平塚市博物館の南側に置かれている蒸気機関車(D52)。
廃車になったものをトレーラーにでも載せて運んできたのだとばかり思っていた。
ところが、違った。
設置された昭和44年当時、この機関車の後方右手、江陽中と市役所新館の間(現在は道路)に平塚駅からの引き込み線が存在し、その線路を走ってきたのだ(自走したかどうかは不明)。
なんと、その事実を伝える写真が残っていた。
現在、平塚市博物館で開催中の夏期特別展『レンズが見たひらつか~あの日、あの場所、あのくらし』で展示されている。
ほとんどの写真が、過去と現在を並べて掲示されているので、とても興味深い。その変わり様に驚く一方で、面影を探す作業も楽しい。東京の古い写真展などはよくあるが、なんとなく懐かしい風景レベルである。その点、今回は地元なので知っている場所も多く、いちいち頷いたり、「へぇー」と言ってみたり、笑顔になったり。
写真は撮っておくものですね。そしてとっておく(保存しておく)ものだと、つくづく。
たとえば、不二家食堂。「成吉思汗料理」と書かれている!
昭和41年(1966年)
平成24年(2012年)
そして、おもわず購入した図録は1,000円と格安! で、面白すぎる!