トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

エルドアンとオバマ、イラン、シリア、PKK問題で手を握る

2012年03月26日 | 国際
3月26日 エルドアン首相とアメリカのオバマ大統領が、ソウルでの核セキュリティ・サミットの前に、シリアとイラン問題について討論し、シリアの反体制派の援助に関して共通の立場を確認しあいました。

 Hurriyet

両首脳は4月1日、イスタンブールで行なわれる「シリアの友」グループの会合で、シリアの反体制派に通信機器や薬品などの援助物資を提供することで合意したということです。

エルドアン首相とオバマ大統領は90分の会談の後、共同記者会見を開きました。
オバマ大統領は、シリアの動向が会談の主要な話題だったと言い、アンカラとワシントンはシリアの危機に対してともに努力をつづると語りました。
「非常に実りある会談だった」とエルドアン首相は言いました。「シリアの状況に対して、われわれが同意見であることは喜ばしい」

オバマ大統領は,反体制派が武装を強化すれば、さらに市民の血を流すことになるから賛成できないと語りました。
エルドアン首相は17000人がシリアからトルコに逃げ込んできたこと、すでに9000人以上が衝突で死んでいることを話しました。「人道上の危機に、わが国は傍観者ではいられない」

 Hurriyet

テロリスト集団PKKとシリアのアルアサド体制との関係が復活してきていると、エルドアン首相はソウルへの途上、語っています。「アサドはPKKを庇護しはじめた」
「アルアサドはロシア、中国、イランの支援で生き延びている。彼は時間を稼いでいるのだろうが、反体制派がさらに力を増せば、アサドはすばやく退去するだろう」と、エルドアン首相は言っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする