湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

モノレールでGO!

2010-10-10 20:24:10 | ぶらかま


ガタリ…
電車の揺れとは明らかに異なる動きで、湘南モノレールは「大船」を出発する。

雑踏を見下ろしながらビルの脇を左右にカーブ。懸垂式のモノレールだから、下の景色がよく見えるのだ。そして、振り子のように車体を傾かせながら道路(かつての京急有料道路)の上を進んでいく。

少ししたら振り返ってみよう。いつもは頭の上のほうしか見えない大船観音、その全景を大船駅の左手に拝むことができる(といっても、もともと胸のあたりまでしかないんだけどね)。

二つ目の「湘南町屋」でスーツ姿の男性は全員下車(笑)。三菱電機の最寄り駅なのだ。車内に残っているのは地元の人だけ。観光客の姿もほとんど見かけない、そんな路線なのだ。

ハイライトは「湘南深沢」を出たあたりから。
町並みから徐々に緑が増えていく。家々の上を、あるときは高台の家の軒先をかすめながら徐々にスピードを上げる。そして、にわかにアップダウンが激しくなると、さらに加速していく。おいおいそんなにスピード出して大丈夫なの?とハラハラドキドキしてきたところで、ドーンとトンネルに突入。今度は暗闇の中、轟音を立てながら突き進む。窓の外に迫る壁が、猛スピードで過ぎていく。すごい迫力だ。
意外に長いトンネルを出ると、また緑の世界へ。両側の草を揺らしながら坂を下り、町並みが見えてくるとようやくスピードを落とす。こちらの興奮もおさまってくると、西鎌倉の駅に到着だ。

遊園地のちょっとしたアトラクションよりも、間違いなく面白い。何しろスケールが大きくて、迫力満点なのだ。これが、公共交通機関なんだから驚きですよね。
しかも、終点までぶっ飛ばして(いやすべて各駅)も、たったの300円ですよ、お客さん!

沿線住民のみなさんの足として使われているだけでは、あまりにももったいないではありませんか。
鎌倉・江ノ島へ行くなら、大船乗り換えの「湘南モノレール」でアプローチ。これ、ぜったいオススメです。

さて、片瀬山を過ぎると前方に広がる町並みの上に、いよいよ海が見えてくる。
そして、終点の湘南江の島に滑り込みと、そこは周辺で最も高いビルの最上階だ。ホームから地上までが、枯れた観光地の雰囲気で、これまたシビレちゃうのである(笑)。


写真は、だいぶ前に買ったお菓子付きの組立おもちゃだ。

そういえば、湘南モノレールのプラレールが発売中。あのレールをそのまま縦にして使用している!

こちらはホンモノ。