湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

大門題に直面!

2012-08-24 22:36:05 | B食の道
関内に通うようになっても、立ち食いそば屋のお世話にもなっている(笑)。
オフィス街の中、だいたいの店は外観から「立ち食い」であることがわかるようアピールしているものだ。ところが、会社の前の通りにありながら、その存在に全く気づかなかったのが『うどん・そば大門』。
昨日、知り合いにオススメだと紹介されても尚、存在を疑った(笑)。

お昼前に徒歩1分ほどで行ってみると、あった、あった、ここかぁ。飲み屋かと思ってた!
間口が狭く奥に長い、「立ち食い」というより「立ち飲み」の風情である。シックで大人っぽい外観のため、今まで僕においでおいでをしてくれなかったんだな。

恐る恐る扉を開けると、中も黒と木目を基調としていて落ち着いた雰囲気。でも、立ち食いに来た身としては、かえって落ち着かない(笑)。
さて、注文だ。こんなお店だからシステマチックに食券制かと思いきや、カウンター越しに申告しておばちゃんに先払いする王道、かつての立ち食い方式そのままであった。

頼んだのは「そば」(220円)と「かき揚げ」(80円)。
茹で麺を湯掻く作業は、どこにでもある立ち食いそば屋のそれだ。しかし、茹で時間が長い。やたら長い。そんなに湯通ししちゃって大丈夫なのかと心配になってくるほどだ。
ようやくあがって僕の前に現れた「かき揚げそば」(普通の立ち食いでは「天ぷらそば」)は、なんということでしょう! 今までに見たこともない澄みきった出汁の美しいビジュアルだったのです。





しかも、おいしい。この味、この麺、ヘタな蕎麦屋よりもはるか上をいっているぞ(個人の感想です)。茹で時間、ジャストだった。これで300円がにわかに信じられない!

ただですね、立ち食いそばを食べたくて入ったら、完全に裏切られます。僕なんか、あのふにゃふにゃぶよぶよの天ぷら、ぼそぼその麺が食べたくなっちゃって足を運んだりするわけだからね。
でも『大門』のクオリティなら、許せる。いや、むしろ大歓迎(笑)。
300円なら、毎日お弁当(おにぎりだけど)持参よりいい。当分は、通い詰めになりそうだなぁ。トッピング日替わりで(笑)。



澄み切っている!



足下にサーキュレーター! こういう配慮も嬉しい!