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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

山中で遭難したハイカーたちが救出された

2018年01月08日 | 国内
1月9日 準軍事情報源によると、8日朝、トルコ北西部の山ウルダーのスキー場近くで遭難したハイカー3人が救助されました。

Hurriyet

ヒュセイン・カラルさん、ジェンギス・コヌクさん、アブドゥラ・タネルさんは、1月7日午後、ハイキングをしていて、スキー場から5キロのバカジャク監視塔近くで遭難しました。厳寒の中で一夜を過ごした3人は、シェルターをつくって雪をよけ、火を焚いて、生きのびました。憲兵隊の捜索・救助チーム、災害・緊急管理局(AFAD)と地元ニリュフェル捜索・救助チームは、悪天候のため、遭難場所に近づけませんでした。救助された3人は近くの病院に運ばれました。


2017年、トルコとの合併や共同経営を求める外国企業が増えた

トルコとの企業合併や事業引き継ぎ、合弁事業などへの外国の投資が、2017年、増加傾向にあったと、「トルコ競争委員会」のオメル・トルラク委員長が言いました。

 Hurriyet

「いま、外国資本がトルコに関心を寄せているのは、わが国の経済が信用されていることを示すものです」とトルラク委員長は、1月5日の記者会見で語りました。「トルコ競争委員会」は昨年行われた184件の企業取引を分析し、その中の少なくとも137件は、外国企業との取引だったと言いました。「トルコ経済への外国への関心は2018年もつづくでしょう。合併や引き継ぎの申し込みに加え、第3四半期には11.1%の成長率が考えられます」と、トルラク委員長は予測しています。

外国企業は、とくに卸売と小売り貿易、燃料分配装置、保管・輸送活動に関心を持っていると、トルラク委員長は言っています。「オランダ、ルクセンブルグ、日本、アメリカ、ドイツ、オーストリア、アラブ首長国連邦、フランス、ベルギー、イギリス、フィリピンからの申し込みが来ています」


ハランの歴史的な家々が観光資源に

南東部シャンルウルファ県ハラン地区の歴史的な建物が復活しつつあります。世界最古の居住地のひとつと考えられるハランは、BC6000年以来、さまざまな文明の故郷であり、またアッシリアとウマイヤ朝の首都でもありました。

 Hurriyet

この2年間、多くの組織が関与している都市計画プロジェクトの一環として、ハランの歴史的建物はオリジナルな姿にもどり、観光に役立とうとしています。円錐形の屋根を持った四角い建物は、ハランのウル・モスクや、その隣のメドレッセ(イスラム学校)と共通しています。シャンルウルファ市のメフメト・エミン・オズチュナル次長は、ハランの多くの建物は、ハラン観光の魅力の中心になっていると言っています。シャンルウルファ市はハラン大学考古学部が行ってる発掘も支援しているそうです。

「シャンルウルファには長い歴史があります。アナトリアの人類の歴史は1万2000年昔、ギョベクリテペで始まりました。最初に定住した農民たちは、ハランの低地に住んでいました。市の中心には、19の文明の廃墟があります。これらの廃墟がこの都市の重要性を示しています」とオズチュナル氏は言いました。

「ハラン家屋保存促進協会」のアフメト・オズヤウズ会長は、円錐形の屋根の家々の修復はまもなく始まると言いました。「ハランの家々の建築は世界でも珍しいものです。これらの家は四季を通じて住みやすく、快適に暮らせます。これらの家々を守り、ツーリストが人々の生活を見られるようにすることが大切だと思います」

・・・私がハランに行ったのは1980年代でしたが、円錐屋根の家々はこんなにきれいではありませんでした。ハランはやがて、南イタリアのアルベロベッロのようになるのでしょうか。


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今年もギリシャ正教徒がトルコでクリスマスを祝った

2018年01月08日 | 文化
1月8日 6日、イスタンブルのフェネル・ギリシャ正教総主教座が、クリスマス・イヴのミサを行いました。

 Hurriyet

ギリシャのイオアニス・アマナティディス副外相とペトロス・マヴロイディス駐トルコ・ギリシャ大使も、ミサに列席しました。ミサの模様はアテネのERT局がライブ中継しました。

ミサの後、儀式は金角湾のフェネルの船着き場に場所を移しました。総主教が大きな十字架を海中に投じると、待ちかまえていたギリシャ人たちが十字架をめがけて泳ぎ、競って十字架を拾い上げます。これは毎年1月6日に行われる、ギリシャ正教の伝統行事で、十字架をゲットした者は今年の英雄となり、総主教さまから金の十字架が贈られます。

多くの正教会は、現行の暦とは異なる暦によって、1月6日にクリスマス・イヴを祝い、クリスマスは12月25日でなく、1月7日に祝います。ロシア、ジョージア、アルメニアなど数か国も、クリスマスを1月に祝います。世界中の正教会の多くは、BC45年、ジュリアス・シーザーの治世に生まれたユリウス暦を使い、1582年にローマ教皇グレゴリオス3世が導入したグレゴリオ暦(現行の太陽暦)を使いませんでした。ユリウス暦は13日遅れです。

コプト教会のミサは厳戒態勢で行われた
エジプトでは、コプト教会の教皇タワドロス2世が、1月6日、エジプトの新しい首都の大聖堂で、真夜中のミサを行いました。ミサには、アブデル・ファッタフ・アルシシ大統領も出席しました。ミサは新築の大聖堂で、厳戒態勢の中で行われました。シシ大統領が大聖堂に現れると、礼拝者たちは歓呼で迎えました。

ミサの数日前に、コプト教の教会と、キリスト教徒が所有する商店がテロ攻撃を受け、10人以上が死亡しています。エジプトの少数派であるキリスト教徒は、最近、イスラム国(ISIL)などの標的にされています。


イスタンブルのブルガリア教会が修復を終えて再開

1月7日、エルドアン大統領が、120年の歴史ある、イスタンブルのブルガリア教会の再開を発表しました。

 Hurriyet

「この教会の再開は、私にとって、国際社会への重要なメッセージとなります。イスタンブルはふたたび、異なる宗教と文化が平和に共存する都市であることを、世界に示しました」と、エルドアン大統領は、ユルドゥルム首相と、ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相のスピーチにつづいて言いました。

「すべての人々が自由に礼拝できるようにすることは国家の責任です。トルコは過去15年間、5000以上の文化遺産の修復を支援してきました」と、エルドアン大統領は語りました。ブルガリアのボリソフ首相は、2018年にはトルコとEUの関係を正常化する努力が必要だと言いました。ブルガリアは1月1日、EU委員会の、6か月輪番制の議長国を引き継ぎました。

聖ステファン教会として知られるブルガリア教会は、イスタンブルの金角湾のほとりの、歴史あるバラト地区にあります。19世紀に建てられた最初の木造の教会は焼失し、1898年、鋳鉄で再建されました。ユルドゥルム首相は再開式のスピーチで、教会の再開は“トルコの寛容性”を表わすものだと力説しました。

1600リラ(400万ドル)かかった修復費の多くは、イスタンブル市が負担しました。ブルガリア政府はこのプロジェクトに100万リラ(25万3000ドル)助力しました。ブルガリア政府はその交換として、トルコ系ムスリムが多く住むプロヴディフ市のジュマ(金曜)モスクの修復を許可しました。

・・・夕暮れどき、金角湾をクルーズすると、夕日を浴びたこの教会が、たとえようもなく美しく眺められます。ボスフォラスとブルガリア教会は、イスタンブルの美しい眺め10選に入れてもよいかと思います。


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