トルコのトピックス

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トルコの高齢者人口は増加している

2021年03月20日 | 国内
3月20日 トルコ統計局の3月18日の発表によると、トルコの高齢人口は、この5年間で22.5%増加しています。

 Hurriyet

65歳以上の人口は2015年には649万人でしたが、2020年には795万人まで増えたと、統計局は発表しました。総人口に対する高齢者人口の割合は、2015年には8.2%でしたが、2020年には9.5%になりました。高齢者人口の44.2%は男性で、55.8%は女性です。

就労年齢者100人に対する高齢者数からなる扶養比率は、2015年は12.2%でしたが、2020年には14.4%になりました。

2020年、高齢者の割合が最も多い県は、黒海地方のシノップ県で、19.8%です。次が北部カスタモヌー県で18.6%、次が黒海地方のアルトゥヴィン県で17.1%。高齢者率が最も低い県は南東部シュルナク県で、3.4%、次が南東部ハッカリ県で3.6%、次がシャンルウルファ県で4.0%。

2019年、トルコには100歳以上の人が5,780人いました。100歳以上の人が最も多い県のトップ3は、800人のイスタンブル県、267人のアンカラ県、262人のイズミル県でした。100歳以上の人が最も少ない3県は、5人の北部バイブルト県、6人の北部バルトゥン県、同じく6人の北東部アルダハン県。

トルコの65歳の人の残りの平均寿命は、男性は16.3年、女性は19.6年。換言すると、女性の平均寿命は男性より3.3年長いということです。

トルコには独り暮らしの高齢者が147万人います。統計局によると、独り暮らしの高齢者の75.3%は女性で、男性は24.7%。生活満足度調査によると、いま幸せだと答えた18歳以上の成人の割合は52.4%、65歳以上の人では65%でした。高齢者の総合的な幸福レベルを性別で調査すると、男性の56.1%、女性の59.0%が幸せだと答えています。

統計局の発表によると、就業している高齢者の64.7%が農業で、サービス業が28.1%、産業部門が5.3%、建設部門が1.9%です。65歳~74歳でインタネットを使用している人の割合は、2015年には5.6%でしたが、2020年には27.1%まで増加しました。


樹齢600年の古木を住民たちが大切にケアしている


南東部ガジアンテプ県にある、トルコ最大のピスタチオ育成センターで、樹齢600~700年と思われる1本のピスタチオの木を、近所の住民たちが保護し、ケアしています。

 Hurriyet

樹齢600年の木は幹の周囲約5メートル、高さは約7メートル、シェヒトカミル地区バーバシュに住むフェルハト・デミルさんの土地に生えています。

住民たちはこの木をみなの共通の資産と見ています。地域の農林部長ハカン・マラクオールさんはアナドル通信に、「この木は今も毎年、200キロのピスタチオを算出しています」と語りました。

木が雷でダメージを受けたため、村人たちはこの木を登録しようとしていると、彼は言いました。村長のヴェイセル・サヒン・カドゥさんは、老若を問わず、みながここへ来て、木の手入れをしていると言い、「私たちはこの木を生かしつづけようと努めていますす。この木の歴史は、私たちの村ができた日だと言われています。この界隈のみながこの木を守り、木が傷むことのないように努力しているのです」

ピスタチオの木を「歴史モニュメント」として守っているデミルさんは、この木はここに住むすべての人のものだと言いました。


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ドイツがワクチンを 開発したトルコ系科学者夫妻に勲章を授与

2021年03月20日 | 国際
3月19日 ドイツの大統領が、金曜、世界初の有効な対コロナワクチンを開発したトルコ系科学者ウーウル・シャヒン氏とオズレム・テュレジ氏夫妻に、ドイツ最高の勲章を授与しました。

 Hurriyet

フランク=ヴァルター・シュタインマイアー大統領は、ベルビュー宮殿で行われた授与式で、シャヒン氏とテュレジ氏にメリット勲章を贈りました。

「わが国民を代表して、私はお2人のすばらしい科学的業績に感謝したいと思います。お2人のさらなる研究計画が、お2人と私たちすべてのために画期的な成功をもたらすことを願っています」と、大統領は授与式で言いました。

シュタインマイアー大統領は、シャヒン氏と夫人のテュレジ氏は、mRNA技術の分野での先駆的な業績と、コロナワクチンの開発で、パンデミックを食い止めるのに決定的な貢献をしたと力説しました。

「お2人の素晴らしい発見は人間の生命を救っています。この発見は生命の必要性を確保し、私たちの社会的、経済的、文化的生存を確実にしています。ワクチン接種をした人々とともに、私たちは正常化へ、私たちが求める生活へ、小さな一歩を踏み出すことができます」

夫妻に授与された大十字星メリット勲章は、国家に大きな貢献をした個人に与えられる最も権威ある勲章のひとつです。シャヒン氏とテュレジ氏は2人とも、1960年代にトルコからドイツへ来た移民の子供です。2人は大学で医学を学んだ後、ガンの免疫性、分子生物学、mRNAワクチン技術の分野で、優れた研究をしてきました。

2人が2008年に設立した製薬会社バイオンテク社は、アメリカのパートナー、ファイザー社と共同で、世界初の有効なコロナワクチンの開発をなしとげました。


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トルコは今月、ファイザーのワクチン450万回分を受け取る

2021年03月18日 | 国際
3月18日 ファフレッティン・コジャ保健相が、3月18日、ファイザー=バイオンテク・コロナワクチン450万回分が、今月、トルコに到着すると言いました。

 Hurriyet

保健相は、コロナウイルス科学顧問委員会の会議後、まずテスト用のワクチン58,000回分のワクチンが届くだろうと言いました。「450万回分が、今月、到着します。その間に、ワクチンのテストは終わるでしょう。接種は順番に実施されます。来週までに、60~65歳の人のワクチン接種が始まるでしょう」

コジャ保健相は、変異ウイルスがトルコでも見つかっていることを強調し、変異種は感染しやすいと言われると語りました。保健相はウイルスを軽く見ないよう促し、対策を厳守することの重要性を強調しました。「残念ながら、この15日間、わが国の多くの県で感染が増えています」

保健相はまた、「人類は2020年の絶望を克服しました。2021年は希望と勝利の年です」と言いました。ファイザー=バイオンンテク・ワクチンはオズレム・テュレジ氏とウーウル・シャヒン氏夫妻によって開発されました。2人はドイツへ移民したトルコ人移民の子供たちです。

バイオンンテク社は、今年、いくつかの国にある6つの製造工場で、20億回分のワクチンを生産する計画です。


61年間で1000頭の動物の剥製をつくった男

北西部クルクラーレリ県に住む93歳のニヤジ・サウジュさんは、61年間、剥製をつくりつづけてきました。

 Hurriyet

地元では「鳥オジサン」と呼ばれるサウジュさんは、ほぼ1000匹の死んだ鳥と野生動物を、そのままの姿で維持するために、特別の方法で剥製にしてきました。

1928年、ルーマニアで生まれ、1935年、家族とともにトルコに移住したサウジュさんは、32歳のとき、父親の仕事の剥製づくりに興味を持ち、その後、61年間、ずっとこの仕事をつづけてきました。彼はクルクラーレリ博物館に、自分が作った動物の剥製を寄贈し、その後、自宅の一室を博物館にして剥製を展示しました。

サウジュさんはトルコで5人の中の1人、トラキア地方では唯一の剥製師だと言い、この仕事は大変な技術が要ると力説しました。「剥製アートにはその動物の特徴が反映されていなければなりません」と彼は言い、根気の要る仕事だと語りました。

「私は動物の表面を乾燥させます。注射や薬品は使いません。詰め物は綿やオガクズです。1匹の動物に詰めるのに、最低、1週間はかかります」とサウジュさんは言い、いままでに60種の動物を剥製にしたと付言しました。

サウジュさんは、毎週、クルクラーレリ博物館に通い、寄贈した剥製の手入れをしているそうです。いま彼は博物館に展示する
ハリネズミを探しています。農業で使われる多くの化学薬品が野生動物を傷つけていると、サウジュさんは言いました。「最近は剥製にする動物が見つからなくなりました。農業が動物たちを傷つけているのです。私たちはもう本の中でしか、動物を見られなくなってきました」


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国連のシリア特使がトルコの努力を賞賛した

2021年03月16日 | 国際
3月17日 国連のシリア特使が、3月15日、シリア難民を受け入れているトルコの努力を賞賛しました。

 Hurriyet

オンライン記者会見で、ゲイル・ペデルセン・シリア特使は、シリアの全国的休戦を再度要請し、この1年余、イドリブの状況は比較的落ち着いていると言いました。ペデルセン特使は、シリア難民を受け入れているトルコへの国際的支援に関する質問に答えて、トルコの努力を賞賛しました。

「われわれはみな、難民を受け入れているトルコの重要性を評価し、理解している。国連ファミリーはトルコのしてきたことに感謝を表明している」と特使は言いました。

ペデルセン特使は、今月末、ブリュッセルで、シリアへの人道的援助に関する会議が開かれると言い、そこでトルコへの支援が話し合われるだろうと付言しました。

2011年、シリアのバシャル・アルアサド体制が、親民主主義プロテスターたちを予想外の残酷さで弾圧して以来、シリアは内戦の渦中にあります。国連の調査によると、この10年間、多くの人々が殺害され、1000万人以上の人々が故郷を追われています。


トルコはコロナ対策の引き締めはまだ考えていない

最近、コロナ感染が急増していますが、政府はまだ当分の間、制約つきの対策を再採用することは考えず、状況を監視していくと、エルドアン大統領は言いました。「われわれは現在の“正常化”の実施をつづけ、今後の経過をしっかり監視していくことにした」と、大統領は、3月15日、アンカラで閣僚会議後に国民に語りました。

 Hurriyet

「しかし、皆さんがウイルス対策を守らなかったら、新たに規制や制約が科されることになるでしょう。皆さんは正常化に浮かれて、必要な守るべき注意が守られていないように思います」とエルドアン大統領は言い、人々にもっと注意深く行動するよう要請しました。

ウイルス感染はいくつかの県では急増していいるが、感染の急増にもかかわらず、入院と、集中治療室や挿管治療の患者数は減っていると、大統領は言いました。

政府は2週間前、「管理された正常化」段階を発表しました。この段階によって、「低」と「中度」のリスクの県では、週末のロックダウンが廃止されました。しかし、週日夜の外出禁止は、全国81県でつづいています。さらに、レストランとカフェは、リスクの「非常に高い」県以外は、午前7時から午後7時まで、客の収容率50%で、営業を許可されました。

トルコは2020年末頃、1日の感染者数が3万人に達し、多くの制約的な対策が導入されました。


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「ウイルス感染は5月には減少しはじめるかも」専門家ら

2021年03月16日 | 国内
3月16日 トルコの1日のコロナウイルス感染は、今後の2週間で2万人に達し、5月には減少しはじめるかもしれないと、専門家たちは言っています。

 Hurriyet

“管理された正常化”段階に入ってから、感染が増加しているのは予想外ではないと、専門家らはヒュリエト紙に語りました。「コロナ感染は増加してはいますが、集中治療室にいる人の数、すなわち挿管治療を受けている患者は大きく増加していません」

暖かい季節になると、人々は密閉された屋内より、屋外のオープンな場所で過ごすことが多くなるから、5月には感染状況が改善するかもしれないと、専門家たちは言い、屋外でも、ソシアルディスタンスのルールは守らなければならないと付言しました。専門家たちによれば、ワクチン接種運動が促進されれば、パンデミック状態は夏までに改善されるかもしれないということです。

トルコは1月14日、4段階のワクチン接種プログラムを開始しました。現在までに1100万回分の中国コロナヴァク・ワクチンが接種されました。約800万人が1回目の接種を受け、330万人が2回目の接種を受けました。ワクチンは28日おいて、2回接種されます。

トルコは秋までに5000万人にワクチン接種をすることを目標にしていると、ファフレッティン・コジャ保健相は先週言いました。「5000万人の人々が秋までに接種を受けたら、パンデミックはもう保健危機ではなくなるだろう」と保健相は言っています。


「シリアの平和は欧州のトルコへの支援にかかっている」エ大統領

シリアの平和と安定の再建は、ヨーロッパのトルコへの支援にかかっていると思うと発言しました。


「欧州はシリアの内戦を終わらせるために、トルコを援助するべきだ」と題したブルームバーグのコラムで、エルドアン大統領は、平和的・継続的解決は、シリアの領土保全と政治的統一が尊重されなければ不可能だと、書いています。

「シリア暴動が始まって10年、民主主義と自由と人権を求めたために、殺害され、虐待され、故郷を追われた多くの人々のことを、われわれは忘れてはならない」

シリアの人々の人間的尊厳を無視した計画は、トルコはすべて拒否すると、エルドアン大統領は強調しました。「同時に、われわれは、平和的・継続的解決は、シリアの領土保全と政治的統一の尊重なくして不可能だろうと思う」と大統領は付言しました。


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コロナの最前線で戦うナースたちが、人々に対策を守るよう要請

2021年03月15日 | 国内
3月15日 コロナ・パンデミックの最前線で戦うナースたちが、3月14日、医療のプロの負担を軽減するために、みなが予防対策を守って欲しいと語りました。

 Hurriyet

パンデミックの中、集中治療室で働くナースたちは、ウイルス感染を防ぐため、家族と離れ、患者の回復に大きな喜びを見出しています。

トルコ北西部テキルダー県のイスマイル・フェフミ・ジュマルオール市立病院で働くナースの1人タンス・ティムールさんは、「パンデミックに対処することは、医療従事者にとって、とても厳しいことです。家族とも社会生活とも隔離されなければなりませんが、不服を言う者はいません」と言いました。

「私はこの状況が終わるのを望んでいるだけです。私たちは喜んで犠牲者になっているのです。快復する患者さんを見るだけで、私たちはじゅうぶんです」とティムールさんは言いました。「私たちは多くの犠牲を払っていますが、なにも失っていません。最も重要なのは人々の健康です。人々がコロナ対策を守って、コロナの拡大を止めれば、人々の健康は確保されるのです」

同じくナースのヌルバヌ・ウズンさんは、「パンデミックは私と関係ない」とか「私にはうつるわけない」と考えるのが誤りだと、強調し、「集中治療室に自分の脚で歩いて入った人が、最悪の状態で治療室を出てゆくのですよ」と言いました。「どうぞマスクを取らないでください、ディスタンスを守ってくださいと、私たちは皆さんにお願いします。私たちの負担を軽くするためにできることは、なんでもしてください」

ナースのディライ・フルサンさんは、看護している患者さんの回復が、自分たちを元気づけていると言いました。「人々が私たちの立場になって考えて欲しい。みなが医療従事者の身になって考え、コロナを警戒するべきです」と、フルサンさんは言い、みながもっとコロナ対策を守るよう呼びかけました。


駐土ウクライナ大使が1回目の接種を受けた



アンドリイ・シビハ駐トルコ・ウクライナ大使と夫人が、3月15日、トルコのワクチン接種プログラムに従って、1回目のコロナワクチンの接種を受けました。

 Hurriyet

シビハ大使はアンカラ市立病院でワクチン接種を受ける 自身 と夫人写真をツイッターにシェアしました。「健康は大切です。私たちは医師のアドバイスに従って行動します」とシビハ大使は言いました。「私たちは接種を決めるのに躊躇しませんでした。トルコはワクチン接種の速さでは、世界で6位にランクされていますから」と大使は付言しました。

3月上旬、駐トルコ・オランダ大使夫妻もワクチン接種を受けました。保健省によると、トルコは3月15日までに、1140万人以上がワクチン接種を受けました。790万人の人が1回目の接種を受け、340万人が2回目の接種を受けました。


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学生たちが医療スタッフに感謝と祝福の手紙を送った

2021年03月14日 | 国内
3月14日 コロナ・パンデミックの中で戦う医療従事者たちの努力を賞賛する学生たちからの手紙を受け取って、医療スタッフたちは感激しています。

 Hurriyet

最初の 感染から1年たちましたが、学生たちは首都アンカラのガジ大学病院の医療従事者たちに手紙を送りました。学生の1人アリ・イーイト・ソンメズ君は、「われらの英雄」と題した手紙を書き、医療従事者の努力を賞賛しました。

「皆さんは、皆さんの家族と離れ、皆さんの心身で患者さんたちを看護してくださいました。私たちは皆さんとともにあります。決して忘れません。皆さんは私たちの心の中にいます。やがてウイルスは終わり、皆さんは家族のもとに帰るでしょう。皆さんを心から愛しています」と手紙には書かれていました。

別の学生イーイト・チェティン君は、パンデミックのルールを守らない人々に代わって、医療スタッフに謝罪しました。「私は毎日、皆さんをお手本にしています。皆さんはあきらめることなく戦いつづけていらっしゃるからです」とチェティン君は言っています。学生たちは3月14日、「医師の日」に、毎年、医師たちに祝辞を贈ってきました。


ハリウッド・スターが好印象を持ってアンタリヤを去った

ハリウッド・スター、ジェイソン・ステイサムはトルコのアンタリヤに2か月滞在して、ガイ・リッチー監督の新作映画「5つの目」を撮っていましたが、このほどアンタリヤを去りました。

 Hurriyet

アナドル通信によると、ステイサムはベレキのホテルに滞在していましたが、アンタリヤを去る前、ホテル・マネジャー協会のアリ・シャファク・オズテュルク議長に会いました。2か月間トルコに滞在し、多くのイベントに顔を出したステイサムは、トルコとアンタリヤが大好きになったようです。

ステイサムはトルコの文化とホスピタリティに感動し、家族を連れてまた来たいと語りました。会談中、オズテュルクさんはステイサムに、休日にご家族と遊びに来てくださいと、招待されたそうです。


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イスタンブルは公共の場でIDの提示を始める

2021年03月13日 | 国内
3月13日 11日、イスタンブル知事室は、3月15日から、ほとんどの 公共の場と国営の建物に入るときに、コロナウイルスを追跡するHESコードを提示することを義務づけると発表しました。

 Hurriyet

知事室の発表によると、このルールはウイルスのチェックをひろげるために、イスタンブル公共保健協議会が決めたそうです。学校や図書館、スポーツセンター、結婚式場、理髪店、娯楽場、カフェのような公共の場では、3月15日からHESコードの提示が求められます。

1月14日、トルコは集団コロナワクチン接種キャンペーンを始め、人びとのワクチンへの信頼を促すために、医療従事者とトップ官僚が率先して接種を受けました。

3月1日、エルドアン大統領は、それぞれの県の状況をベースにして、コロナウイルスの規制を緩和すると発表しました。昨12月以来、トルコは週日夜の外出禁止を実施してきました。
 

パンデミックでトルコの大気質が改善された

人びとがステイホームしていたため、昨年、トルコの大気の質が劇的に改善されました。

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環境・都市化省の「大気質監視ネットワーク」の報告によると、人口密度の高い3大都市イスタンブル、アンカラ、イズミルでは、2020年のパンデミック以前の時期に比して、大気汚染率が減少しているということです。エーゲ大学の環境問題研究センターの研究者ギョクヌル・シシマン・アイドゥンさんは、パンデミック中に科された規制が、都市の大気質に良い影響を与えたと、アナドル通信に語りました。

「規制期間中の、都市への車の出入り禁止や、外出禁止、フライトの中止などが、大気汚染に良い影響を与えました」とアイドゥンさんは言いました。「2020年の前半、トルコの大気質は、二酸化硫黄、亜酸化窒素、微粒子トラップなどをベースに、改善されました」

アイドゥンさんはまた、トルコで最も大気汚染のひどい都市のひとつデュジェ県に関してコメントし、パンデミック中、デュジェの微粒子トラップ率は16.1%まで、一酸化炭素率は58.2%まで、二酸化窒素率は48.6%まで減少したと強調しました。

「海岸や湾岸でイルカが見られるようになりました。水質汚染も目に見えて改善されました」と彼女は言いました。


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トルコ大統領府報道官がEU要人と会談

2021年03月12日 | 国際
3月12日 イブラヒム・カルン・トルコ大統領府報道官が、11日、EUの要人たちと、トルコとEUの関係について話し合いました。

 Hurriyet
左から2人目がカルン報道官、右から2人目がヒューウェル議長


カルン報道官を長とするトルコ代表団と、EU問題担当のファルク・カイマクチュ副外相が、マリエム・ファン・デン・ヒューウェル欧州連合理事会議長、ジャン・ヘッケル・ドイツ首相外交政策主任顧問、エマニュエル・ボン・フランス大統領府外交政策主任顧問、ニコラウス・マイヤー・ラントルート対トルコEU代表団長と、イスタンブルのドルマバフチェ・オフィスで会談しました。

会談では、トルコとEUの協力エリアについて話し合われました。トルコとEUの相互関係も総合的に査定され、中東問題も討議されました。

3月25,26日に予定されているEUサミットの前のエルドアン大統領とEUリーダーたちとの会談の議題の準備も行われました。


変異ウイルス感染拡大で、全国的に警戒強化

コロナ変異種の感染拡大の中、トルコ保健省は全国に最高の警戒を促し、コロナ拡大と戦うための多くの対策を発表しました。

 Hurriyet

保健省は81県の知事室に指令を出し、ウイルス感染拡大に対してとるべき必要な行動を詳述しました。ファフレッティン・コジャ保健相は、さまざまなオリジンの変異ウイルスが、すでに多くの県で42,000人の人々に感染していると言いました。

保健省の指令によって、人びとは、職場を含む公共の場に入る前に、ウイルスとの接触をたどるアプリ「HESコード」の提示が要求されます。ショッピング・センター、市場、銀行、郵便局は、建物内に入れる人数を掲示します。病院は私立公立とも、パンデミックに備えるプランを再検討します。学校はすべて検査を受けます。

感染が急速にひろがっている地域では、検査を厳しくします。大勢の集会の危険性について、人びとはメディアやソシアル・メディアで情報が与えられます。

イスタンブル知事室は、3月15日から、公共の場や公立の建物に入るとき、HES コードを提示することを義務化すると発表しました。学校や図書館、スポーツセンター、結婚式場、理髪店、娯楽場、カフェのような公共の場は、HESコードの提示が求められます。

トルコは最近、“管理された正常化”段階に入り、週末のロックダウンは緩和され、レストランやカフェは制約された時間内で、収容人数を減らして営業を始めました。緩和の一環として、都市間バスも、定員の50%にして営業が許可されました。


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ミニバスが崖を転落、小学生2人死亡

2021年03月11日 | 国内
3月11日 バトマン県サソン地区で、3月10日、小学生を運んでいたミニバスが300メートルの崖を転落し、2人の子供が死亡、27人が負傷しました。

 Hurriyet

2人の子供はヤセミン・ユルドゥルムさんとエサト・ユルドゥルムさんのきょうだいです。事件は朝、起こりました。ドライバーがコントロールを失い、車は崖からギュルゲンリ村に落下しました。

村人たちがすぐに崖の下に駆けつけ、子供たちを救助しました。村人たちは子供たちをすばやく道路上に運んだと、目撃者は言いました。医療職員によると、27人のうち、5人は重傷です。
バトマン県のフルシ・シャヒン知事も現場に駆けつけ、救助作業を手伝いました。軽傷のドライバー、エシェフ・ヤズムさんは事故の原因について警察の審問を受けています。


トルコは最初のコロナ感染から1年たった

3月11日,保健相が最初のコロナ感染を発表してから、1年たちました。感染者が出るとすぐ、トルコはウイルスとの困難な戦いを開始しました。現在まで280万人が感染し、2万9000人の患者が死亡しました。

 Hurriyet

ウイルスによる最初の死者が出たのは3月17日でした。最初の感染が確認された後、政府はコロナ拡大を阻止するための対策を実施しました。3月16日には学校が閉鎖され、空の国際便は止められました。

マスク着用の義務化やソシアルディスタンスのルールを含めて、制約が厳しくなりました。映画館、バー、レストラン、カフェは閉鎖され、スポーツ競技の観戦は禁止され、都市間の移動も制限されました。私立病院はすべてパンデミック病院に指定されました。外出禁止令も出されました。

4月中旬には、1日のウイルス感染数は11,000~12,000人で停滞していましたが、その後、対策の効果が現れ始めました。1日の感染者数は減少し、5月中旬には1日の感染者数は3,000人以下になりました。

緩和と閉鎖パンデミックが改善してきたので、政府は6月、いくつかの制約を緩和し始めました。国内線は再開し、レストランやカフェその他公共の場が再開されました。6月から10月中旬まで、1日のウイルスの感染数は5,000人以下でしたが、11月、感染が急増しました。11月下旬から12月、当局は毎日、ほぼ3万人の感染者に対処しなければなりませんでした。

感染状況が悪化したため、政府はさらに厳しい対策を発表しました。週日夜の外出禁止と週末の完全ロックダウンが実施され、レストランとカフェはふたたび閉鎖されました。

ワクチン接種
感染拡大がさらに厳しくなってきたので、トルコはワクチン接種のプログラムを実施する努力を始めました。中国の製薬会社シノヴァクが開発したウイルス・ワクチン「コロナ・ヴァク」の最初の便が、2020年12月30日、トルコに届きました。

14日間のテストの後、政府は1月14日、医療従事者から、4段階のワクチン接種を初め、現在までにほぼ1040万回分のワクチンが接種されました。約800万人の人々が最初の接種を受け、260万人が2度目の接種を受けました。トルコは5月末までに、5250万人にワクチン接種をすることを目標にしています。


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