湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

おっさんの非常識講座

2010-06-07 18:08:02 | あんな話こんな話


興味本位で手に取った『日経おとなのOFF』7月号(680円)。特集は「マナー以前の大人の常識講座」である。
自分は大人というよりすっかりおっさんだし、必要ないよなと思いながらもペラペラめくってみる。

まず初めに「マナー」編。おいおい、そりゃどう考えてもひどすぎるだろ、みんな大丈夫かよ…というような非常識な例がたくさん並んでいて驚く。

そこまではよかったのだが「無意識に使っている日本語の間違い」編を読み進めていてショックを受ける。自分の常識のなさに反省するとともに、急に恥ずかしくなってきたぞ。だって、この日記でもかなりの頻度でやらかしている例が並んでいたのだ。

そもそも、さっき書いた「まず初めに」がアウト!
そうか、「まず」と「初め」が重複してるじゃん。似たような言い方で「断トツの1位」もアウトだって。考えてみれば「断トツ」の語源は「断然トップ」だもんね。
同様に、「注目を集める」「過半数を超える」「排気ガス」「IT技術」「酒の肴」「みぞれ混じり」「存亡の危機」など、これまで何の疑いもなしに使っていた重複語がズラリ。あぁ恥ずかしい。

さらに「おいてきぼり」→「おいてけぼり」
「的を得る」→「的を射る」
「愛想をふりまく」→「愛嬌をふりまく」
「白黒つける」→「黒白つける」
こんな言い間違いも、日常的にやっていたぞ。あぁ恥ずかしい。

それから「耳障りがいい」というのもアウトだと指摘されてしまった。「障り」は妨げる悪い意味なのに、それが良いって確かに矛盾している。
「台風の当たり年」も、「当たり年」は豊作を意味しているから、良い意味と悪い意味が混在しちゃってるんだそうだ。ん~恥ずかしい。

まあ、僕と同じ間違いをしている人が多いからこそ、こうした特集や書籍が売れるんだろうけどね。もちろん、この本も即購入(笑)。
そして、これらを覚えておいて、誰かにうんちくをたれようと思っていたら、「うんちく」は「たれる」のではなく「傾ける」のが正解だってさ。おぉ恥ずかしい。

写真は、昨日出かけた横須賀で見たサルベージ船のクレーン。こんなに長いワイヤーで、よくこんがらがらないなぁと思っていたら、「こんがらがる」ではなく「こんがらかる」が正解。