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断崖上のスメラ修道院のミサに今年もギリシア正教総主教が出席

2011年08月16日 | 文化
8月16日 黒海岸の都市トラブゾンからほど近いスメラ修道院を訪れた方は多いと思います。私も何年か前に行きました。
標高1200メートル、切り立つ断崖にへばりつくように立つ修道院の眺めは圧巻です。

断崖にしがみつくように立つスメラ修道院 Cumhuriyet

長いことかかった修復も終り、多くの観光客を惹きつけていますが、昨年、トルコ政府はギリシア正教会に、88年ぶりにこの修道院でミサをあげることを許可しました。

イスタンブールのフェネルにあるギリシア正教会総主教座のバルトロメウ総主教は、月曜、この修道院でミサを主宰し、500人の信者が出席しました。
「今年もここでミサができて幸せです。トルコ政府に感謝します」とバルトロメウ総主教。

Hurriyet

スメラはAD386年、テオドシウス1世の治世に築かれた歴史ある修道院です。トラブゾンの街からツアーが出ています。
それにしても、ご老体の総主教さま、山道を登られるのはさぞ大変だったことでしょう。まさかきらびやかな僧衣をまとって登られたのではないでしょうね。きっといまは山道も、私が行った頃より整備されているのでしょう。
     

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