湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ごはんでいっぱい

2010-06-04 20:16:50 | B食の道


料理が運ばれてきてから思い出した。
そうだった、ここは「ご飯の量が多い」とこの本に書いてあったのだ。
オダアツ大磯インター近く、創業40年の定食屋『善磯』である。
四角い大きな器のフタを開けると、ご飯がビッシリ詰まっていた。通常のお店の1.5~2倍はあるんじゃないかな。もちろん、僕にとっては夢のような嬉しい光景だ。ところが、同行した妻は先週胃の潰瘍を取ったばかりで、量を食べることができない。器の半分以上が、僕に回ってきてしまった。さすがに、こりゃツライ。でも、出されたもの(頼んだもの)を残すことをヨシとしない世代なので、ひたすら頑張るのみだ。

このお店はドライブイン的な位置づけのようだが、刺身などの鮮魚系はメニューにない。ラーメンやカレー、そば、うどんもあるけど、しょうが焼きもなかったんだよね(笑)。そんな中、壁に貼られている札に、いいものを発見した。
「かつ煮定食」(800円)だ。
そう、カツ丼の上の具が別の皿に盛られた僕の大好きな料理。別名「かつとじ」である。
しかも、ここのはそのカツがかなりデカかった。どう考えても丼には載らないサイズだ。そして、玉ねぎは手前に寄せてある。その量がたっぷり。
おかず力倍増である。これは、心強い。ヤル気がもりもり湧いてきた。多少ご飯の量が多くても、バランスよく食べることができるぞ。
頑張りました。それでも、やっぱり多かった。
おいしいのに苦しい。嬉しいのにツラい。おかしな試練を乗り越えて、どうにか完食するのが精一杯だった。



さて壁のメニューをよく見ると、こんな紙が貼ってあった。
「みそ汁、ごはんのおかわりは1杯までサービスしております」
すごいサービスじゃん!
と思ってお隣を見ると…
「ごはんの量が多い方は前もってお申し付け下さい」
ちゃんと書いてありました(笑)。


相席前提の昭和な店内。昼時は混むそうだが、2時過ぎなのでご覧の通り。Yシャツ姿は出入りの金融機関の方でした。