湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

秋の鎌倉を先取り

2010-10-13 22:27:07 | ぶらかま


「お待たせしました。どうぞお召し上がりください」
茶碗を回して差し出されて僕は、思わずアグラから居住まいを正すしかなかった(笑)。

浄妙寺にある休憩処『喜泉庵』である。
開け放たれた広い和室の向こうに枯山水の庭が見え、とても落ち着く。この雰囲気の中で、抹茶と和菓子のセットが500円でいただける。
そして、スタッフの静かでしっかりしたサービス。緊張感が心地いいのだ。
でも一人になったら、もちろん足を崩してリラックス。誰もいない広々とした部屋を独り占めさせていただいた。平日午前の500円は、超お得だ。


帰りがけ、機材を担いだカメラマンさんが靴を脱ぐところ。うかがうと、横浜ウォーカーの取材だそうだ。そういえば、入店時に「今日は取材が入っておりまして、ご迷惑をおかけすることをお許しください」と告げられたのを思い出す。
「秋の鎌倉」特集の記事を、先取りしてしまったぞ(笑)。
みなさん、報国寺の竹林の休憩処みたいに混まないうちに、ぜひ。

尚、上へいくと『石窯ガーデンテラス』がある。そのテラスでのコーヒーは500円から。


これは、なんと言ったかなぁ、教えてもらったのに忘れちゃった。竹の先の鉢に水が垂れる音が響く構造だそうだ。天候によっては、遠くにいても聞こえるらしい。今日は不調(笑)。でも、耳を近づけたら、キンという金属音がした。


「そこに拝観料を入れときや」
10時前に訪れたせいか、受付には人の代わりに猫ちゃんがいた。