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ドイツがワクチンを 開発したトルコ系科学者夫妻に勲章を授与

2021年03月20日 | 国際
3月19日 ドイツの大統領が、金曜、世界初の有効な対コロナワクチンを開発したトルコ系科学者ウーウル・シャヒン氏とオズレム・テュレジ氏夫妻に、ドイツ最高の勲章を授与しました。

 Hurriyet

フランク=ヴァルター・シュタインマイアー大統領は、ベルビュー宮殿で行われた授与式で、シャヒン氏とテュレジ氏にメリット勲章を贈りました。

「わが国民を代表して、私はお2人のすばらしい科学的業績に感謝したいと思います。お2人のさらなる研究計画が、お2人と私たちすべてのために画期的な成功をもたらすことを願っています」と、大統領は授与式で言いました。

シュタインマイアー大統領は、シャヒン氏と夫人のテュレジ氏は、mRNA技術の分野での先駆的な業績と、コロナワクチンの開発で、パンデミックを食い止めるのに決定的な貢献をしたと力説しました。

「お2人の素晴らしい発見は人間の生命を救っています。この発見は生命の必要性を確保し、私たちの社会的、経済的、文化的生存を確実にしています。ワクチン接種をした人々とともに、私たちは正常化へ、私たちが求める生活へ、小さな一歩を踏み出すことができます」

夫妻に授与された大十字星メリット勲章は、国家に大きな貢献をした個人に与えられる最も権威ある勲章のひとつです。シャヒン氏とテュレジ氏は2人とも、1960年代にトルコからドイツへ来た移民の子供です。2人は大学で医学を学んだ後、ガンの免疫性、分子生物学、mRNAワクチン技術の分野で、優れた研究をしてきました。

2人が2008年に設立した製薬会社バイオンテク社は、アメリカのパートナー、ファイザー社と共同で、世界初の有効なコロナワクチンの開発をなしとげました。


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