素晴らしい。
何が素晴らしいって、もちろん勝ったことだけど、それだけじゃない。昇格のライバルともくされている仙台に勝ち点を与えなかったことに価値がある。
確かに難しい試合ではあった。
コンパクトに展開する攻守に手を焼く。セカンドボールは、ほとんど取れない。ようやく取っても、また網にかかってバイタルエリアまで辿り着けない。
ただ、まったくミドルを打ってこなかったり、アクセントをつけてこないことで、相手の決定的なシーンもなし（湘南の体を張った守りも良かったんだけど）。
もっとも、アクセントをつけてこないからスキがなくて、攻めあぐねたとも言えそう。たぶん、昨シーズンの仙台の方が組みやすしだったはず。
だからこそ、数少ないセットプレーが大事だったんだ。見事にリンコン選手にマークがいって、ジャジャジャジャーン！
苦しいなりに打開していく姿に、成長を感じたなあ。
いやあ、スタンドもスンゴイ盛り上がり方だった。『勝利の歌』ではマフラーぐるぐる数が過去最高（たぶん）。感動的だった。なんだか、今シーズンは“過去最高”とか“史上初”がどんどん出てきそう。
それにしも、まるで仙台の一員のような黄色いユニの笛吹王子さん（いや69年生まれだからおじさんか）、ピーピーピーピー興奮してましたね。
しまいにはインジュリータイムの時間が第４の審判になかなか伝わらず、鬼の形相。「なんでわかんねーんだよ、5だっつてんだろ、５だよ、５！」と吹き替えをつけたくなるように、お腹の前で指で大きく５の文字を何度も書いて見せた。
そりゃ、第４の審判だってわかんないよねぇ、まさかの「５」だもんね。いってても「４」でしょう。でも、完全にコントロールを失っている方には、楯突かないほうがいい。こういうアクシデント（？）にも、うまく対処していかないと。長い戦いは始まったばかりなんだから。
開幕ダッシュを！
フットサルは、ぜったいに3位をとりたいですね。
