駅の下りホームから見える古びた喫茶店。
個人的にも、その店名が気になっていたので、お昼に思い切って飛び込んでみた。
中は、スペースの割にはテーブルが少なく、中央に大きな空間ができていて場末のカラオケスナック的な雰囲気か。
魅力あふれる家庭的ランチメニューが並んでいるが、もちろん頼むのは「ナポリタンの大盛り」。
「15分ほどかかりますが…」と、だんなさん。
どうやら麺を茹でるところからスタートするらしい。先客のテーブルにはすでに料理が並んでいるので、ここからの15分間は僕のための時間である。カウンターの向こうから聞こえる具材を刻む音、炒める音などが嬉しい。
運ばれてきたそれは、期待通りケチャップベチョベチョ系の懐かしいナポリタンだった。
しかし、茹で麺を使っていないからか、しっかりアルデンテ！
唇でも噛み切れちゃうような柔らか麺なら、もっと “昭和”を感じることができたはず。そこだけが残念。いや、間違いなく充分おいしいんですけどね。
小皿にパイナップルとバナナが乗ったデザートもついて850円。
また、お昼に楽しみなお店が増えた。そういえば、最近ファミレスに行かなくなったなあ。
おっと、店名のいわれを聞いとくの忘れた。