北陸農政局食の特使だより 第93号(2020年7月7日発行)より
今月の園芸特産作物 7月 えだまめ
えだまめ(マメ科ダイズ属)の原産地と来歴
えだまめは、大豆の未成熟な豆を食用とする野菜です。
もともとは子実用の品種の若さやを食していましたが、現在はえだまめ専用の品種が400品種以上あるといわれています。
大豆の原産地は、東アジア、主に中国北部といわれています。
日本へは、縄文・弥生時代には伝来し、「古事記」や「日本書紀」には米や麦とおもに五穀のひとつとして記されています。
しかし、未成熟な豆をえだまめとして食すようになったのがいつ頃か、正確にはわかっていません。
17世紀末の江戸時代に、枝についたままの状態でそのまま食べ歩く、ファストフート感覚の食物となっていました。
古くは田植えの終わったあぜみちに農家の自家用として作っていたので、「あぜまめ」と呼ばれていました。
その後、枝付きで売られていたことにより、えだまめが一般的な呼び方になりました。
なお、未成熟の大豆をえだまめとして食べる食習慣は、長い間、日本独自のものでしたが、
健康志向に伴う日本食ブームや冷凍技術の普及により、北米、ヨーロッパ等海外でも
塩ゆでした枝豆が食べられるようになっています。
えだまめの主な種類
極早生(秋田・奥原系) 粒が中位の大きさで、褐色の毛をもつ
早生(白鳥系) 中~大粒で褐色の毛をもつ
中晩生(白毛系) やや大粒で白い毛をもつ
流通の大半を占めるのは白毛系です。
そのほかの、地方野菜として根強い需要のある サヤや豆が茶色豆系の品種
山形県の「だだっちゃ豆」
福島県・秋田県の「五葉豆」
新潟県の「茶豆」等、
兵庫県丹波地方の「黒目」等、地方には独自の品種が色々あります
えだまめの選び方
えだまめは、色が鮮やかで、ふくらんだ豆の粒の大きさがそろっているものを選びましょう。
枝つきもの物は鮮度が保たれているので、より新鮮な豆の風味を味わえます。
葉が生き生きとしており、丈が低く、サヤが密生しているものを選びましょう。
えだまめの保存方法
えだまめは、時間の経過とともに独特の風味と甘さが落ちてしまうため、鮮度がとても大切です。
その日のうちに食べきれない分も、買ったその日のうちにゆでておき、上手に保存するのがおいしさを保つ秘訣です。
保存する場合は、短時間で硬めにゆであげ水分を飛ばし、保存袋に入れて冷凍庫へいれます。
食べる直前に、凍ったまま熱湯でサッとひとゆでれば、ちょうどよい触感とそのままのうまみを楽しむことができます。
えだまめの栄養と機能性
大豆は「畑の肉」と呼ばれるくらい栄養価が高く、
えだまめにも同様にタンパク質のほか、カルシウム、ビタミン類、食物繊維、鉄、カリウム等の栄養成分を豊富に含んでいます。
特に他の野菜にも含まれる葉酸が多く含まれ、体の成長、貧血の予防、生活習慣病等に効果があります。
また、胃腸が弱いため夏バテを起こしている人に共通しているのが、ビタミンB1やB2等の不足といわれていますが、
えだまめはビタミンB1やB2を多く含んでおり、手軽に食べられる野菜として、夏バテ防止や疲労回復に効果的といえます。
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夏野菜は夏バテを防ぐ効果もあるのですね!
きゅうりやなすは体を冷やす効果があるといいます。
旬の野菜を食べることは体にとっても👍なんですね。
えだまめがおいしい季節です。
えだまめの「豆知識」を披露してはいかがでしょうか。
とれたて、ゆでたての「えだまめ」に塩をふって・・・🤤
食べきれない場合は、硬めにゆでて冷凍保存です。
食品ロスがでないように使い切りましょう!
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今月の園芸特産作物 7月 えだまめ
えだまめ(マメ科ダイズ属)の原産地と来歴
えだまめは、大豆の未成熟な豆を食用とする野菜です。
もともとは子実用の品種の若さやを食していましたが、現在はえだまめ専用の品種が400品種以上あるといわれています。
大豆の原産地は、東アジア、主に中国北部といわれています。
日本へは、縄文・弥生時代には伝来し、「古事記」や「日本書紀」には米や麦とおもに五穀のひとつとして記されています。
しかし、未成熟な豆をえだまめとして食すようになったのがいつ頃か、正確にはわかっていません。
17世紀末の江戸時代に、枝についたままの状態でそのまま食べ歩く、ファストフート感覚の食物となっていました。
古くは田植えの終わったあぜみちに農家の自家用として作っていたので、「あぜまめ」と呼ばれていました。
その後、枝付きで売られていたことにより、えだまめが一般的な呼び方になりました。
なお、未成熟の大豆をえだまめとして食べる食習慣は、長い間、日本独自のものでしたが、
健康志向に伴う日本食ブームや冷凍技術の普及により、北米、ヨーロッパ等海外でも
塩ゆでした枝豆が食べられるようになっています。
えだまめの主な種類
極早生(秋田・奥原系) 粒が中位の大きさで、褐色の毛をもつ
早生(白鳥系) 中~大粒で褐色の毛をもつ
中晩生(白毛系) やや大粒で白い毛をもつ
流通の大半を占めるのは白毛系です。
そのほかの、地方野菜として根強い需要のある サヤや豆が茶色豆系の品種
山形県の「だだっちゃ豆」
福島県・秋田県の「五葉豆」
新潟県の「茶豆」等、
兵庫県丹波地方の「黒目」等、地方には独自の品種が色々あります
えだまめの選び方
えだまめは、色が鮮やかで、ふくらんだ豆の粒の大きさがそろっているものを選びましょう。
枝つきもの物は鮮度が保たれているので、より新鮮な豆の風味を味わえます。
葉が生き生きとしており、丈が低く、サヤが密生しているものを選びましょう。
えだまめの保存方法
えだまめは、時間の経過とともに独特の風味と甘さが落ちてしまうため、鮮度がとても大切です。
その日のうちに食べきれない分も、買ったその日のうちにゆでておき、上手に保存するのがおいしさを保つ秘訣です。
保存する場合は、短時間で硬めにゆであげ水分を飛ばし、保存袋に入れて冷凍庫へいれます。
食べる直前に、凍ったまま熱湯でサッとひとゆでれば、ちょうどよい触感とそのままのうまみを楽しむことができます。
えだまめの栄養と機能性
大豆は「畑の肉」と呼ばれるくらい栄養価が高く、
えだまめにも同様にタンパク質のほか、カルシウム、ビタミン類、食物繊維、鉄、カリウム等の栄養成分を豊富に含んでいます。
特に他の野菜にも含まれる葉酸が多く含まれ、体の成長、貧血の予防、生活習慣病等に効果があります。
また、胃腸が弱いため夏バテを起こしている人に共通しているのが、ビタミンB1やB2等の不足といわれていますが、
えだまめはビタミンB1やB2を多く含んでおり、手軽に食べられる野菜として、夏バテ防止や疲労回復に効果的といえます。
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夏野菜は夏バテを防ぐ効果もあるのですね!
きゅうりやなすは体を冷やす効果があるといいます。
旬の野菜を食べることは体にとっても👍なんですね。
えだまめがおいしい季節です。
えだまめの「豆知識」を披露してはいかがでしょうか。
とれたて、ゆでたての「えだまめ」に塩をふって・・・🤤
食べきれない場合は、硬めにゆでて冷凍保存です。
食品ロスがでないように使い切りましょう!
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