夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『ヴァンパイア・サクセション』(2)

2016-05-12 23:43:17 | 宝塚観劇つれづれ

『ヴァンパイア・サクセション』は基本、コメディ(らしい)です。
作・演出の石田センセならではの、笑いをとるための台詞やら、蘊蓄語りの台詞が随所に。
そしてテーマは「隣の芝生は青い」「捨てた方の人生もありだったかも」「人生でいつの時期が一番幸せだったか?」だそうです。
うーん、難しい(・_・;

ここからは、大きくネタバレしていますので、ご注意くださいm(__)m


ネタバレといえば……
幕開けで、すでにネタバレなのですよ~ Σ(・□・;)
この場面はやめて、アルカードとルーシーの歩みを時系列で描いてくれた方が、良かったです。
だって、アルカードの生き方がわかってしまったのですもの。


みつるくんはサザーランド博士。
人物紹介では、ES細胞研究家、狂気の科学者。
別れた妻グレンダとよりを戻すためにSNSを仕掛けるとか、ピストル自殺とか、確かに理解しがたい行動をとっていますが……
狂気の科学者に見えなくて、お芝居の中での位置づけが、今ひとつ不明なのだわ。
ES細胞の研究者として、ヴァンパイア=アルカードを捕まえたい!という欲は起きなかったのでしょうか?
つまり、役としては、うーん(-_-;)なのだけれど……
石田センセ、みつるくんを呼んでくれてありがとう(*^_^*) おかげさまで、みつるくんは全組制覇出来ました!
ついでに、フィナーレの男役群舞にも混ぜてくれたら、もっと嬉しかったです。

みつるくんはいつもの安定のみつるくんでした(^-^)v でも、さらっとアラフィフのおじさま役をこなすようになったのね……
石田センセの蘊蓄語りとも言える歌を歌ったり……グレンダと居るときは不器用ながら嬉しそうだったり……
ピストル自殺の時点ではグレンダもまだ生きているのよね……失った愛を取り戻したいならば、何故にここで死ぬの!?との疑問がふつふつと。
実験、と言っていたので、アルカードがすでにヴァンパイアではない、という証明をしたかったのかしら?
石田センセの脚本の意図が、よくわかりません(泣)

サザーランド博士の元妻のグレンダに、美風舞良さん。政府の高官です。
別れたものの、グレンダはサザーランドにもう遺恨はなさそうです。
颯爽としたこういう役が似合いますね。

専科からはもうおひとり、京三紗さんが、マーサという施設で暮らすお婆さんの役でご出演です。
マーサは、アルカードやルーシーと交流しつつも、やがて亡くなってしまうのだけれど、永遠の命を望まないマーサの生き方が、アルカードの道を決めさせるのよね。

で、マーサの息子が出てくるのですが、誰が演っているのかしら?と思ったら、春瀬央季くん。すっごい美形なのに、わざと不細工メイクをしているので、分からなかった~。

その他、ルーシーの幼なじみの医大生の和希そらくん、民間の軍事会社のお偉いさんの美月悠くん、ルーシーの養父の病院長の松風輝くん、あたりまでが通し役です。
娘役さんに役がないですね(涙)
でも、最下級生の生徒さんまで全員、何かしらのセリフはもらっているみたいでした。よかったね ^o^


佳作か?という問いには、即座に、YES!とは言い難いのですが……(← 答弁書のような表現ですね~)あまり深く考えないで観るには良い作品だと思います。おそらく、こういう肩の凝らない作品をかけるのは、今は石田センセだけですね。
プログラムには書いてありませんが、フィナーレも付いてます。
真風くんが娘役さんたちと踊る。(ここで、うららちゃんと組みます。)→ 男役の群舞。( みつるくんは入っていない……) → 真風くんが抜けて、愛ちゃんがセンターに。 → 着替えてきた真風くんとまどかちゃんのデュエットダンス。 → 最後のラインナップへ。


真風くんは熊本のご出身です。
ご家族やお知り合いの皆さまが、大変な思いをされているのではないかしら?
気が気ではないでしょうが……立派に主演を務めています。
どうかこれ以上の被害が、出ませんように!

(終わり)


コメント (2)
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