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フィダン外相がEUにトルコの加盟を決めるよう要請した

2023年11月21日 | 国際
11月22日 ハカン・フィダン外相がEUに、トルコの加盟を戦略的に決めるよう要請しました。

 Hurriyet

「わが国のEU加盟要請には変わりはありません。わが国をEUメンバーにするか、しないかは、技術的な問題ではありません・・・これはEUの中心諸国が、戦略的に考えて決めることです」と、フィダン外相は、11月20日、国会の議員グループに語りました。

フィダン外相は、EUのジョゼフ・ボレル外務・安全保障上級代表やシャルル・ミシェル欧州理事会議長など重要人物と1対1で話し合ってきたと言いました。「彼らは決めなければなりません。彼らはトルコのようなムスリム国と新たな連帯を確立したくないのでしょうか」と、外相は疑問を提し、EUには文明を超えた構造が必要だと力説しました。

トルコのEU加盟に関するトルコとEUの正式な交渉は、2005年に始まりましたが、トルコはEU加盟に必要な規準を満たしていないとして、事実上、保留されてきました。トルコは、これは政治的決定であるとし、EUに、トルコに対してより妥当で、誠意あるアプローチを求めています。


「イスラエルはガザで一線を越えた」とファーストレディが警告

トルコのファーストレディ、エミネ・エルドアン夫人が、イスラエルはガザで越えてはならない一線を越えたと、率直に警告し、イスラエルの最近の市民への、とくに子供たちへの攻撃に注意を喚起しました。

 Hurriyet

すべての心ある人が越えてはならない一線は、無実の罪を負わされた人の命や、赤ちゃんの涙、「死にたくない」という子供の叫びだと、エルドアン夫人は、アメリカの週刊誌「ニューズウイーク」の独占インタビューで言いました。夫人は、国連の施設を含む民間人の居住地が標的にされていることや、人道支援のために働いている人々の絶望的な願いについても語りました。

「私たちの宗教では、無罪の人を殺害することは、人類の殺害と同じとされています」と夫人は明言しました。「虐殺されているパレスチナの兄弟姉妹とともに、私たちの人間性も葬られていくいま、私たちにとって、超えてはならない一線とはなんなのでしょうか」

攻撃は何週間もつづいているのに、国際社会は沈黙をつづけていることに、エルドアン夫人は深い懸念を表明し、国際社会は長期にわたる状況を認識していないのではと、疑問を呈しました。「40日間も沈黙していれば,その信頼を回復し再建するのに何年もかかることを、私たちはわかっているのでしょうか」

「私たちは中東と全世界に、信頼と安定と平和を取り戻すために、なんでもします」とファーストレディは宣言しました。


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