トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコ空軍機、北イラクのPKK基地を空爆

2011年08月18日 | 国内
8月19日 PKKのハッカリでの待ち伏せ攻撃では、結局、8人の軍人と村の守衛1人が死亡しました。
同日、トルコ空軍の15機のジェット機が北イラクにあるPKKの基地の空爆を開始しました。堪忍袋の緒が切れたというところでしょうか。

写真はトルコ空軍のサイトから

PKKは北イラクのアジトを足場に、トルコ国内でテロをくり返しています。
クルド系のフラト・ニュースは、トルコ空軍機は、PKKのリーダーが潜伏しているといわれるイラン=イラク国境のカンディリ山を目標にしていると報じています。

爆撃について、トルコ政府はまだ正式の発表はしていませんが、この空爆は昨夏以来の越境攻撃になりました。
強硬な応酬に出たイスメット・ユルマズ防衛相は「彼らが受ける報復はさらに激しくなるだろう」と言っています。

エルドアン首相は今週初め、「トルコは限界に来ている。ラマザンが明けたらPKKに対する攻撃を強化する」と言っていましたが、ハッカリでのPKKのテロ攻撃で、今度の空爆となったのでしょう。


「ときどきダイアリー」へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またしても東南部ハッカリで、兵士7人がPKKの犠牲に

2011年08月18日 | 国内
8月18日 もう書くのもイヤになります。性懲りもないPKK。
水曜朝、東部ハッカリ県チュクルジャ地区で、PKKのメンバーと思われる集団の待ち伏せ攻撃によって、1人の少佐と6人の兵士が死亡し、11人が負傷しましたました。

ハッカリで作戦を展開するトルコ軍 Hurriyet

PKKはわれわれの忍耐力を試しているのだろう。トルコ軍はあくまで法と民主主義を守りながら彼らを敗退せしめる」とイスメット・ユルマズ防衛相は言っています。

非合法テロ組織PKK(クルド労働者党)は一方的な6か月の休戦を終え、6月12日の総選挙後からまた動き出しました。
このテロ活動を彼らは「積極的防衛」と自称しています。彼らはこのテロを自衛のための戦いとしているのです。


   トルコ政府、対PKK作戦強化のため軍トップを召集

相次ぐPKKのテロ攻撃に、エルドアン首相は火曜、参謀長ネジュデット・オゼル将軍以下、司令官たちを首相官邸に集めました。

エルドアン首相(中央)、ユルマズ防衛相(右端) Hurriyet

トルコ政府は、北イラクにあるPKK の基地の空爆も含めて、PKKに対する政治的・軍事的手段を強化するようです。
エルドアン首相はラマザン明けに、PKKに対してより強硬なスタンスをとることを示唆しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする