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「ルーミはアナトリアの平和の建設者」コンヤ県知事

2017年12月10日 | 国内
12月11日 スーフィーの神秘家でイスラム学者のメヴラーナ・ジャラルッディン・アルルーミは、アナトリアの何百年もつづいた平和と安寧の“建設者”の1人だったと、コンヤ県知事が、言いました。

 Hurriyet

「歴史を通じて、アナトリアが平和であり、文明の揺籃であったのは、メヴラーナのような精神的建設者が大きな役割を果たしたからこそです」と、知事は、13世紀の哲学者メヴラーナを記念する式典の初日に言いました。

没後744周年に、メヴラーナが埋葬されたコンヤで、「セビ・アルス」すなわち「信者たちの再開」として知られる記念式典が行われました。今年の式典は「兄弟愛の時」というテーマを中心に、12月7日から17日まで行われます。イベントはシャムス・タブリジの墓参りと「兄弟愛の行進」で始まり、「メヴラーナ旋回デルヴィシュ(修行僧)ホール」での「セマ」の式と伝統的な集団礼拝へとつづきます。

「私たちの中にある差異こそが私たちの豊かさだと思います。その差異を超えて、私たちは全世界に“いまこそ兄弟愛の時だ”と呼びかけるのです」と知事は言いました。イベントの一部として、第4回国際メヴラーナ・シンポジウムが、12月8日、コンヤのセルチュク大学で行われました。

公正発展党(AKP)のエムルラー・ウシュレル議員は、「ムスリム世界におけるメヴラーナと兄弟愛」と題したシンポジウムで、メヴラーナのステータスは模範であると力説しました。「メヴラーナのような人物は、私たちの行くべき道を示し、私たちが直面している問題解決の力となってくれる」とウシュレル議員は言っています。

10日間の式典中には、国際的なシンポジウムや展覧会、研究会、オーディション、会合、メヴラーナの映画上映など1300のプログラムが開催されます。セビス・アルス式典中には、音楽とともにルールにのっとって行われる“旋回”もあります。また、デルヴィシュの衣装も展示され、見ることができます。

ルーミと信徒との再会の夜を記念する祝典の最後の日には、トルコ内外からアーティストや科学者、ルーミを愛する人々が出席するでしょう。
 

エルドアン大統領とマクロン大統領がエルサレム危機で協力を合意

エルドアン大統領とフランスのマクロン大統領が、12月9日、エルサレム危機に関して、緊密に協力することで合意したと、大統領府の情報源が言いました。

 Hurriyet

両大統領は電話で、エルサレムをイスラエルの首都と認めるアメリカの動きに対する懸念を語り合いました。エルドアン大統領はエルサレムのステータスを守ることは全人類の義務だと言ったと、情報源は(メディアへの話が制約されているため)匿名で言いました。

エルドアン大統領はEU諸国の立場の重要性を語り、誤った行動は、イスラエルを含む中東に悪い影響を及ぼすかもしれないと言いました。両大統領は決定を再考するようアメリカを説得する努力をつづけることで合意しました。

12月6日、トランプ大統領は、アメリカはエルサレムをイスラエルの首都と認めると発表し、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すと言いました。エルドアン大統領は、また、カザフスタン、アゼルバイジャン、レバノンの各大統領とも、エルサレムについて話したと、情報源は言っています。独立したパレスチナ国家が、1967年の国境を維持し、東エルサレムを首都とすることによってのみ、中東の平和と安定は確保されると、エルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領は、12月13日にイスタンブルで行われるイスラム協力機構(OIC)の臨時サミットに触れ、ムスリムとユダヤ人とキリスト教徒の聖都であるエルサレムに対するイスラム世界の団結を示す重要なフォーラムとなるだろうと言いました。

アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領も声明を出し、アメリカの決定は“誤りであり、国際法に反する”と言っています。


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