハクビシンは無料だという。いや、無料だといっても税金で賄われるわけで。


爪でひっかいて、ここから進入した。


親あらいぐまは、やっぱり爪が鋭い。


子あらいぐまの爪は、まだ可愛い。

ハズレにウキウキ

2010-06-15 20:34:49 | あんな話こんな話


超悲観的な僕の予想が当たらず、日本以外でのW杯初勝利を手にした!
全員が最後まで集中を切らさず、ひたむきに戦う姿に感動。ハラハラドキドキの末、終了のホイッスルを聞いた瞬間には立ち上がり手をたたきガッツポーズしてしまった(笑)。

ところが、直後のインタビューだ。
ついつい浮かれていた僕たちを諭すように、本田選手がこう言うではないか。

「勝ったけど、まだトーナメントにいけるわけじゃない」

僕たちよりも、よっぽど冷静だ。こんな選手だからこそ、あのシュートも落ち着き払って決めることができたのだろう。
「Jリーグもよろしく」を思い出す(笑)。

さて、日本代表のゲームの前に行われたオランダVSデンマーク。ちょっと次元が違うようにも見えて、不安が膨らんだ。でも、だからこそ応援しがいがあるというものだ。
おっ、よく使うフレーズじゃん(笑)。そう、まさに18位のベルマーレが上位クラブに挑む姿によく似ている。負けて当たり前。ジャイアントキリングを起こすべく、全力で、そしてクールに闘ってほしいですね!

それにしても、カメルーン代表はどうしちゃったんでしょう。
ますます呪術師のような風貌に磨きがかかってきたソング選手にコントロールされていたら、そしてエトー選手が前でプレーしていたら、もっと面白いゲームになっていたはずなんだけどなぁ…
なんてね。コレ、勝ったから言えることなんだけどね。
結局、まだ浮かれてます(笑)。

写真は今日のビーチにて。サッカー関係の写真が見つからず(笑)

W杯コラボTシャツ

2010-06-14 18:11:23 | 湘南ベルマーレグッズ


ワールドカップが始まり、今晩はいよいよ日本VSカメルーン。ん~楽しみですねぇ。
ただし、僕の日本代表の予想は0勝3敗。ふだんは楽観主義者なのに、ことサッカーに限っては超悲観的なので(笑)。
ところが、このところのテレビを見ていると、なんだか緒戦には勝てそうな気分になってきた。メディアの力って恐ろしいものですね(笑)。この勘違いが現実になってくれると嬉しいんだけど! ガンバレニッポン!

さて、今日のグッズは、同じアフリカ勢で先日アルゼンチンに負けてしまったナイジェリアチームとベルマーレのコラボTシャツ。2002年日韓W杯時にナイジェリアが平塚でキャンプを張り、ベルマーレと練習試合を行った際に競技場で販売された記念Tシャツである。
いま思うと、これはけっこう貴重なアイテムですね。だって、1国の代表チームと一介のJ2弱小クラブのエンブレムが同列で並んでいるのだからね。

試合の結果は、0-2でナイジェリアの勝利。スタンドは、通路にも観客がぎっしり埋まるくらいの満員御礼。ワクワクしながらピッチを見下ろしていたが、それほどどよめくシーンはなく淡々と進んだように記憶している。特にベルマーレはいいところがなかったような…。

         
このフラッグは配られたものだったかな?それとも買ったものだったかな?すっかり忘れちゃった(笑)。

ワールドカップに間に合うように馬入のサッカー場(現在アリーナの隣にある人工芝コート:当時は天然芝)を整備しキャンプ地に立候補したのに、一時はナイジェリアに見送られそうになっていた。それが最後の最後で逆転、朗報が届いて当時の吉野市長は大はしゃぎ。「この公園をスーパーイーグルスと命名します!」とぶちあげたものだ。
しかし、残念ながらいま馬入ふれあい公園を「スーパーイーグルス」と呼ぶ人は誰もいない。
そりゃそうだ、ここでのトレーニングは確か1回か2回?それも、数時間だったはずである(笑)。優勝でもしてくれていればまた違ったのかもしれないが、残念ながら予選リーグで敗退。いま一つ盛り上がりに欠けたままフェイドアウトしていった印象である。
カヌやオコチャという人気選手も揃えていたんだけどなぁ。さすがにそんな彼らが駅前の商店街で買い物していた姿には驚いたけどね(笑)。

夢が詰まっていた缶詰

2010-06-13 18:19:32 | あんな物こんな物


大きな缶詰のフタが開いて、そこから数え切れないほどのおもちゃが飛び出す。
子供のころテレビコマーシャルで見たそんなシーンが、今でもまぶたの裏に焼き付いている。森永製菓のチョコボールで当たる『おもちゃのカンヅメ』だ。決して豊かな時代ではなかっただけに、あれは夢のようなビジュアルだった。

しかし、夢はそう簡単にかなうものではない。いくつ食べても「金のくちばし」どころか、「銀のくちばし」さえ僕の前には現れなかった。

初めて「銀のくちばし」を見たのは、すっかりおっさんになってからの2008年3月のこと。ついこのあいあだじゃん(笑)。子供のころ、あれほど買っても出なかったのに、その後なぜかポンポンと出て、先日ついに5枚そろったのだ。

そして、送られてきた!

まず、驚いたのは外箱の小ささ(笑)。
子供の頃は、ケチャップの業務用缶くらいの大きさだとばかり思っていたからね。ちょっとショックだった。
いやいや、これは錯覚だろう。子供の時に比べて僕の体のサイズが大きくなってしまったから、そう感じるに違いない。きっと、そうだ。



また、缶が宝箱のような形状だったのも残念(これは一定のサイクルで変更されているようだけど)。子供の頃からずっと、缶切りで開けるようなイメージを抱いていたので。

でも、でもですよ、この缶の中にはあふれんばかりのおもちゃが詰まっているはずなのだ。ワクワクするなぁ。
さあ、留め具をはずそう。
その途端に勢いよくフタが開いて中身が飛び出して…。


この先は書けません。書いてはいけないのです。
子供の夢であり、子供の頃から何十年も描き続けてきたおっさんの夢なのですから!

見たい方、欲しい方は、買って当ててみてください。
こちらに当選確率が出ています。

昭和のドライブイン

2010-06-12 15:32:50 | B食の道


秦野、渋沢あたりの246沿いは、外食産業の博覧会場だ。あらゆる業態の店舗がしのぎを削り、ペコペコの胃袋を待ちかまえている。
その通りをさらに西へ進むと一気に賑わいが途切れ、あたりは深い緑に包まれる。そして、つぶれたパチンコ店を過ぎ左手に現れるのが『みやこ食堂』だ。神奈川県内の国道沿いに残る最後のドライブインらしい。

大型のトラックが並んでいる駐車場から一段低くなった場所にレトロな佇まいが見えてくる。背景は山と空だけ。こんなお店が営業している事実に感動する。
店内は駅前にあるような食堂とは異なるものの、昭和の臭いがプンプン。まさに片田舎のドライブインという感じ。壁という壁にカラフルなお品書きが貼られている。テレビが薄い液晶タイプなのが少々興ざめだけど(笑)。ところが、そのテレビの画面に映し出されているのは「暴れん坊将軍」。やっぱり昭和が全開だ。
その声に紛れて、さっきから鳥の声が聞こえている。ふと窓の方に目をやると、外は緑一色だった。





数あるメニューの中から「開店以来の人気メニュー」とある「肉野菜炒め定食」(750円)をオーダー。
甘めの味付けで、もやしと肉のバランスもよくおいしい。大皿なので初めは油断していたが、ボリュームもかなりあるぞ。ふつうの中華屋さんの楕円のお皿だったら、ぜったいに載りきっていない量だ。ご飯も丼に大盛りなので、おなかいっぱいになった。「人気」と自称するだけのことはあるな。



そして、またまた頼んでしまった卵焼き(380円)。当然、甘いのをお願いした。価格にふさわしいボリュームで、おいしい。焦げ目もいいでしょ。田舎のドライブインは、こうでなくちゃ!いかにもお母さん作。


こんな所に、こんなお店が元気よく営業しているなんて、ホント驚きでした。昼飯にわざわざ1時間もかけて行くなんて…。いや1時間かけて行く価値のある昭和遺産的大衆食堂である。

それにしても、ビールをジョッキでやっていた先客の男女。男性3杯、女性1杯を飲み干して出ていったけど、まさかクルマじゃないよね。こんな山奥から、どこへ歩いて帰っていったのだろう(笑)。