「いちだいおまちください!…い・ち・だ・い・お・ま・ち・く・ださ~い!」
朝の品川駅、山手線のホームに降りていくと、肩をすくめたくなるような大音量で駅員さんが怒鳴っていた。いや失礼、アナウンスしていた。
扉が閉まりだしているのに、飛び乗ろうとする人がいたのだろう。危ないし、これが遅れの原因にもなるわけだから注意は当然。事故を未然に防ぎ電車を安全に運行させることを使命に、業務に没頭する模範的な駅員さんなのかもしれない。いつもご苦労様であります(敬礼!)。
でも…でもですね、そこまでイヤな言い方をしなくても…と言わずにはいられない口調なんですね。
「くださ~い」と言ってはいるが、どう考えても「待てって言ってんだろーが、テメー!」としか聞こえないのだ。
しかも、これが大音量で脳天直撃ですよ。こっちは危険な行為をしているわけではないのだからたまらない。
一方で、同じことをフツーにアナウンスする駅員さん、サラリと言う駅員さん、明るくソフトに伝える駅員さんもいらっしゃるわけで。今朝のような怒号絶叫煽り型駅員さんに当たってしまったこと自体が事故みたいなものなのかも(笑)。
「黄色い線の内側までお下がりください!お・さ・が・り・く・だ・さ~い(って言ってんのが聞こえねーのかコノヤロー)」
凛とした空気を突いてホームに滑りこんできた電車の窓には、みんなのしかめっ面が映っているのだった。
写真は、朝焼けの空を自宅から(6時半ごろ)。