夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

春の夢

2017-02-02 09:37:25 | 小説や漫画や映画やテレビや音楽のこと。

萩尾望都先生の『ポーの一族』の新作の連載が本格的に始まりました(^-^)

昨年の夏に第一話が発表された掲載誌は売り切れて、増刷分も売り切れて、その号だけ電子版を発売したという人気の高さ!
N○Kのニュースでも取り上げられるトピックスでした。

40年ぶりの新作、というと、やはり『ベルサイユのばら』の新作episodeの数々を思い出さずにはいられませんが……
同じように作者が物語の隙間を埋めるにしても、『ベルサイユのばら』は既に完成した物語であって、新しいepisodeの執筆のために(強引あるいは無理な)後付け設定をせざるを得ないのが、苦しいところです。
『ポーの一族』の方は連載は終了しましたが、永遠を生きるバンパネラの物語ですし、回収されない伏線や謎を残したままだったので、無理なく新しい物語を挿入出来るという大きな違いがあります。
と、『ポーの一族』についてはライトな読者なのに偉そうに語ってしまってすみませんm(__)m


「春の夢」とは今回の新作のタイトル。

エドガーとアランは戦火を避けて、1940年代のイギリスの田舎に現れます。
そこで、ドイツから逃れてきたビアンカとノアという姉弟に出会います…といった人物紹介編が前回。
今回からは物語が動き出します。
ファルカという人物の登場で吸血鬼の世界が、ポーの一族だけでなく広がっていきそうなワクワクな予感がします。
(ファルカにポーの一族のことを第三者目線で語らせているので、ああ、こういった設定だったわと改めて思い出せて、猛烈に既刊の『ポーの一族』を読み返したくなりました。)
それでいてポーの村から使者がエドガーを訪ねてきたり。
第二次世界大戦中に時代を設定したのも、萩尾望都先生ならではの伏線なのでしょう。

何せライトな読者なもので…たった2ページでしたが、『ポーの一族』年表がついていて、記憶を取り戻すよすがになりました(^o^)
懐かしいね…

私に『ポーの一族』を教えて読ませてくれた友人は、ポーの復活をどう感じているのかな?
もう興味がなくなっているかな…そうではないと思いたいですけれど。



写真は掲載誌の表紙です。
エドガーとアラン。
エドガーが抱えている薔薇の花の描き込みの素晴らしさに見入ってしまいました。
コメント (2)
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