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サウジ主催のサミットで中東のリーダーたちがイスラエルを非難

2023年11月12日 | 国際
11月13日 土曜、サウジの首都で行われた中東のリーダーたちとイランの大統領の会合は、紛争が他国へひろがることが懸念されるとして、ガザのハマスに対するイスラエルの行動を非難しました。

 Hurriyet
前列右から3人目がエルドアン大統領


「アラブ・リーグ」と「イスラム協力機構(OIC)」の緊急会合は、10月7日のハマスの戦闘員の攻撃後に開催されました。イスラエル当局によると、この攻撃で、ほとんどが市民の1200人が死亡し、239人が人質にされました。

ハマス運営の保健省によると、その後のイスラエルの空陸の攻撃で、11,000人の人々が殺害され、そのほとんどは市民で、子供も多かったということです。

「サウジは、パレスチナの人々に対して行われた犯罪に、イスラエルは責任があると確認する」と、会合の主催国サウジアラビアの事実上の統治者モハムメド・ビン・サルマン皇太子が、サミットの冒頭で言いました。

「われわれは中東の安全と平和と安定を保証する唯一の道は、イスラエルが占領と包囲と移住を止めることだと確信している」と、彼は、イスラエルのガザでの行動と、占領されている西岸について語りました。

イランのエブラヒム・ライシ大統領は、3月に両国が関係修復を行って以来初めて、サウジアラビアを訪れ、イスラム諸国はイスラエル軍をガザでの行動から「テロリスト組織」に指名すべきだと言いました。

イスラエルはハマスを殲滅すると言い、ハマスは市民を「人間の盾」として使ていると非難していますが、ハマスはこれを否定しています。


「トルコはイスラエル=ハマス問題を解決できる主要な国だ」大統領

エルドアン大統領は、イスラエル=パレスチナ問題の解決のための具体的な提案に関して、トルコの主要な役割を力説し、トルコの扉は中東の平和と安定を願うすべての人々に開かれていると強調しました。

 Hurriyet

「トルコはこの問題を解決するために最も適切な提案を提供できる国です。トルコは中東の危機と問題の解決のための主要な国です。トルコはあらゆる国々と話し合い、戦っている国々を同じテーブルに就けさせることができる唯一の国です」とエルドアン大統領は、リヤドからの帰途、語りました。リヤドで大統領は「イスラム機構」と「アラブ・リーグ」の共同サミットに出席しました。

トルコを抜きにして問題の解決はできないと、エルドアン大統領は強く言いました。「わが国の扉はわれわれの立場に共感するすべての人に開かれています。真実の解決のためにわれわれと接触を望む者ならたれとでも、われわれは話をつづけます」

エルドアン大統領は国連内でパレスチナを支持する国を増やすために、会議後、外交努力を開始すると語り、121か国がパレスチナ支持に投票し、40か国が棄権し、12か国がイスラエル支持に投票したことに言及しました。


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カッパドキアを訪れるツーリスト数が記録を破った

2023年11月12日 | 経済
11月12日 中央アナトリア・ネヴシェヒル県の人気観光地カッパドキアが、訪れるツーリスト数で記録を破りました。

 Hurriyet

ネヴシェヒル、ユルギュップ、ハジュベクタシ考古学・民俗学博物館、カランルク、エル・ナザル、ギュルシェヒル、デリンクユ、カイマクル、オズコナク、タトラリン地下都市とマズ地下都市、ギョレメ野外博物館、ゼルヴェ遺跡、ギュルシェヒル野外宮殿跡、ハジュベクタシ・ヴェリ博物館、ハジュベクタシ・アタテュルクの家などがあるカッパドキア地方に、今年の1月から10月、内外のツーリスト4,256,129人が訪れました。

ネヴシェヒル県のアリ・フィダン知事は「カッパドキア地方はユニークな自然美と、多くの文明の豊かな歴と文化によって、国内でも、世界でも最も重要な観光センターのひとつになっています。カッパドキア地方の中心に位置するネヴシェヒルは、妖精の煙突と地下都市で知られています。ネヴシェヒルは渓谷や岩窟教会、野外博物館、気球ツアー、健康ツアーや信仰ツアー、郷土料理、手工芸品など、訪れる人々に多くのさまざまな楽しみを提供しています」と語りました。

今年の1月から10月、国内外からのツーリストの数で、これまでの記録が破られたと、知事は言いました。「2022年には、ツーリスト数は4,192,070人でしたが、2023年1月から10月、昨年の記録を超えました。私たちは今年末には、訪れる人の数は500万に達するだろうと予想しています」

知事はまた、ツーリストのトップ5は、スペイン、アメリカ、インドネシア、韓国、イタリアからのツーリストだと付言しました。


イスタンブルで野火で焼けた土地の再植林活動が行われている

今年の市内の野火でダメージを受けた森林地帯を復活させるために、イスタンブル知事室が再植林キャンペーンを始めました。

 Hurriyet

ダウト・ギュル知事も植林イベントに参加しました。イベントでは、34,500本の松の苗木が、7月26日に市内北部ベイコズ地域を襲った野火で被害を受けた森林地帯21ヘクタールに植えられました。ギュル知事は、再植林活動は、野火で被害を受けた他の地域でも行われ、今年末には植林は終わるだろうと言いました。

「今日、生徒たちの助力で、私たちはイスタンブルのこの地に、“100周年トルコ”の最初の植樹を行っています。ここベイコズは今年の火災で被害を受けた地域のひとつです」と、ギュル知事は、11月8日のイベントで記者団に語りました。

植林活動は今年末までに作業を終えると知事は言い、11月8日の緑化イベントが行われたエリアは、イスタンブル県で焼けた森林の 約45%になると指摘しました。「2023年末までには、今年焼けたイスタンブルの森林のすべてが再植林されるでしょう」


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