トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスラエルの家族からエルドアン大統領に、人質危機への介入を求める手紙が届いた

2023年11月18日 | 国際
11月19日 親族がハマスの人質になっているイスラエル人家族のグループが、エルドアン大統領に、この人道的危機への介入を求めて手紙を送ってきました。

 Hurriyet

11月3日付の手紙には、「人質と行方不明家族フォーラム」の代表、メイラフ・レシェム・ゴネンさんとマルキ・シェム=トフさんの署名がありました。

家族たちはその苦悩を語り、「彼らが誘拐されてから、私たちは子供たち、妻たち、夫たち、老いた親たちと、まったく連絡が取れていません。私たちは家族について、まったく情報を得ていません」と言っています。

家族たちは、エルドアン大統領の中東とムスリム世界における影響力に訴え、その力を使って決着をつけて欲しいと言っています。「貴方は大きな助力ができる、独特の立場においでだと、私たちは信じています」と家族たちは書いています。

家族たちは大きな不安を抱えていると語り、「私たちは、私たちの子供や、配偶者や、親が、どこで、どんな状態にあるのか、まったくわからないのです。彼らの健康状態もまったくわかりません。彼らがまだ生きているかさえ、わからないのです」と言っています。

家族たちはエルドアン大統領に、人質たちが生きている証を示し、彼らに必要な医療品をすぐに提供し、早急の解放のために、貴方の力であらゆることをして欲しいと懇願しています。


トルコ議会はスエーデンのNATO加盟延期の決定をした

トルコ議会の外交委員会は、木曜、スエーデンのNATO加盟に関する討議を行いましたが、承認には至らず、討議は今後に持ち越しとなりました。

 Hurriyet

委員会がいつスエーデン加盟に関する討議を再開するかはわかっていません。会議では、現政権・公正発展党の議員らが、いくつかの問題を明確にする必要があり、スエーデンとの交渉はじゅうぶんになされていないという理由で、延期の動議を提出しました。

外交委員会のフアト・オクタイ議長は、トルコの安全保障への懸念に対処するスエーデンの対策に関する情報を得るために、次の会議にはスエーデン大使を招くかもしれないと、記者団に語りました。

トルコは、自国の安全に対する脅威とみなしているテロリスト集団PKKやFETOに対して寛大すぎると、スエーデンを非難し、スエーデンのNATO加盟承認を延期してきました。とるこは、FETOは2016年の未遂クーデターの首謀者と見ています。

トルコはまた、スエーデンにいるテロリストPKKの支持者たちによる一連のデモや、コーランを燃やしたプロテストに憤慨しています。


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エルドアン大統領がガザから移送されてきた患者をアンカラで見舞った

2023年11月16日 | 国際
11月17日 エルドアン大統領は、ファフレッティン・コジャ保健相や、病院の医長、医師たちとともに、アンカラで治療を受けるためにガザから運ばれてきたガン患者を見舞いました。エルドアン大統領は、患者ひとりひとりに、早い快復を祈ると告げ、彼らの病状について聞きました。

 Hurriyet
ガザから来たガン患者を見舞うエルドアン大統領(右)とコジャ保健相


イスラエル=ハマス戦争の中、27人のガザのガン患者が、介護者とともに、治療のためにトルコに移送されてきました。2機の軍用機が、27人の患者と13人の介護者を乗せて、エジプトのエルアリシ空港を発ち、11月16日朝、アンカラのエセンボーア空港に着陸しました。

旅行中は、トルコのヘルスケアの専門家9人が付き添い、患者たちの健康状態をチェックしていました。患者たちは、その後、ビルケント市立病院に運ばれたと、当局が発表しました。

ガザへの医療支援と、患者と負傷者のトルコへの移送に関する手続きを終えて、ファフレッティン・コジャ保健相は、患者らとともにアンカラに戻ってきました。

コジャ保健相は、エセンボーア空港で記者団に、トルコ政府は、10月7日にガザで人道的危機が始まって以来、ガザの人々の苦しみを和らげるために努力をつづけてきたと力説しました。ガザの患者たちを治療のためにエジプトの外へ移送したのは、トルコが最初だと、保健相は語りました。

「いままで、治療のために患者たちをガザから他国に移送した国はありません。今日、初めて、患者たちがラファフ国境ゲートを越えて、トルコにに直送されました」と、コジャ保健相は言いました。保健相は、より多くの患者が送られるよう努めていると言い、呼吸困難の未熟児を、しかるべき施設で治療するために、トルコに運ぶよう要請したと付言しました。

「私たちは患者、とくにガン患者と小児患者をトルコに移送することにしました。これからも、もっと多くの患者が来ることを願っています。私たちは努力をつづけます。私たちは、保育器に入っている未熟児や、呼吸困難の早生児など、どんな要求にも応じる用意があります。このような赤ちゃんたちを集中治療状態で快適に運ぶことができます。この件についはて、話し合いが進行中です」


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トルコ・キプロスが建国40周年を祝った

2023年11月15日 | 国際
11月16日 トルコ・キプロスが、11月15日、建国40周年を迎え、全国でさまざまな式典やイベントが行われています。トルコとアゼルバイジャンからも代表団が祝典に参加しました。

 Hurriyet

祝典は、1963年の独立宣言40周年の1日前の11月14日から始まり、大勢のトルコ・キプロス人がパレードに参加しました。トルコのジェヴデト・ユルマズ副大統領も祝典に出席しました。トルコ・キプロスの国旗を掲げた行列の後、エルシン・タタル・トルコ・キプロス大統領のスピーチと21発の祝砲とともに、祝典は開幕しました。

閣僚、国会議員、高官たちが、トルコ・キプロス建国の指導者ラウフ・デンクタシの墓に詣でました。11月15日には、大統領官邸で、タタル大統領主催の祝賀レセプションが開催され、その後、高官たちは、ニコシアにあるトルコ共和国の創立者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの記念碑に花輪を捧げました。

トルコ・キプロスの闘争の歴史の記録を展示した博物館の落成式が行われ、その後、曲乗り飛行チーム「トルコの星」が、40周年を祝して、キプロスの空で妙技を披露しました。


新年の宝くじ賞金が1390万ドルに決まった

トルコの新年の宝くじ賞金が4億リラ(1390万ドル)に決まりました。賞金総額は23億リラ(8020万ドル)になるでしょう。

 Hurriyet
街角で夢を売る宝くじ売り


トルコでは,大晦日、国営宝くじの特賞が、とくべつに高額になります。今年は、1枚の宝くじが400リラ(約14ドル)で売られますが、それで特賞が当たるかもしれません。

200リラのハーフ・チケットを買って、特賞が当たれば、他のだれかと半分わけすることになります。クオーター・チケット(4分の1券)も100リラで売られます。

1枚のチケットには、ひとつのナンバーが記されていますが、ハーフ・チケットの場合は、同じナンバーのチケットが2枚あり、クオーター・チケットの場合は4枚あります。

抽選では、昨年決まったルールによって分配されます。特賞は当選チケットの所有者間で均等に分けられます。抽選は特賞が買われるまでつづきます。昨年の特賞は2億リラ(当時1070万ドル)で、ナンバー6530303のクオーター・チケットを買った4人で分配されました。

2022年からボーナスの数が13から15に増え、抽選されるコード数が622から1012に増えました。配分率は今年も同じです。


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トルコのファーストレディが15日、パレスチナ・サミットを主催する

2023年11月14日 | 国際
11月15日 トルコのファーストレディ、エミネ・エルドアン夫人が、イスラエルの攻撃の中、ガザに閉じ込められている市民たちの苦しみを和らげるトルコの活動の一環として、イスタンブルのリーダーたちの婦人らとともに、「パレスチナのためのひとつの心」と題したサミットを開催します。

 Hurriyet

「この会合は、ガザの市民たちの苦しみを終わらせ、危機の解決法を見出すための強い団結を示すでしょう」と11月14日の情報局の声明は言っています。「カタール、マレーシア、ウズベキスタンなど多くの国々の首脳夫人や代表たちが、ガザの罪のない人々のために、世界にメッセージを送るでしょう」

「エミネエルドアン夫人のスピーチにつづいて、参加した夫人たちもスピーチをします。会合は明日、ファーストレディの後援で、大統領府のドルマバフチェ・オフィスで開催されます」と、声明は付言しています。エミネ夫人は2009年にも、首脳夫人らとともに、同様の会合を開催しています。


1600年昔の種子が古代の厨房で発見された

カラビュユク県エスキパザル地区の古代都市ハドリアノポリスで、20年間つづいてきた発掘作業中に、1戸の建物の厨房部分が出土し、厨房を調査したところ、1600年昔の種子が見つかりました。

 Hurriyet

この建物が発見されたのは2003年です。その建物の厨房にあったボールの中で、1600年昔のものと思われる小麦やソラマメの種子とヨーグルトが見つかりました。古い鉢や鍋、砥石、鉄のナイフも、厨房内で見つかりました。

発掘隊長のエルシン・チェリクバシ准教授は「私たちはまだ、建物の機能を完全に把握していません。作業はまだ続いています。しかし、この建物の1室が厨房であったことは明確に認められました。厨房には階段で入ります。厨房は狭く、四角形です。厨房のストーブ部分も出土しました」と語りました。 

「ストーブ部分のすぐそばに容器があり、2つの容器の中で、種子が今日まで生きていました。専門家が種子の種類を判定しましたが、ひとつは小麦で、その他は私たちがソラマメと呼んでいる豆の一種です。ヨーグルト・ハーブもありました。エスキパザルでは、今日でもヨーグルトをヨーグルト・ハーブで発酵させています」

「容器のそばで、鉄のナイフが見つかりました。ナイフのそばには砥石がありました。この砥石には重要な意味があります。トルコ=イスラム期以来、この地方では、エスキパザルで生産される砥石が有名です。発見された砥石はエスキパザルで何百年も伝統的に砥石が生産されてきたことの証でしょう」


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ガザへの医療品を積んだトルコの船がエジプトの港に着いた

2023年11月14日 | 国際
11月14日 大量の医療用品 ー 仮設病院や救急車 ー を積んだトルコの船が、ガザに近いエジプトの港に着いたと、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

「医療サービスのための物資を積んだガザへの人道支援のための船が、エジプトのエルアリシ港に着きました」と、11月13日、コジャ保健相は、船の写真つきでソシアルメディアで報じました。医療品はエジプトとの協力で、ガザの人々に届けられるだろうと、保健相は付言しました。

およそ500トンの医療品を積んだ船は、11月10日、トルコ・イズミルのアルサンジャク港を出航しました。医療品のコンテナ51個と、完全装備の救急車と発電機20台の発送に必要な許可は、先週、所得されました。支援品の内容は、悪天候にも耐える完全装備の仮設病院と、膨らませて設置できる仮設病院、医薬品、消耗品などです。


トルコとカタールの外相がガザの現状について話し合った

トルコのハカン・フィダン外相が、カタールのシェイク・モハムメド・ビン・アブドゥラフマン・アルタニ首相兼外相と、電話でガザの激化する現状について話し合いました。

 Hurriyet
カタールのモハムメド外相(左)とトルコのフィダン外相


外交ソースによると、電話会談では、週末、サウジの首都リヤドで行われた「イスラム協力機構(OIC)」サミットでの決定事項の実施について意見を交換しました。

リヤドでの「アラブ・リーグ」とOICの緊急会合では、ガザのハマスとの戦いでのイスラエルの行動が強く非難されました。国際社会は紛争が他の国々にも及ぶかもしれないと懸念しています。

電話会談のあった日の朝、フィダン外相は欧州評議会のマリヤ・ペイチノヴィッチ・ブリッチ事務局長と、アンカラで会談しました。会談では、欧州評議会の議題と、ガザとウクライナを含む地域の問題に関する事項が協議されました。


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サウジ主催のサミットで中東のリーダーたちがイスラエルを非難

2023年11月12日 | 国際
11月13日 土曜、サウジの首都で行われた中東のリーダーたちとイランの大統領の会合は、紛争が他国へひろがることが懸念されるとして、ガザのハマスに対するイスラエルの行動を非難しました。

 Hurriyet
前列右から3人目がエルドアン大統領


「アラブ・リーグ」と「イスラム協力機構(OIC)」の緊急会合は、10月7日のハマスの戦闘員の攻撃後に開催されました。イスラエル当局によると、この攻撃で、ほとんどが市民の1200人が死亡し、239人が人質にされました。

ハマス運営の保健省によると、その後のイスラエルの空陸の攻撃で、11,000人の人々が殺害され、そのほとんどは市民で、子供も多かったということです。

「サウジは、パレスチナの人々に対して行われた犯罪に、イスラエルは責任があると確認する」と、会合の主催国サウジアラビアの事実上の統治者モハムメド・ビン・サルマン皇太子が、サミットの冒頭で言いました。

「われわれは中東の安全と平和と安定を保証する唯一の道は、イスラエルが占領と包囲と移住を止めることだと確信している」と、彼は、イスラエルのガザでの行動と、占領されている西岸について語りました。

イランのエブラヒム・ライシ大統領は、3月に両国が関係修復を行って以来初めて、サウジアラビアを訪れ、イスラム諸国はイスラエル軍をガザでの行動から「テロリスト組織」に指名すべきだと言いました。

イスラエルはハマスを殲滅すると言い、ハマスは市民を「人間の盾」として使ていると非難していますが、ハマスはこれを否定しています。


「トルコはイスラエル=ハマス問題を解決できる主要な国だ」大統領

エルドアン大統領は、イスラエル=パレスチナ問題の解決のための具体的な提案に関して、トルコの主要な役割を力説し、トルコの扉は中東の平和と安定を願うすべての人々に開かれていると強調しました。

 Hurriyet

「トルコはこの問題を解決するために最も適切な提案を提供できる国です。トルコは中東の危機と問題の解決のための主要な国です。トルコはあらゆる国々と話し合い、戦っている国々を同じテーブルに就けさせることができる唯一の国です」とエルドアン大統領は、リヤドからの帰途、語りました。リヤドで大統領は「イスラム機構」と「アラブ・リーグ」の共同サミットに出席しました。

トルコを抜きにして問題の解決はできないと、エルドアン大統領は強く言いました。「わが国の扉はわれわれの立場に共感するすべての人に開かれています。真実の解決のためにわれわれと接触を望む者ならたれとでも、われわれは話をつづけます」

エルドアン大統領は国連内でパレスチナを支持する国を増やすために、会議後、外交努力を開始すると語り、121か国がパレスチナ支持に投票し、40か国が棄権し、12か国がイスラエル支持に投票したことに言及しました。


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カッパドキアを訪れるツーリスト数が記録を破った

2023年11月12日 | 経済
11月12日 中央アナトリア・ネヴシェヒル県の人気観光地カッパドキアが、訪れるツーリスト数で記録を破りました。

 Hurriyet

ネヴシェヒル、ユルギュップ、ハジュベクタシ考古学・民俗学博物館、カランルク、エル・ナザル、ギュルシェヒル、デリンクユ、カイマクル、オズコナク、タトラリン地下都市とマズ地下都市、ギョレメ野外博物館、ゼルヴェ遺跡、ギュルシェヒル野外宮殿跡、ハジュベクタシ・ヴェリ博物館、ハジュベクタシ・アタテュルクの家などがあるカッパドキア地方に、今年の1月から10月、内外のツーリスト4,256,129人が訪れました。

ネヴシェヒル県のアリ・フィダン知事は「カッパドキア地方はユニークな自然美と、多くの文明の豊かな歴と文化によって、国内でも、世界でも最も重要な観光センターのひとつになっています。カッパドキア地方の中心に位置するネヴシェヒルは、妖精の煙突と地下都市で知られています。ネヴシェヒルは渓谷や岩窟教会、野外博物館、気球ツアー、健康ツアーや信仰ツアー、郷土料理、手工芸品など、訪れる人々に多くのさまざまな楽しみを提供しています」と語りました。

今年の1月から10月、国内外からのツーリストの数で、これまでの記録が破られたと、知事は言いました。「2022年には、ツーリスト数は4,192,070人でしたが、2023年1月から10月、昨年の記録を超えました。私たちは今年末には、訪れる人の数は500万に達するだろうと予想しています」

知事はまた、ツーリストのトップ5は、スペイン、アメリカ、インドネシア、韓国、イタリアからのツーリストだと付言しました。


イスタンブルで野火で焼けた土地の再植林活動が行われている

今年の市内の野火でダメージを受けた森林地帯を復活させるために、イスタンブル知事室が再植林キャンペーンを始めました。

 Hurriyet

ダウト・ギュル知事も植林イベントに参加しました。イベントでは、34,500本の松の苗木が、7月26日に市内北部ベイコズ地域を襲った野火で被害を受けた森林地帯21ヘクタールに植えられました。ギュル知事は、再植林活動は、野火で被害を受けた他の地域でも行われ、今年末には植林は終わるだろうと言いました。

「今日、生徒たちの助力で、私たちはイスタンブルのこの地に、“100周年トルコ”の最初の植樹を行っています。ここベイコズは今年の火災で被害を受けた地域のひとつです」と、ギュル知事は、11月8日のイベントで記者団に語りました。

植林活動は今年末までに作業を終えると知事は言い、11月8日の緑化イベントが行われたエリアは、イスタンブル県で焼けた森林の 約45%になると指摘しました。「2023年末までには、今年焼けたイスタンブルの森林のすべてが再植林されるでしょう」


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トルコ、エジプト、イスラエルがガザの患者たちのために共同保健チームを結成

2023年11月11日 | 国際
11月11日 トルコ、エジプト、イスラエルが、ガザの患者たちを、エジプト国境のラファ・ゲートを通って移送するために、協力して共同保健調整チームを結成しました。このゲートは、イスラエルに支配されていない地域からの唯一のルートです。

 Hurriyet

トルコのファフレッティン・コジャ保健相は、11月10日、この共同の取り組みを発表し、トルコとエジプトの医療職員が、ガザから移送されてくる患者の治療のために協力して働くと強調しました。この計画は、最近、イスラエルが、パレスチナのトルコ経営の病院を空爆したことに対応して生まれました。

計画はまず、ガン患者、とくに子供の患者を対象に着手します。計画の第一段階では、患者をラファ・ゲートから、エジプトのエルシェイク・ザイード病院とエルアリシュ病院に移送することになると、コジャ保健相は言いました。

コジャ保健相はまた、エジプトのカレド・アブデル・ガッファル保健相とともに、病気の子供たちを見舞いに行く計画を発表しました。第2段階では、安定した状態になった患者たちを、救急航空機でトルコに移送する計画です。

イスラエルのウリエル・ブソ保健相も、トルコとエジプトの保健相の先導によってできた共同保健チームに参加することになりました。


エルドアン大統領がガザの平和のための支援を世界に要請

エルドアン大統領は、イスラエルとハマスの紛争を速やかに解決するために、トルコは国際的支援を積極的に要請すると宣言しました。

 Hurriyet

「人々の死を止め、おびえる子供たちを慰め、彼らの苦悩を癒すことは最終目標ではなく、解決のための第一歩です」と、エルドアン大統領は、11月9日、ウズベキスタンから帰国して、記者団に語りました。

「トルコは国際的な場に関与し、停戦を確保するために、外交チャンネルを最大限利用しています」とエルドアン大統領は言い、公正で、永続的な解決のための方策について概説し、解決を求める国際的世論を引き起こしたいと話しました。

「われわれは停戦後の対策について綿密に計画し、しっかりとした、持続可能な平和のための方策を考えている」と大統領は強調しました。

エルドアン大統領はまた、戦後の浄化作業の重要性を強調し、瓦礫除去には広範な作業が必要になるだろうと言いました。「われわれの外交努力に、われわれは肯定的なものを感じている」


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エディルネの薬局にギリシア人とブルガリア人が押し寄せている

2023年11月10日 | 経済
11月10日 ブルガリアとギリシアに隣接する都市エディルネに、ツーリストの大群が押し寄せています。彼らがエディルネに来るのは、望ましい交換率で買物ができるからだけでなく、市販の薬品やサプリメントの需要が急増しているためでもあります。

 Hurriyet

エディルネのショッピング・センターと薬局は、隣国から来る人々で大賑わいになっています。彼らの薬局でのおめあては、薬品類、とくに風邪の予防薬やサプリメントです。

薬剤師会議所のギュルカン・クルチオール所長は、保健製品を求めるツーリストが増えていると言いました。「ここ2,3年、好ましい交換率のためにエディルネを訪れるブルガリアの旅行者が増えています。とくに週末はブルガリア市民が多くやってきますね。彼らはエディルネの薬局で保険関連の商品を買っていきます」

「トルコでは故国より手ごろな価格で薬品が買えるのが、彼らがトルコの薬局までドライブしてくる理由です」とクルチオール氏は言いました。よく売れているのはビタミンやサプリメントで、ツーリストたちはいろいろなサプリメントを買っていますが、とくに風邪薬の需要が多いそうです。


「トルコはガザのガンの子供たちを受け入れる用意がある」保健相

トルコはまもなく、ガンの子供たちを治療のために、ガザからトルコへ移送する手続きを始めると、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

「私たちはできるだけ早く、ガンの子供たちをトルコに移送し始めます。患者たちが救急車でエジプトに運ばれてくるのを、私たちは待っています。私たちは彼らを治療するために、救急用航空機でトルコに運びます。私たちはまた、薬品や、医療器具、仮設病院、救急車20台、支援のための装備500トンをを船で送ります。船は11月9日、出航します」と、コジャ保健相は、11月9日、国会の予算協議会のスピーチで語りました。

コジャ保健相は、11月8日、イスラエルのウリエル・メナチェム・ブソ保健相と電話で話し、保健相として、医者としての強いスタンスを示し、イスラエルの保健相に、暴力は受け入れられないと伝えたと言いました。

コジャ保健相はまた、ガザでガンの治療をする唯一の医療機関であるトルコ運営の病院が、イスラエルの空爆で機能不全になったことに触れ、ガンの治療が終わらないまま放置されている子供たちを初め、患者たちのトルコへの移送手続を待っていると伝えたということです。この件に関しては、イスラエルの保健相と合意に達したと、コジャ保健相は付言しました。

「ガザの人道的悲劇は、保健サービスが提供されないまま深刻化しています。イスラエルによるガザの破壊は、人間の価値を瓦礫で埋めてしまった。私は、イスラエル=ハマス戦争の初日から、野戦病院の設立など、保健サービスを供給するために、エジプトの保健相と話し合ってきました」とコジャ保健相は言いました。


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CHPの新リーダーがIYI党との同盟交渉を推進

2023年11月09日 | 国内
11月9日 最大野党・共和人民党の新リーダーに選ばれたオズギュル・オゼル氏が、IYI(善良)党との関係を再燃させる意向を示しました。

 Hurriyet

オゼル氏はさまざまな政党との同盟の可能性の意志があることを発表し、CHPの開放的な政策と、相互の利益を基盤に協力する用意があることを強調しました。

「われわれはメラル・アクシェネル氏(IYI党のリーダー)と会うだろう。われわれはすべての政党と会うだろう。われわれの扉は開かれ、計画は開放されている。われわれは握手する用意がある」とオゼル氏は、11月7日、記者団に語りました。

IYI党は最近、近づく市長選には独自で参加することにしたと発表しました。2019年の地方選挙では、IYI党はCHPの候補を支持しましたが、今回は変わってきています。前回、IYI党はイスタンブル、アンカラ、イズミルのような重要な戦場でCHPを支持しました。しかし、今回は、トルコ第3の都市イズミル市長候補として、エコノミストのウミト・オズラレ氏を指名しています。

オゼル氏がCHPのリーダーになったことで、アクシェネル氏はCHPとの同盟を再検討するかもしれません。アクシェネル氏はCHPの前リーダー、ケマル・クルチダルオール氏を批判していました。

「われわれは(現政権・公正発展党)AKPを利するような態勢はとらない」とオゼル氏は言いました。オゼル氏はアクシェネル氏からのX(前ツイッター)での祝辞に返礼しています。


エルドアン大統領が西側の「ガザへの無対応」を非難した

エルドアン大統領が、イスラエルとハマス間の暴力に対する西側のリーダーたちの対応の欠如を非難し、ムスリムたちにガザの人々の味方であるよう要請しました。

 Hurriyet
経済協力機構のサミット。左から5人目がエルドアン大統領


「今こそ、われわれはムスリムとして声を上げるべきときではないか」と、エルドアン大統領は、11月9日、ウズベキスタンの首都タシケントで行われた「経済協力機構(OEC)」のサミットで発言しました。

「西側は停戦の呼びかけに無力すぎる」とエルドアン大統領は言い、西側諸国の行動力の欠如に失望したと語りました。大統領は学校やモスク、教会、病院、大学へのイスラエルの爆撃を非難し、このような行為は人道主義の核心を侵害するものだと力説しました。

エルドアン大統領はまた、11月15日に、ガザ支持の国際会議をイスタンブルで開催する計画を発表しました。この会議は中東の現在の危機に対応するのが目的で、国家首脳の配偶者たちも参加するということです。

ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領が主催したタシケントのサミットには、イランのイブラヒム・レイシ大統領、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、パキスタン暫定政府のアンヴァルル・ハク・カダル首相ら、7人の首脳が出席しました。

エルドアン大統領は人道的停戦を確保し、紛争のエスカレートを阻止するためのトルコの外交努力を強調しました。大統領はまた、トルコは230トンの人道支援物資をガザに配布するために、エジプトのエル・アリシ空港に送ったと発表しました。


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