あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 9年目を迎えた夏のシーカヤック教室、今年もスタート

2016年07月23日 | 旅するシーカヤック
2016年7月23日(土) 今年も地元の島でシーカヤック教室を開かせていただけるとの連絡を受け、今日がその初日。
この夏は、米国出張があったので少し開始時期を遅らせていただくことになったが、また子供達に会えると思うと嬉しい限り。
俺の夏は、このシーカヤック教室で幕開けである。

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朝、いつもの場所に到着すると、すでにカヤックが運ばれていた。

今日は風もなく、絶好のシーカヤック教室日和になりそうである。


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9時過ぎ。
子供達がやって来た。

今日の午前中は、シーカヤック部の今年の部員達による練習である。
中学生の男の子と女の子がそれぞれ1人と、小学生の男の子2人。 それに職員さん2人と、いつもサポートしていただけるYさんも今日は来てくださっている。

挨拶を交わし、お互い自己紹介して、準備運動をすませると、今年のシーカヤック教室をスタート。
『おい、去年より体が大きくなったなあ』 『中学校では、何クラブに入った?』などなど、久しぶりの会話を楽しむ。
自己紹介では、子供達の好きな事や将来の夢などを教えてくれたので、また少し深く、彼ら彼女達の事を知ることができた。

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中学生の男の子以外は、これまでも漕いだことがある子達なので、今年はしっかりと漕げそうである。
舟割を決め、海に漕ぎ出す。

穏やかな海、青い空、そして心地よい海風。

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肩慣らしに湾内をグルリと回った後は、小学生組と中学生組に分かれてミニレースを楽しんだり、

PFDを付けた状態と脱いだ状態で海に浮かんでみて、PFDの大切さを体験したり、ビルジポンプの使い方を試してみたりして、
海で遊ぶ楽しさと、その時の安全確保の心構えや道具の使い方について、体験を通じて共有化していく。

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1時間半ほど漕いで、初回のシーカヤック教室は終了。
子供達は、たっぷりと楽しんでくれたようだ。 俺も楽しかった。

午後の体験会に向け、カヤックを舫いでお昼休みへ。

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お昼は、ご飯を一緒に食べさせていただき、少し休憩して午後の体験会。
小学生低学年の女の子2人と男の子1人、そして午前中も参加してくれた今年初めてという中学生の男の子。

昼からは、さらに青空が広がり、夏らしい抜けるような景色の中でパドリングを楽しんだ。
子供達は小さくて、まだ1人艇を漕ぐには早いので、タンデム艇を使っての体験ツーリングである。
女の子二人組は、タンデム艇に先生と3人乗りでパドリング。

先生が、『さあ、漕ぐよ!』と言うと、
女の子二人組が、『みーぎ、ひだーり、みーぎ、ひだーり』と掛け声をかけながら漕ぎ進む。

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後ろから見守っていても、これがなんとも楽しそうで、とてもハッピーな気分の体験ツーリングとなった。

体験ツーリングなので、のんびり漕ぎ進み、岸に寄って魚を探してみたり、岸壁についている貝を採ってみたり、子供達に少しでも夏の海を楽しんでもらえるように、状況に応じてその場その場で考えて工夫してみる。

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1時間の体験ツーリングを終えると、『あー、楽しかった』と笑顔の子供達。
『次はいつ漕げるん?』 『うん、また来週の午後は体験ツーリングの予定だよ』
『また一緒に漕ごうね』 『うん』

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道具を運び、潮抜きをして片付ける。
シャワーを浴びさせていただき、着替えて今日のシーカヤック教室は終わり。
『じゃあ、明日もまた来るよ』

子供達の笑顔を見ることでき、本当に楽しく充実した1日であった。
明日も楽しみだ!

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