夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『大海賊 -復讐のカリブ海- 』

2015-06-22 13:05:31 | 宝塚観劇つれづれ

仙台公演を観てきました。
ふっふっふ3列目センターです

みっちゃん、トップ就任おめでとう
諦めていた時期もあったので、すごく嬉しい

写真はプログラムと仙台会場オリジナルチケット


以下、ネタバレ有り有りで好き勝手に書いていますので、これからご観劇の方はご注意くださいませm(__)m

‥‥‥‥

『大海賊』はかなりストレスの溜まるストーリーだったのでした
14年前に初演を観たときは、そういう感想は抱かなかったのにね…

確かに、役が多くて見せ場がたくさん作れる作品ではありますが‥‥

誰も幸せになりません
人がたくさんたくさん死にます
何よりも、海賊の略奪行為の正当化とか、海賊として生きる意味を何回か喋らせているのだけれど、それ、説得力ないんですけれど
むしろ悪役チームの生きざまの方が、主義が一貫していて悪いなりに清々しさを感じてしまったのでした。(←ヴィジュアルに落ちたせいかも)

でも、これはワタクシの全く個人的な感想なので、これからご覧になる方は、ご自身のハートで感じてくださいませ。

ストーリーについては生徒さんに責任はないので、これ以上言うのは止めます


みっちゃんは両親を殺され、仇を討つため海賊になった元貴族のエミリオ。
子供時代が予想外に似合っていました
オリジナルキャストが紫吹淳さんなので、ダンスシーンが多いのですが、しっかり踊っていました
殺陣の迫力がすごかったです。特に、VSまさこさん。喧嘩の迫力もすごい。VS礼真琴くん。
みっちゃんの歌は言うことありませんみっちゃんの歌声はやわらかく、どんなに叫び系になっても耳に突き刺さらないのが好きです

その上をゆく歌声の持ち主が礼真琴くん。
あきれるほどに上手い
エミリオより本当は年上であろう、海賊のキッド。
少なくとも同年代には見えました
精悍で熱くて、でも爽やかさもあり、でした。
少年役のイメージが強かったけれど、ちゃんと大人の男もやれますね

歌が上手いといえば、夏樹れいくんも上手かったです。
街の男役でソロを歌っていたのが印象に残りました
海賊としては、大人チームの拝み屋。
本公演ではこんなに台詞はもらえないので、しっかり観てました
これが全ツの醍醐味ですね~。


その他にも、歌の上手いメンバーが“海賊組”にまわり、“詐欺師組”は悪戦苦闘かと思いきや、あちらはあちらで、質の高いエンターテイメントに仕上がっていて、星組の層の厚さ、宝塚の生徒の実力を改めて見せつけられたのでした。

海賊では、天寿光希くんも大人チームで、貫禄の髭面。
壱城あずさくんは、海賊ではみっちゃんの次に上級生なのに、フットワークが軽い(オリジナルキャストは、きりやん)加えて、アドリブ担当
エミリオとエレーヌの逢瀬をじゃましないように、牛タンと笹かまを食べてくるそうです


悪役チームが見ごたえありました。
どうしてもフレデリック役の十碧れいやちゃんに目がいくのね(オリジナルキャストはゆうひさん)
今回もブロンドの長髪。
たくさん活躍していました。
まさこさんの存在感はさすが
目をむいて死んでました。
もうひとりの悪役の麻央侑希くんもおいしい役

この3人は登場シーンが、「キッチュ」に似たリズムの曲で、かなりかっこよく、あのヴィジュアルで同情のかけらもない極悪非道な振る舞いをみせるから、目を奪われます


ヒロインのエレーヌが妃海風ちゃん。
ちょっと困ったようなメイク顔が可愛いです
みっちゃんと身長差もあり、エミリオを慕うエレーヌがいじらしかったです
お試しなしでのコンビ誕生でしたが、なかなか似合っているのでは 11学年差ですね。

エミリオとエレーヌって、お互い一瞬で恋に落ちたのかしら とか…
いくら気にそまない結婚を強いられているとはいえ、エレーヌは初対面の海賊が怖くないくらいに、人生を棄てていたのかしらとか…
突っ込みどころは、多々ありますが カリブ海のおとぎ話 ということで。

娘役さんでは、女海賊アンの、音波みのりちゃんが、やはり上手かったです。


誰も幸せにならない話 と上に書きました。
それなのに、お披露目に二度も使われるとは
せめて、幸せに結ばれるカップルが一組あったら(キッドとアンとか)、また印象が違うのかも知れないと思ったのでした。
コメント
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