梅田では『エリザベート スペシャルガラコンサート』でまだまだ盛り上がっているのでしょうが、私の観劇は終わってしまいました。
と、同時に、5月9日の帝劇から始まった今年の『エリザベート』観劇に幕が降ろされました。
一路トート閣下で締めくくる事が出来て、今はとても清々しい気持ちです
今年の初めから、OGのガラコンの話は耳に入っていましたが、前回の '06年が星組と宙組が中心だったので、まさか初演雪組のメンバーが揃うとはまるで予想していませんでした。
公式発表が6月28日。
この日はマチソワで宙組を観劇する予定で、東京宝塚劇場にいたのですが、そこで出演者の載ったチラシを手に入れて、それこそ狂喜乱舞したのでした。
「残り少ない宙組公演を大切に大切に観なければ」と劇場に来たのに、しばし意識がガラコンに持っていかれました…
因みに、初めて『銀英伝@…』のチラシを手にしたのもその日です
でも、気持ちを切り替えて、『華やかなりし日々/Cry Max』はしっかり観ましたよ
では梅田で感じたことを…
高嶺フランツ陛下。
シシィを愛しているのだなぁ
「急すぎるね?」(「嵐もこわくはない」の歌詞)とシシィに問いかけるフランツの初々しさと誠実さが、まず胸にきます。
「感情を押さえるのが皇帝義務」ですが、「君を失うくらいなら信念を」しっかり破っていました
シシィをたしなめたり、シシィから拒絶されたりしたときの表情が、とても悲しそうで胸が痛くなりました。
トートと対決する最終答弁の迫力は、ふたりとも凄かったです
轟ルキーニ。
自分の全ての行動は、トート閣下のためにという姿勢がとても明確なルキーニです。
視線の先に、必ずトート閣下がいます。
ボーダーの衣装もお似合いですが、首に直接巻いたネクタイに白エプロンのカフェの衣装だとすごく色っぽい下級生には絶対に出せない男の色気があります。
朝海ルドルフ。
一路トートとの声の相性が、とても良かったです。
それと歩き方がものすごく綺麗。
ルドルフとしてもそうですが、最後にラインナップのために上手から歩いてくるその姿の美しいこと
花總シシィ。
少女時代の歌は、ちゃんと声を変えて歌っています
自由を求めながらも、最後まで“皇后であることの呪縛”から逃れられない、健気なシシィ。
「陛下には頼めない」とルドルフに通告したときは、本当はそうは言いたくなかったのではないか?でも、ルドルフは自分に似た息子だから、自分でなんとか道を切り開くのではないか?とルドルフを信頼して苦渋の決断をしたのではないか?
そんなシシィでした。
トートを主役に据えた宝塚版の『エリザベート』にふさわしいシシィだと思いました。
まだ書きたいことはたくさん残っているのですが、とりあえず、ここまで