夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

【LIVE中継】月組『フリューゲル』

2023-09-29 22:15:56 | ライブビューイング・配信
トップコンビの卒業が発表されましたね・・・

97期の海乃美月さんは、娘役としては充分にやりきったとおもうし、99期の美園さくらさんの後任に上級生のうみちゃんが決まったときは、努力の道すじが評価されたのだととても嬉しかったです。

そして、れいこさん(月城かなとさん)。
まだ卒業には早くない?というのが正直な気持ち。
本公演5作で卒業、と就任時からご自分で決めていたみたいですね。
それでも、あと本公演1~2作、うみちゃんと全くタイプの違う娘役さんと組んだ作品を見たかったです。
現在、研15。
後任が同じ95期だとしても、れいこさんの任期が少し延びても、ぎりぎり待っていられる学年。
(100期のおだちんが次期ではなくて、誰かをはさむのでは?その場合、来年研19のちなつさんの可能性は低いと思っています。劇団での現在の一推し✴️❤️はちなつさんなのだけれどね)
あくまでも辺境人間の私見なので、突っ込まないでください m(_ _)m

  ~~~~~~~~~~

9月24日(日) 快晴☀️✨
13時公演(大劇場千秋楽)


🈷️『フリューゲル -君がくれた翼-』
作・演出 斎藤吉正

ヨシマサ先生の大劇場作品は、大体は好きなのですが今作はどうでしょう?

結論から言うと、かなり楽しめました、というか、刺さりました💘
夢奈瑠音さんが「♪歓喜の歌」を歌い始めた瞬間、うるっときましたもの🥹

1988年秋の東ベルリンを主な舞台にして、回想シーンなどを盛り込みながら、1989年のベルリンの壁の崩壊までを描いています。
主義主張の違い、ある日を境に180度変わってしまう思想、信じていたものに裏切られる衝撃、そしてボタンの掛け違い……
89年のベルリンでなくても、身近なところに、形と大きさを変えて、そういうことはたくさんあるのだと思います。

ご都合主義的な部分もありましたが、そこはスルーして🤫

☆ヨナス(月城かなとさん)
東ベルリンの軍人でナディアのコンサートの責任者となる。
生真面目で堅物に見えるけれども、実は思考に柔軟性があるヨナスは、最初は魅力のある人物には見えませんでした。
フリューゲルの歌を聴いてナディアに心を開いていってからがヨナスの、そしてれいこさんの大きさを感じました。

☆ナディア(海乃美月さん)
西ベルリンの世界的歌姫。
ステージのシーンのうみちゃんがなんだかとても綺麗で……すでに退団オーラが出ていたのでしょうか?
ヨナスと心を通わせてからの台詞の言い方が、とてもナチュラルに感じました。
にしても、あの衣装はなんとかならないものかと💢
「世界のファッションリーダー」って言わせているのに、特にあの色づかいはないでしょ❗️と思ってしまう。
衣装担当は?と調べたら、(私は)お名前を聞いたことがない方でした。

☆ヘルムート(鳳月 杏さん)
東ベルリンの国家保安省の軍人。
ヘルムートに旧守派を代表させています。
軍服姿が超絶かっこいい❤
付け入る隙がなく、人としての「遊び」の部分すらないような人物。
大好きなちなつさんなのに、ヘルムートのどこにも感情移入できないままでしたが・・・それもまた良し💓
壁が崩壊し最後に膝をついて・・・の表情をずっと見ていたかった。(ライビュだとすぐに映像が切り替わる😢)

☆ルイス(風間柚乃さん)
ナディアのマネージャーとして東ベルリンにやってきた人物ですが、実は……
NATOの制服姿がとても決まっていました❗️
サーシャを西に亡命させるのに一役買うのですが(このあたりの脚本がご都合主義かも?)、おだちんの芝居のうまさで、ああ、そうなのね😃と納得してしまう。
前回の『応天の門』では策士で目ヂカラが印象的だったのですが、今回はナチュラルな表情が見れました。

☆ミク(彩みちるさん)
西ベルリンに潜入している東側のスパイ。
ヨナスと繋がりもいまいち不明で、ストーリー上の立ち位置も曖昧?
ただ、作劇上、必要な役だということはわかります。
コードネーム?ちるちるみちる、可愛かったです😃
が、誰かとがっつり芝居するという場面もなくて・・・個人的にはちょっと残念でした。

☆フランツ(夢奈瑠音さん)
教会の神父で、自由を求める学生たちを応援している。
上述のとおり、フランツの「歓喜の歌」の第一声がきっかけとなって、歌の輪が広がっていく演出は良かったです。

ヨナスのお母さんエミリアの白雪さち花さんは、順当な配役でしたが、認知症っぽい印象にしてしまったのがなんか不自然で・・・
エミリアを保護するニコラは、蓮 つかささんの最後の役となりましたが、役としてはれんこんの持ち味に合っていたとは思いますが、最後は真ん中付近でストーリーの動きにもっと係わる役を見たかったかな〜

とはいうものの、この物語の主役はヨナスでもナディアでもなく「時代の流れ」だと思います。
流れに乗れる人、乗りたい人、乗るのを拒む人。拒まざるをえない人。

'89年のベルリンの壁の崩壊のニュースについてはリアルタイムで知って、「ちょうどフランス革命の200年後だ・・・ここでまた世界が変わる?」と何か運命的なものを感じた頃のことを、うっすらと思い出した作品でした。


コメント
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