平成29年11月29日(水)13:30~15:00
石川県女性センター 5階各女連室
参加者 11名
北陸農政局の「とくだねe~講座」を利用した学習会を開催した。
講師は、北陸農政局安全管理課環境汚染物質管理係長 藤田 仁氏
〇はじめに
ハザード(危害要因) 健康に悪影響をもたらすものや、可能性のあるもの「食品中の物質」または「食品の状態」
3つにわけられます
・生物学的なもの ウィルス、食中毒、寄生虫など
・科学的なもの 魚介毒、植物毒、かび毒、重金属、加工調理中に産生する化学物質、食品添加物、残留農薬など
・物理的なもの 異物混入など
〇カドミウムについて
地球の地殻に広く存在する重金属、亜鉛鉱石中に比較的高濃度で存在
充電池(ニッケル・カドミウム電池)、絵の具の顔料等
自然活動 岩石の風化に伴う海への流入(15,000トン/年)
火山活動に伴う大気への放出(500トン/年)
人為的活動 採掘活動に伴い鉱石ノカス等から溶出
金属の精錬時にばいじんとして排出
廃棄物の焼却や埋め立て(投棄)に伴う排出
肥料施用時に肥料中不純物としてのうちへ投入
体内に入る経路(暴露経路)
・口から(経口暴露) 飲料水から摂取 ※健康上問題となる濃度ではない
・食事からの摂取 ほどんどの食品には微量のカドミウムが含まれている
・肺から体内に入る(吸入暴露) 喫煙、高山や精錬工場で粉じんなどを吸い込む
人に対する有害な影響
・低濃度かつ長期間の経口暴露 近位尿細管機能障害の発生(これは加齢によっても発生する)
・きわめて高濃度な経口暴露 イタイイタイ病(重度な近位尿細管機能障害や骨軟化症
食品別カドミウム雪舟良の割合(2003,2012平均)
コメ41,7%、野菜・海草 21.3%、ゴカイ類 15・6%・・・・
カドミウムのリスク低減対策
汚染土壌の除去(客土)等
カドミウム濃度をていげんさせる生産対策
定期的なモニタリング調査
まとめ
・濃度の工程はあるが、ほとんどの食品にはカドミウムが含まれている
・通常の食生活であれば、米などの食品を通じたカドミウム摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性は低い
・食品を通じたカドミウム摂取への木よが大きい米を中心に、カドミウムのリスク低減対策が講じられている
〇メチル水銀
水銀は近くを構成する成分、土、空気、水すべてに微量含有
無機水銀(毒性が弱い)、有機水銀(毒性が強い)
用途は、蛍光灯、乾電池、体温計
メチル水銀は、大気中の無機水銀が降雨により土壌や水域に流出し、水域中の微生物により毒性の強いメチル水銀に変化
※食物連鎖で生物濃縮
食品から摂取する総水銀の88.9%は魚介類から
メチル水銀による健康被害は 水俣病、急性毒性 体内量1000ミリグラムで致死、100ミリグラムで中毒死(体重1㎏あたり)
胎児の脳への影響
※母乳中のメチル水銀は低濃度であり、問題はない
※乳児、小児はメチル水銀を排出できる
◎胎盤を通過する化学物質とその影響
メチル水銀、ニコチン、アルコール、サリドマイド等
妊娠初期では奇形をもって生まれてくる可能性
妊娠16週目以降 機能の異常をもって生まれてくる可能性
☆妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項(平成17年11月2日厚生労働省公表 平成22年6月改定)
注意が必要な魚介類の提示
魚介類の暫定的規制値 総水銀で0.4PPm、メチル水銀として0.3ppm
暫定的規制値を超える魚介類は流通させない
※ただし、マグロ類、深海性魚介類等、河川産魚介類などについては適用外(昭和48年ごろあまり食べられていなかったため)
魚介類のモニタリング検査 都道府県の衛生部局などが実施
まとめ
・不飽和脂肪酸、ビタミン類、たんぱく質等を豊富に含む魚を習慣的に摂取することで、心血管疾患、骨粗しょう症等を予防
・魚介類の種類と量のバランスを考えて食べることが大切
・任部の方は、メチル水銀能動が高い魚を「多量」に食べることを避けるよう注意!
〇最後に
食生活の上で気をつけることはバランスよく食べる事!
*****************************************************
自然界に存在し、食物中に存在する重金属についての低減対策を聞くことができ少しは安心することができた。
いたずらに恐れることなく、食事は常にバランスよく食べることが必要だということが
安全のリスクを低くすることにつながっていることも確認できた!
メチル水銀の検査をすべての魚介類で行ってくれるともっと安心できると感じた。
食生活が変わる中で、常に見直していくことも必要だと感じた。
「とくだねe~講座」を利用し、安全対策を学ぶことで、より安心感にもつながっていく。
繰り返し、話を聞き、情報を共有していくことが必要!
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石川県女性センター 5階各女連室
参加者 11名
北陸農政局の「とくだねe~講座」を利用した学習会を開催した。
講師は、北陸農政局安全管理課環境汚染物質管理係長 藤田 仁氏
〇はじめに
ハザード(危害要因) 健康に悪影響をもたらすものや、可能性のあるもの「食品中の物質」または「食品の状態」
3つにわけられます
・生物学的なもの ウィルス、食中毒、寄生虫など
・科学的なもの 魚介毒、植物毒、かび毒、重金属、加工調理中に産生する化学物質、食品添加物、残留農薬など
・物理的なもの 異物混入など
〇カドミウムについて
地球の地殻に広く存在する重金属、亜鉛鉱石中に比較的高濃度で存在
充電池(ニッケル・カドミウム電池)、絵の具の顔料等
自然活動 岩石の風化に伴う海への流入(15,000トン/年)
火山活動に伴う大気への放出(500トン/年)
人為的活動 採掘活動に伴い鉱石ノカス等から溶出
金属の精錬時にばいじんとして排出
廃棄物の焼却や埋め立て(投棄)に伴う排出
肥料施用時に肥料中不純物としてのうちへ投入
体内に入る経路(暴露経路)
・口から(経口暴露) 飲料水から摂取 ※健康上問題となる濃度ではない
・食事からの摂取 ほどんどの食品には微量のカドミウムが含まれている
・肺から体内に入る(吸入暴露) 喫煙、高山や精錬工場で粉じんなどを吸い込む
人に対する有害な影響
・低濃度かつ長期間の経口暴露 近位尿細管機能障害の発生(これは加齢によっても発生する)
・きわめて高濃度な経口暴露 イタイイタイ病(重度な近位尿細管機能障害や骨軟化症
食品別カドミウム雪舟良の割合(2003,2012平均)
コメ41,7%、野菜・海草 21.3%、ゴカイ類 15・6%・・・・
カドミウムのリスク低減対策
汚染土壌の除去(客土)等
カドミウム濃度をていげんさせる生産対策
定期的なモニタリング調査
まとめ
・濃度の工程はあるが、ほとんどの食品にはカドミウムが含まれている
・通常の食生活であれば、米などの食品を通じたカドミウム摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性は低い
・食品を通じたカドミウム摂取への木よが大きい米を中心に、カドミウムのリスク低減対策が講じられている
〇メチル水銀
水銀は近くを構成する成分、土、空気、水すべてに微量含有
無機水銀(毒性が弱い)、有機水銀(毒性が強い)
用途は、蛍光灯、乾電池、体温計
メチル水銀は、大気中の無機水銀が降雨により土壌や水域に流出し、水域中の微生物により毒性の強いメチル水銀に変化
※食物連鎖で生物濃縮
食品から摂取する総水銀の88.9%は魚介類から
メチル水銀による健康被害は 水俣病、急性毒性 体内量1000ミリグラムで致死、100ミリグラムで中毒死(体重1㎏あたり)
胎児の脳への影響
※母乳中のメチル水銀は低濃度であり、問題はない
※乳児、小児はメチル水銀を排出できる
◎胎盤を通過する化学物質とその影響
メチル水銀、ニコチン、アルコール、サリドマイド等
妊娠初期では奇形をもって生まれてくる可能性
妊娠16週目以降 機能の異常をもって生まれてくる可能性
☆妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項(平成17年11月2日厚生労働省公表 平成22年6月改定)
注意が必要な魚介類の提示
魚介類の暫定的規制値 総水銀で0.4PPm、メチル水銀として0.3ppm
暫定的規制値を超える魚介類は流通させない
※ただし、マグロ類、深海性魚介類等、河川産魚介類などについては適用外(昭和48年ごろあまり食べられていなかったため)
魚介類のモニタリング検査 都道府県の衛生部局などが実施
まとめ
・不飽和脂肪酸、ビタミン類、たんぱく質等を豊富に含む魚を習慣的に摂取することで、心血管疾患、骨粗しょう症等を予防
・魚介類の種類と量のバランスを考えて食べることが大切
・任部の方は、メチル水銀能動が高い魚を「多量」に食べることを避けるよう注意!
〇最後に
食生活の上で気をつけることはバランスよく食べる事!
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自然界に存在し、食物中に存在する重金属についての低減対策を聞くことができ少しは安心することができた。
いたずらに恐れることなく、食事は常にバランスよく食べることが必要だということが
安全のリスクを低くすることにつながっていることも確認できた!
メチル水銀の検査をすべての魚介類で行ってくれるともっと安心できると感じた。
食生活が変わる中で、常に見直していくことも必要だと感じた。
「とくだねe~講座」を利用し、安全対策を学ぶことで、より安心感にもつながっていく。
繰り返し、話を聞き、情報を共有していくことが必要!
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