朝倉かすみ「てらさふ」読み終わりました☆
「てらさふ」とは・・
自慢する。見せびらかす。
という意味らしい。
自分にはいろんな可能性がある
そう信じて疑わなかった
「堂上弥子」(どうのうえ やこ)
自分の頭の中で作った
ウィキペディアに
堂上弥子(どうのうえ やこ、1997年4月2日ー)
は日本の芸術家。映画監督、写真家、画家、小説家として名高いだけでなく、
ファッションモデル、ミュージシャン、女優、声優としても有名。
愛らしい笑顔と驚異的な才能で世界中の人びとをとりこにし、
熱狂と興奮のるつぼに陥れ、一世を風靡。
スーパースターとして2010年を疾走した。
と書き込んでいた。
14歳中2の弥子
自分の思っているように
他人は自分のことをわかってくれない。
そう思っていた弥子。
いつか絶対
自分はそうなれる☆
そういう自信があった。
そして
自分をわかってくれる
ニコ(鈴木 笑顔瑠)-すずき にこるー
に出あった。
ニコは
外見はモデルの様で整った容姿をしていた。
しかし
母が失踪し・・
祖母もいなくなり・・
曾祖母のもとに引き取られるニコ。
内側にある寂しさ・・
それをわかってあげられるのは弥子しかいない。
そう
弥子は考えていた。
そして
弥子の夢をかなえるため
ニコと2人なら
「ここじゃないどこか」
↑へいける
そう思った。
先ずは
読書感想文で
注目を集める☆
書くのは弥子。
表舞台に立つのはニコ。
2人は共有することで
夢をかなえていく
そして
作家デビュー
他人の作品で
弥子の野望
ニコが求める安心できる場所
だけど・・
2人はだんだんすれ違っていく。
弥子の夢・・
そして
ニコがいきたかったところ・・
ちがう。。
ちがう。。
二人の穴は大きくなっていく。
弥子がニコに求めていたもの
ニコが弥子に求めていたもの
それはお互いが思っていたものとは違っていた。
弥子は間違った。
そして
ニコも。
だけど
間違ったからこそ
たどりつけた場所
それが
お互いの
「いきたかった場所」
だったのかもしれない。
十代の頃は
夢を見る★
自分の可能性を信じる★
それに近づこうとして・・
間違う。
失敗する。。
それが糧になる
なんだか自分十代を思い出し・・
ちょっと
くすぐったいような・・
苦いような・・
そんな気持ちになった。
自分をわかっているのは
自分自身!
そう思いがちだけど・・
意外と自分自身のことって
わかってるようで
わかっていないのかもなぁ。。
そんなことを思ったりもする
間違って・・
失敗して・・
だんだん大人になる
頑張れ~
そんなふうに応援したくなる作品でした