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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「オリーブの枝作戦で難民の帰国が加速する」アンテプ市長

2018年01月29日 | 国際
1月31日 現在、シリアでトルコ軍が行っている作戦で、トルコにいるシリア難民の帰国がスピードアップするかもしれないと、ガジアンテプのファトゥマ・シャヒン市長が言いました。シリアと国境を接するガジアンテプ県には、大勢のシリア人が逃げ込んでいます。

 Hurriyet
Hurriyet紙の記者(左)のインタビューを受けるシャヒン・ガジアンテプ市長


「“ユーフラテスの作戦”が始まったとき、あの地域が安全になるやいなや、人々は故郷に帰りはじめました」とガジアンテプ市長がYurriyet紙の記者に語りました。「いま、私たちはアフリンに大きな希望を持っています。ジャラブルスやアルバブの場合でも、多くのシリア人が故国に帰っていきました」

ガジアンテプは難民をどのように扱っているのか
「ガジアンテプの人口は200万ですが、50万人のシリア人がいます。最初、私たちは緊急行動計画を立てましたが、シリアが短期間に安定を取り戻すことはないと認識して、中長期的計画に変更しました。私たちは市にひとつの部署を設けました。全国でも初めてだと思います。

そして、私たちは、シリア人各家庭の構成や、必要なもの、教育レベル、職業などについて調査しました。この調査で18歳以下の子供が10万人もいることがわかりました。子供たちをほっておいたら、失われた世代になり、テロリスト組織に徴集されるかもしれません。私が市長になって、3000人の子供が就学しました」

「ツーリストにとって、ガジアンテプの魅力は?
私たちはいまこそガジアンテプを訪れるべきときだと言っています。ガジアンテプはローマ時代からオスマン時代までの、5つの大文明の故郷です。ガジアンテプは歴史の都です。500種類ものさまざまな料理があり、すばらしいグルメ・ツアーが楽しめます。昨年は100万人のツーリストが訪れました。動物園には350万人が訪れています」


国際警察からレッド・ノーティスが出ているIS容疑者逮捕

内務省の声明によると、トルコ当局は、イスラム国(ISIL)関連容疑で国際警察機構からレッド・ノーティスの出ている容疑者27人の1人、デミル・タシャルを捕えたということです。(レッド・ノーティスとは、国際刑事警察機構が加盟国の申請によって発行する通知です)

 Hurriyet

内務省のブルー・リストに載っている、懸賞金付きの容疑者タシャルは、トルコ当局が1週間におよぶ全国的な作戦で“無効にした”28人のテロ関連容疑者の1人だと、声明は言っています。内務省によると、容疑者の1人は死亡し、2人は捕らえられ、6人は自首したそうです。トルコ当局は戦闘員を殺傷または捕らえたことを“無効にした”ということばで表わしています。

内務省はテロリストたちを、赤(最も重要な容疑者)からブルー、グリーン、オレンジ、グレイの5色に分類してランクづけしています。タシャルは他の19人とともにリストに載っていました。19人の中の6人は女、2人は外国籍で、彼らは自爆テロを計画していました。このリストは81都市の警察署に送られていたそうです。

彼らの中の3人は親族と思われます。1月22日から29日まで、治安要員によって行われた空陸の作戦で、クルド労働者党(PKK)に助力または扇動したとして450人が、イスラム国(IS)関連容疑で59人が、フェトフラー・テロリスト組織(FETO)関連容疑で623人が逮捕されました。

また、シリア・アフリンのトルコの作戦に関して、ソシアルメディアで“テロリストの宣伝”をしたとして、これまでに311人の容疑者が逮捕されました。


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[ヘカトムヌスの冠がトルコに返還された」文化相

2018年01月29日 | 文化
1月30日 2008年、エーゲ海地方の町ミラスのヘカトムヌスの墓室から盗まれ、その後スコットランドに密輸されていた黄金の冠が、トルコに返ってきたと、ヌマン・クルトゥルムシュ文化観光相が言いました。

 Hurriyet

黄金の冠は、文化観光省の文化遺産・博物館局のヤルチン・カルト局長が自分で運んできました。冠はアンカラのアナトリア文明博物館に展示されると、クルトゥルムシュ文化相がHurriyet氏に語りました。「私たちは探偵のように冠を追いかけました。ひとつの美術品を見つけ、持ち帰るまでには、6,7年かかります。まず書類を出し、それから科学的事実を提出します。それでじゅうぶんでなければ、その国の法律に沿って要請書を提出します。現在、まだ約55点の流出した美術品が故国に帰るのを待っています」

「私たちがエジンバラで見つけた黄金の冠はカリア期のものです。私たちはわが国の2400年の歴史を持った美術品を持ち帰りました。これを持ち帰るためには、大変な奮闘努力がありました」

ボドゥルムにあるモウソルスの父親ヘカトムヌスの墓室「ハルカリナソスの霊廟」は“世界七不思議”のひとつになっていますが、2008年に盗掘されました。盗まれた黄金の冠はBC4世紀のものですが、2年後、スコットランドで発見されました。


トルコ軍はアフリンでテロリスト550人を“無効にいした”

シリア・アフリンの「オリーブの枝作戦」が始まってから、YPG(クルド人民防衛隊)とISIL(イスラム国)の戦闘員550人が“無効にされた”と、1月28日、トルコ軍が発表しました。トルコ軍は戦闘員を殺傷または捕虜にしたことを言うのに、“無効にした”ということばを使っています。

Hurriyet

トルコ参謀本部が出した声明による 軍は1月28日だけで、YPGとISの戦闘員73人を“無効にした”そうです。トルコのジェット機13機が、YPGとISが使っている武器庫、シェルター、弾薬庫など20のターゲットを破壊した後、無事帰還したと、声明は言っています。

戦闘でトルコ兵2人が負傷しましたが、生命の危険はありません。声明によると、自由シリア軍も1人が死亡、4人が負傷しています。「オリーブの枝作戦は計画通り、うまく進行している。軍の作戦で市民が傷つくことのないよう最大の注意を払っている」と、軍は力説しています。

ブルサヤ山でドラグが押収された
1月28日、トルコ軍はシリア北部のブルサヤ山を占領し、大量のドラグの丸薬を押収しました。ドラグは、トルコ軍と自由シリア軍が山の頂上のテロリストのシェルターを捜索中に発見しました。


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アフリンからまたロケット弾がトルコのキリスに。2人負傷

2018年01月29日 | 国際
1月29日 27日、YPG(人民防衛隊)がシリア・アフリンから発射したと思われるロケット弾が、またトルコのキリス県にヒットしました。

 Hurriyet

ロケット弾は午後3時頃、市の中心の7アラルク町の5階建ての建物の屋根に命中したと、アナドル通信が報じました。この事件で2人が負傷しました。救急車と治安部隊が現場に送られ、負傷者はキリス国立病院へ運ばれました。

トルコは1月20日、シリアのYPGに対して「オリーブの枝作戦」を開始し、シリアのマンビジへ軍を進めると言っています。マンビジにはYPGとアメリカ軍がいます。

この作戦の目的は、トルコ国境沿いおよびこの地域に、安全と平穏を確立して、シリア人を守ることにあると、とるこg参謀長は言っています。


「アメリカはもうYPGに武器を与えないだろう」カルン補佐官

アナドル通信によると、アメリカのレイモンド・マクマスター安全保障顧問が、1月26日夕刻、トルコのイブラヒム・カルン大統領府補佐官との電話で、アメリカはもうシリアのYPG(クルド人民防衛隊)に武器を与えないと言ったということです。

Hurriyet

1月27日の大統領府の声明によると、マクマスター顧問はカルン補佐官との電話会談で、トルコの合法的な安全保障の懸念に対する配慮を強調したそうです。両国はシリアに関する誤解を防ぐために、緊密な調整を行うことで合意したと、声明は言っています。

また、トルコとアメリカは、NATO同盟国として、相互の利害と敬意をベースにして、あらゆるレベルで関係を発展させることの重要性が強調されました。


エーゲ海の小島をめぐって、トルコがギリシャに警告

トルコ内務省によると、1月28日、トルコの沿岸警備隊は、ギリシャ防衛省の船が問題のエーゲ海の2つの小島に近づくのを阻止しました。

 Hurriyet

沿岸警備隊はカルダク島(イミア島)に向かっていたギリシャの攻撃用舟艇に警告しました、ギリシャの船は1996年にカルダク島で死んだ3人の兵士に花輪を捧げに行くところでした。警告後、ギリシャの船はトルコ領海を去り、その後、問題はなかったと、軍は言っています。

トルコのシュレイマン・ソイル内相は声明で、「沿岸警備隊は必要なことをした」と言いました。トルコ参謀総長も声明文を出し、ギリシャ海軍の艦船と沿岸警備隊の船が、午前11時半、2島に向かったと言いました。彼らの島への接近は、トルコ海軍と沿岸警備隊によって阻止されたと、軍は言っています。

トルコ軍は国際法と条約に基づいて、国家の権利と利権を断固として守ると、声明文は言っています。この何週間か、問題の島の周辺で、両国海軍の艦船の間の軋轢が報じられています。1月27日、トルコの沿岸警備の船が、ギリシャの戦艦が問題の島に近づくのを阻止しました。警告後、1時間半の膠着状態の後、ギリシャの船はカリムノス島へ向かいました。

トルコ語でカルダク島、ギリシャ語でイミア島と呼ばれる2つの島は、ギリシャのドデカネス諸島とトルコ本土の間に位置する無人島です。このエーゲ海の無人島について、トルコとギリシャの間で何十年間も論争がつづき、1996年には武力紛争になりました。両国は2つの島に海兵隊を送りましたが、アメリカの外交的プレッシャーによって、両国は軍を引きました。


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