池永陽「真夜中の運動会」読み終わりました☆
真夜中の運動会って・・
妖怪の話？
なーんて思ってしまったけど！笑
おじいちゃんが果たせなかった
好きな女の子「きよちゃん」と運動会で走ること
それを果たそうと
孫の靖は奮闘する
きよちゃんは小学校６年のときにサーカスに売られてしまった。
↑そんなことが昔はあったんだねー。
靖の父方のおじいちゃん「久三（きゅうぞう）」は
きよちゃんと走ることができる運動会を楽しみにしていた。
しかし
戦争で運動会は中止に。。
そしてきよちゃんもいなくなってしまった。
そのことが
ずーっと心のこりだった久三。
久三は
家の階段から落ちて足を骨折
１か月ほどの入院で足は治ったものの・・
「足がほよほよする」
といって
外出を嫌がるようになる久三。
母の愛子から外に連れだすように頼まれた
高３で受験生の靖
最初はしぶしぶだったおじいちゃんとの散歩だった。
しかし
久三と靖は同じ小学校に通っていたこと
時代は変わっても
校庭の真ん中にある栴檀（せんだん）の木は
おじいちゃんの時代からあったということを聞かされ・・
なんだか不思議な気持ちになる☆
きよちゃんとの果たせなかった運動会のことを聞いた靖
もう先が長くない・・という久三
おじいちゃんの夢をかなえてあげたいと思うようになる。
久三は
惚けがはじまり・・
そんなころ
父は遠く静岡の会社に出向・・給料は３割カット！
母の愛子は久三の介護でつかれ・・
それから逃げるように
不倫にはしる。。
家族は崩壊寸前！
そして
靖の大学受験も危うくなる。。
靖のカノジョ「玲子」は
なぜか靖と一線を替えようとはしない。
受験を理由にしているけれど
靖はなぜか腑に落ちない。
いつも通うファミレスの「チアフル」のウエイトレスの悦子に
靖は誘われ・・
つい。。
そんな靖にイラッとしてしまうが・・
この年代なら仕方ないのかな？とも＾＾；
そんな優柔不断な靖だが
家族の問題にちゃんと向き合って戦かおうとする姿は
応援したくなる
そして
玲子のいざというときの態度
実は玲子には秘密が～！
靖が久三にいわれた
「おまえはなにも見とらん」
その言葉の意味がだんだんわかるようになる。
本当に「大切なもの」☆
そのことに気づいていく靖
靖は
家族の危機を救えるのか？
そして
おじいちゃんのきよちゃんとの運動会の夢・・
果たして
