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トルコ政府、シリア在住トルコ人の帰国を強く勧告

2012年03月20日 | 国際
3月20日 トルコ政府は16日、何千人かのシリア在住トルコ人の帰国を“強く”勧告し、荒れるシリアからトルコ大使を召還することを考慮していると発表しました。

Sabah Cumhuriyet
      ダヴトオール外相

「シリアの現状から見て、わが国民の安全が不安です」とダヴトオール外相は語り、「シリア在住のトルコ国籍者は帰国するよう強く勧告する」という声明を出しました。
エルドアン首相もトルコ大使の召還を考えていると記者団に語りました。

22日にはダマスカスの大使館の業務を停止するが、シリア第2の都市アレッポーの領事館はしばらく閉鎖しないという外相の話です。

国連の推定によると、1年前の暴動の勃発以来、アサド大統領の弾圧によって8000人が命を落としているそうです。
トルコに入国してくるシリア難民はその数を増し、いまやシリア軍の離脱者も逃げ込んできています。
トルコに逃げ込んだシリア難民は1万5000人、昨日も250人が入国しました。


   ヨーロッパの魚市場をトルコが席巻
この10年間で、トルコは魚の輸出量を3倍にしました。
いま、ヨーロッパで売られているブリーム(コイ科の淡水魚)やバスの4分の1はトルコから来たものだそうです。(ブリームもバスも日本ではなじみありませんが、お魚の名前です。)

 Sabah

食糧・農業省の政策によって、2002年~2011年の10年間で、トルコの漁業は264%成長し、4億4800万ドルに達しました。
食糧・農業省によると、トルコはヨーロッパのブリームとバスの市場の25%を獲得しただけでなく、マスの生産でもヨーロッパ1になったそうです。

2003年から食糧・漁業省は養殖漁業の援助を始め、昨年は1億8100万リラの資金が提供されました。過去10年間で、漁業支援のために総額7億3700万リラが提供され、漁業生産は飛躍的に成長しました。

2002年には61,165トンだった生産量は、2011年にはほぼ202%増し、185,000トンに達しました。
トルコの漁業輸出の80%はEU諸国です。


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