「言うなー」「聞きたくないー」「まだやれるぞー」
近くの男性が大声でそう言うと、手で顔を覆ってしまった。
選手会長である外池選手がホームゲーム最終戦後の挨拶に続いて行なった引退表明の時だ。
望みがついえた直後でもあり、悲しみに耐え切れなくなったのだろう。
確かに敗戦は悲しいけれど、京都が勝ったことで諦めもついた。
それよりも、今年は今までとは違うシーズンだったことをハッキリ確信できた。
来シーズンにこそ、大きな望みがつながった。
外池選手もインターンシップなどセカンドキャリアへの取り組みも早くからしていたようなので、逆に今後への期待も大きいはず。
さあ、明日へ。悲しいけれど、つらいけれど、せつないけれど、こんなに次に楽しみが膨らむシーズンオフも珍しいではないか！おっと、まだ1節ありました。きっちり勝って締めましょう。
さて、フットサルはアウエーで大勝。来週はホームで首位浦安と“決戦”だ。こっちは、まだシーズン半ば。僕たちの幸せは続く。
今日もベンチにはアジエル選手のユニフォームが。来年もぜひ。
今日の夕暮れ。また日は昇る。
