読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

朝倉かすみ「地図とスイッチ」~同じ日に同じ病院で生まれた2人のそれぞれの生きる道☆~

2015-08-07 02:17:20 | 



朝倉かすみ「地図とスイッチ」読み終わりました☆



人生には



その時々で



いろんな選択肢がある





その時に



「どのスイッチを押すか」







その後の人生は変わっていく。





自分に取って



それが・・




よかった



のか・・



悪かった



のか・・




それはその人の感じ方次第。




人から見たら・・



「最悪!」



・・っておもわれるようなことになったとしても




本人が



それでいい☆



と納得できているのなら



それはそれで



「よかった」といえることもある。




要は



自分がよければそれでいいんじゃない




だよね。





「あ~!あっちのスイッチおしとけばよかった~!」




そんなこともあるかもしれないけど!笑






同じ日に


同じ病院で生まれた男児2人。



同級生だった母親同志が


偶然そこで再会し


同じ日に子供を産んだ。



しかし・・


元々お互いの相性がよくなかった。



その後


連絡を取ることもなく



2人の男児は


お互いを知らずに成長する。




しかし・・


1度だけ2人は会っていた。




そういう関係とは知らず。



そして



その夏のある日の出来事が



お互いの胸の中に



ずっと残っていた。




なぜか・・



心があったかくなる思い出





そして



栄人は


大学院を卒業後


父のコネで鉄道会社に就職するも・・



長続きせず


フリーターを続けていた。


そして友人「相野谷」の雑貨店



Switch of Lifeで働くことになる。




一方


拓郎は


高校卒業後


鉄道会社に就職して働いていた。


離婚を経験し


娘も1人。



そして


Switch of Lifeの店員で店長候補の17歳年下のちえりと再婚することに。


ちえりのお腹には子供がいる。




現在41歳の栄人と拓郎。





2人はすごく近くにいるんだけど


お互いそのことは知らない。



読者はわかって読んでいるので


それがすごくもどかしく・・



そして


そこがまた愉快♪




栄人は


実家がお金持ちで


がつがつ働かなくてもよく



「がんばることが好きじゃない」




一方



拓郎は


頑張って・・頑張って・・


自分の理想通りの家庭を築けなかった。





拓郎の再婚相手「ちえり」が



社長の「相野谷」と愛人関係だったこと。




それを従業員は知っているのだけど


拓郎はそのことを知らない。




そんなドキドキ感。。



そして



最後に従業員の葛西と話していて



栄人が


「高校時代の彼女」と結婚したと聞いた拓郎が



「うらやましい」と心底言うシーンに笑ってしまった





高校時代付き合っていた



美雪ちゃんのことが忘れられない拓郎。





ちえりと結婚した先には・・



どんなスイッチが待っているのだろう





そして・・



自分自身には



これからどんなスイッチが用意されているんだろうか?



そんなことを考えさせられる作品でした

















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