真保裕一「ストロボ」読み終わりました☆
面白かったです。
自分自身に重ねて読んでしまいました。
喜多川光司 50歳
プロカメラマン
キャリアを積み
名声も得た
しかし
無難に仕事をこなす毎日・・
そんな喜多川のもとに
個人からの依頼が。
20代前半の女性が
母を撮ってほしいと
喜多川が女性に連れられてきた場所は
病院だった。
母親に会った瞬間!
喜多川はその依頼を把握した。
「遺影」を撮るのだと。
その母親は懐かしそうに喜多川を見る。
「昔お世話になった」
と。
しかし
喜多川には覚えがなかった。
そして
それを思い出すのは・・
その母親の死後
娘の手の中に収まっていた
父親の「写真」をみた瞬間だった
喜多川は
自分の過去を
振り返る。
その瞬間☆
瞬間☆
ストロボに映し出された自分
自分が今ここにいる!
それを確かめるべく。
50歳・・
ちょうど人生を振り返るときなのかもしれない。
自分がしてきたこと
関わってきた人たち
今自分がここにいる意味
喜多川が自分自身の過去を振り返るシーンが
一瞬なのに
とても深く
そして
読み手に自分自身のことを突き付けられてるような気持ちになる
真保さんの筆の力なんでしょうね^^
夢は叶えたら終わりじゃない。。
悩みは尽きず・・
新たな苦難は続く・・
けど
それは夢を夢を叶えられたから
がんばれる
そんな気持ちになりました