窓が段々になっているところを見ると、たぶん内部は階段になっているのだろう。
そんな想像をするだけでも、近代建築は楽しい。
今のビルは、みんな四角くて遊びがないから、中の様子など興味も持てないのだ。
コストの問題はもちろん、高層化もあって、なかなか凝ったものはできないということだろう。
じゃあ、昔は資金が潤沢だったかといえば、決してそんなこともなかったはず。いや、今よりもかえってお金はかかっただろう。でも、きっと建物にかける思いの深さが、現代とはまったく違っていたのではないか。
古い建物が並び、今でもそれがオフィスや店舗、住宅として機能している外国の映像を見たりすると、日本のビル街の無機質さに愕然としてしまう。いつからだろう、日本人が持っていた美意識をどこかへ置き忘れてきてしまったのは。
そんな時は、東大の構内へ。
ここは、歩いていると次々と古い建物が現れて、しかもそのすべてが現役だ。
利潤を追及する会社のビルだったら、とっくに建て替えられていたに違いない。ここが、学校でよかったと思うばかりだ。
100年後の心
アート驚く教室へ
東大に通っています
高いか安いか赤門ランチ
メトロはレトロ
松本楼を教室で味わう
突撃!東大の昼ごはん
翼よ、あれが昭和の日だ